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……あー、はいはい、そこのひとそこのひと。
写らないから、ソレ。
無駄な事はしなーい。
[ぱしゃり、と水音が響き、どこか面倒そうな声が滝から上がる。
金色の影は声に気づくと、きぃぃ、と細い声らしきものをあげ]
―自室―
ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!
おりゃあああああ!!
[今日も今日とてスクワット中。他にやることはないのかと小一時間問いつめても多分無駄]
[しっかりと撮ろうとしたときにかかってきた声。
...はきぃぃと鳴くような、
変なものから目を離して]
アーベルか。
お前のペットか?
[だからペット扱いするなと]
ふう…
[いいかげん汗みどろになったところで、デスクに置いていたスポーツドリンクを手にする。バランス栄養なんとか、の缶も転がっていたり]
[ずっと滝の下にいて、身体は相当冷えているはずなのだが。
そんな事など感じさせない様子で、ゆっくりと滝から離れる]
……っしゃ、気力、充填っと。
[それはなんか違うような、と突っ込みたくなるような呟きの後、水辺に寄って]
んー……ペットっつーかなんつーか。
飼っているというか憑かれているというか?
まあ、共生体みたいなー?
[よくわかりませんが、ソレ]
よくわからんが。
[そりゃそうだろう。]
とりあえずお前のなんだな。
変な趣味があるな。
[だからそれは違うと]
……身体拭いたらどうだ?
悪の組織になんぞ好き勝手させるかっての…俺はヒーローになる男だ。
そう、ヒーロー…ヒーローはヒーローでヒーローなんだから…
・
・
・
・
[しばらくお待ちください]
・
・
・
[その雄叫びは、一体どこまで響いただろうか?]
ぬおおおおおおおおおおおおっ!!
俺 は、男 だ あ あ あ ああああっ!!!
[『色々』察してやってください]
いや、実は俺もよくわかってなかったりする、こいつの事って。
[それでいいのか]
……つーか、趣味とかじゃねぇから。
[そこだけは妙に真面目に訂正して]
あー……タオル、用意してねーや。
[へらっと笑って、問題発言]
趣味じゃないのか、そうかと思ったが。
[金色のふわもこを眺めつつ。
続いた言葉には、思わず呆れた眼差し。]
……馬鹿か?
[いやもう既に...の頭の中では馬鹿決定だが。]
趣味がどうこうって問題じゃねーんだけどな。
[言いつつ、刀を一振りして鞘に収め。
それから、ふわもこに手を伸ばす。
きぃぃぃ、という細い声と共に、それはするりと左腕にしがみつく]
最初から滝に打たれるつもりじゃなかったんだから、しっかたねぇじゃん。
[問題が違います]
ぉー、ふはほこひたふいぐるみがいる。
[ ポケットに手を突っ込み、棒咥えつつ、
2人と1匹の近くにひょっこり。
だから唐突に出て来過ぎだと。]
妖怪か、それ?
[ふと、コンピューターでの情報内に何かを思い出した気がするも、
興味ないことだから...が覚えてるわけもない]
なら打たれるな。
阿呆だな、お前は。
[タオル持ってきてやる、と、くるりと背を向け。]
―食堂―
[少女はいつの間にか食堂に現れ、
ロールキャベツをつっついている]
[その目はわずかに腫れていて、見た人は昨日のメインルームでの少女の号泣していた様子を思い出すだろう]
[化粧の力ってすごいですね]
アーベルとオトフリートボコりたい。
なんなんだ、あの高視聴率男たちは…。
[HDの統計の結果が聞こえてぼそり。目はマジだ]
……だから、どっから出てくんだおまいは。
[唐突に出てきたエーリッヒに、呆れた声をあげ。
ふわもこ、きぃぃぃぃぃ、と警戒音]
て……妖怪?
ああ、それが一番近いかも?
[妖怪、という言葉には妙に納得しつつあげつつ手をぽむ]
仕方ねぇじゃん、そーゆー気分だったんだから……。
[それから、阿呆と呼ばれて、さすがにむっとした様子に]
[ おっこちた端末拾い上げ。]
タオルつかいはふ?
[ アーベルには首傾げ。何故かバッグを担いでいる。
微妙に発音おかしいのは咥えたまんまの棒のせい。]
−食堂−
[マテウスにいい匂いだと言われ、にへら〜と笑って]
うん〜、脳内計算には甘いもの必要だし〜、
昨日はユーディにとっても美味いトライフルご馳走になったから〜
[マテウスと同じ3人前(ちょっと遠慮してみた)をおばさんにもらい、一緒にもぐもぐも〜ぐ]
ん、やほ〜?
[ミリィに気付けば、不思議そうに首を傾げつつ、手を振って挨拶]
……
[とりあえずここは昨日の礼を言うべきなのか
それともこの突拍子のない出現に何か言うべきなのか
とても悩んでいる間に端末を拾い上げられた。
これは本当に礼を言うべき場所なのかと、色々問い詰めたい気分]
妖怪なのか。
妙なものにすかれるものだな。
気分で後のことを考えずに動くのはただの阿呆だと思うが。
[しかしよく考えれば妖怪はエーリッヒの方だと思う。]
お、落ち着いて……
ほら〜、絶対領域コンボでは90%だいだしてたじゃないか〜
[声がマジなのでビクビク]
そ、それに…ほらきっと悪の女幹部衣装なら〜〜〜{ち〜ん}
93%を叩き出せるって計算でたしね〜〜〜?
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