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刺繍師 ゲルダ は、画家の娘 ロミ を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、刺繍師 ゲルダ、細工師 ライヒアルト、服飾師 エーリッヒ、研究者 ベアトリーチェ、神学生 ウェンデル、宿屋の息子 アーベル、小説家志望 ブリジット、彫刻師 カルメン、未亡人 ノーラ、交易商 ミリィ、画家の娘 ロミ、機織師 ヨハナ の 12 名。
─ 宿屋 ─
……さすがに、ね。
話さないでおく、って選択肢はないでしょう。
[ノーラの言葉>>1:494に、ひとつ、頷く。
ため息をつく様子に、眉が僅かに寄ったが。
ここで気休めを口にするのも、それはそれで躊躇われて]
……ああ、そう言えば、修繕の方。
明日にでも改めて、玉を清めて、取り掛かります。
[考えた果てに口にしたのは、それまでとは全く違う話題]
ええ。背中はお任せするわね。
[心配の滲んだ声に、大丈夫と囁いた。
手順を頭の中で組み立てる。
先に占い師であることを仄めかし、二人きりで話したいからと人気のない場所に誘っておく。
自衛団長だけに聞こえるような大きさで悲鳴をあげる。責任感の強い人間なら、警戒しながらもやってくるだろう。
服を岩にかけておく。そちらに向いたところで後から押し倒す。
動かなくなったら背を引き裂いて食らえばいいだろう……]
…い、いるのでしょう、き、きっと。
でなければ、こ、こんな酔狂な、
ひ、一人ずつ、こ、殺すなんて、
[言わないはずだ、と言外に言葉をつなげる。
だけれど、彼女のように言えるのが羨ましくもあり
ミリィの疲れた風の吐息に、目を細めた]
─ 広場 ─
………パラッシ、それは食べ物じゃないわ。
[ぼんやりと、思考も止めて休息を取っていると、リスがコートの袖をカシカシ齧っていた。
齧る傍にあるのは、青色に染めた丸ボタンに、薔薇の装飾を掘り込んだもの。
カルメンに頼み、自分用に仕上げてもらったものだった。
左右の袖につけられたそれは、エーリッヒにとっての宝物の一つである]
齧っちゃダメよ。
ご飯なら家に戻ったらあげるから。
[ボタンを齧られないうちにリスを拾い上げて、膝の上へと乗せた。
今はまだ、家に戻る気力が無い]
─地底湖─
……あ、気付いた。
[後姿からも何となく察することはできましたが、振り返った彼女の顔>>1:496は涙でぐしゃぐしゃでした。
ひとまず傍まで寄って行って、隣にしゃがみ込みます]
……。ロミ、家に帰るんじゃ、なかったの?
[まずはここにいる理由]
……えっと、誰かに、いじめられた?
[それと、涙の理由。2つを尋ねます。
視線や陰口は恐らく僕にも向けられていたのでしょうが、彼女を追いかけるのに夢中だった僕は気付いていませんでした]
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そして毎度ながら、アンカーに関して同じ事を言ってますね俺らはw
さて、どーする。
今んとこ、玉を持ってるのはミリィか……占霊が縁遠いし、暫定でそこにあわしとくか。
投票がひじょーに、難しいが。
細工師 ライヒアルトは、交易商 ミリィ を能力(守る)の対象に選びました。
―広場/中央―
[大げさにとウェンデルが言えば
くすくすと楽しそうな笑みを漏らすが
良識ある大人の悪戯なら大事にはならぬだろうと
嗜めるようなことはしなかった。
立派な樹の傍らにエーリッヒの姿を見つけ]
エリィ。
[女性の名のような愛称を紡いで手を振り歩み寄る]
其処で誰かと待ち合わせ?
[揶揄るような響きを微かにのせて小首を傾げた]
投票を委任します。
未亡人 ノーラは、細工師 ライヒアルト に投票を委任しました。
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