7 【鍵の書】─精霊演戯・第二演─
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教師 オトフリート
[樹に、手を触れる。
眼を閉じる]
……刻の記憶を。
お前に、何が起きたのかを。
俺に、示せるか？
……いや……それもそれで、消耗に繋がるか……。
[どうしようもない悪循環。
募るのは、苛立ち]
少女 ベアトリーチェ
……ギュンターは居なくなってしまったんだ？
［ベアトリーチェはその辺りのことを、きちんと聞いていなかったのでした。緑の眼をまん円くして問いかけます。けれども考え込むふうなのを見ると、邪魔をしないほうがよいのかな、と思いました。］
騎士 ダーヴィッド
…待ってくれ。
［息吹の新芽を送り続ける、苗床へと声をかける。］
空も地も、まだこいつに占められたままだ。
今植えても新芽たちは枯れてしまうよ。
［少し迷って、彼に頼む。］
荒っぽくなってしまうかもしれないが、こいつを弔ってもいいかい？
小説家 ブリジット
[言葉の前半にはきょとんとしつつもホッとして]
そうだったの。
[浮かびかけた笑みは後半に続いた台詞に固まり]
……知っているひと、なの？
[じっと見つめた。
隠されていてそのままでは分からない種族を見極めようと]
職人見習い ユリアン
[...は大分書き込まれた「探偵手帳」を開いて情報整理]
……クレメンツさんのアリバイ、見事にないんだよね。
僕、この前バスケやったときに手が滑って教会の窓ガラス割ったの、そのまま逃げて来ちゃったんだよなー だから会いたくないんだよね。
[そんな理由なのか？]
【赤】 少女 ベアトリーチェ
[逡巡。しかし、ゆっくりと言の葉を紡ぐ]
「……そのうちに、この子にも、力を。
今の出来事を教えるかは、まだ迷っていますが。」
[結界の影響を幾度も受けるようでは、存在すら危ぶまれるかと]
教師 オトフリート
[若竜の声にふと我に返り、閉ざしていた目を開く]
君も、いたのか……。
[気づかぬほどに、動転していたのか、と自嘲しつつ]
……このままでは、悪循環になるだろうね。
多少の強攻策も、已む無しじゃないか？
[せめて、その生命の雫を、無駄にせぬようにと。
そんな思いから、こう呟くように]
探偵 ハインリヒ
子供か、お前さんは……いや。子供か。
[ぼそっと呟き。]
んじゃ、教会には俺一人で行ってきてもいいぞ。
ま、俺になんかあったら屍は拾ってくれや。
[物騒な事をさらりと言う。]
職人見習い ユリアン
[...はハインリヒの言葉に大賛成]
そうだね。遺跡探しは昼間の方がよいね。
クレメンツさんは後回しにしよう！
[こうして遺跡探検に]
シスター ナターリエ
神父様ですか？
今日もいつも通りお勤めをされていましたが
……そう、いつも通り。鍵の書のことを気に病むでもなく
[最後の言葉は聞き取れるか聞き取れないかな独り言]
神父 クレメンス
ー西の桜ー
[くすくすと笑う]
教えて差し上げてもいいのですが、あなたのような若い方にはそれでは修行にならないでしょう。
ご自分で、探り当ててごらんなさい？
探偵 ハインリヒ
んじゃ、行くか。
[カルボナーラを片付け、代金を支払い。
いざ、遺跡探検へ！]
―Kirschbaum→遺跡→教会（時間軸：朝→夜）―
【独】 教師 オトフリート
/中/
困った（何。
占先が決まらない。
展開的に、オト視点でもイレ占い無効なんだよ！！！
ハインの意見は聞いて揺らいでるけど、うん。
……このまま、エリ占い行くか。
上手く、理屈をつけられればいいけどね。
ま、占結果の反映にこだわりすぎるよりは、展開重視ですよ、うん。
【念】 職人見習い ユリアン
できるだけクレメンツさんと対峙しない方向に……。
でももしハインリヒさんがクレメンツさんと話をしたいといったら……僕一人で逃げるわけにはいかない。
[...は首の後ろにいる三つ羽に、というよりは自分自身に言い聞かせるように]
貴族 ミハエル
―西通りのはずれ・桜の木―
[通りをゆくほど、花の香りが強くなる。
咲き誇る、命のかおりだと思う。]
[冬の終わりを告げる香りだ]
[大樹へは近付くまいと思ったのだから、これ以上行ったものかと、遠巻きに桜を見上げる。樹の下に、二人の人影。会話を交わしているのだろうか。片方はブリジット、もう片方は黒い影としか見えなかった。]
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