[頭はしっかり両腕にある物の、薄く時折目が開いては琥珀色に情景を映してゆく。何かがあったのか、まではそれだけでも伝わるが、頭はやっぱり重かった。視線を何とか一度は持ち上げて、先程いなかった、ヨハナと一緒にやってきたようなライヒアルトへと向ける] なに、あった?[眠そうな声だった。聞くだけ聞いて、すぐにかくり、と頭を腕に落とす。一応起きている証拠に、琥珀の目が薄く開いていた]