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― →前日/屋敷―
[復路の途中、往路は一度も躓かなかったシスターが三度に渡って転びかければ、男は溜息と共に説教めいた事を口にし。
その間に旅人には先に行かれてしまったかも知れない。もし待たせていれば、謝罪を口にした。
そして屋敷に辿りついて]
そうか。
暫く休んでおくと良い。
[不自然になりかけた呼び方>>74を気にした様子はなく、シスターには頷くのみで同行はせず。
男はその後暫く広間で過ごした後で、階上へ向かった。
己の個室に入るより先に隣室の戸を叩き、返答がなければ短い断りを入れて開く。
ベッドの上に横たわる姿>>123を確認したなら、中に踏み入ることはせずに扉を閉め、その場を去った]
狼に?
[ギュンターへ向かう足が一度止まってから、カルメンのそばによると]
落ち着いてください、カルメンさん!
誰かベアトリーチェちゃんを!
[普段より少し大きな声でカルメンに話しかけ、
ベアトリーチェのことは男の人にそれは任せた方がいいだろうと呼びかける。
自分がいうまでもなく誰かが動いたかもしれないが]
― 外 ―
[玄関を出れば、肌着の上に直接コートという服装は当然寒い。
けれどそんな事を気にしている暇もなく、いくつかの足跡を辿っていけば、すでに何人も集まっていた]
なに、があった…の?
[先客たちに問う言葉が途切れ途切れなのは、雪の中を走ってきて息が切れているからか、寒さゆえか。それとも、雪を汚す血の色に驚いたからか]
狼…?
リーチェちゃん、意識ない…って?
[薬や包帯などが入ったカゴを抱えて、カルメンの言葉>>125にきょとりと瞬く。
すぐに誰かがベアトリーチェを抱えるのでなければ、まずそちらに近づいて様子を見ようかと]
― →ギュンターの私室前―
[翌朝、男が部屋を出たのはシスター>>123よりも少しだけ遅く。
階段の前で一度立ち止まり、下ではなく上へ行く方へと足を掛ける。
家人のスペースである屋敷の三階へは、毎回ではなかったが、主に本の貸し借りの為に何度か訪れていた。
幾つか扉の並ぶ中で、真っ直ぐに家主の私室へと向かい、扉を叩く]
ギュンター殿、いらっしゃいますか。
[中に向かって呼びかけるも、返答はない。
外で叫び声が上がったのはその頃だったか]
─ →屋敷内 ─
了解や!
[カルメンさんから部屋に>>132っちゅー返答聞いて、了承の返事してから屋敷戻った。
ベスん部屋は遊びに行ったこともあるさかい、場所は分かっとる。
やから、桶に水用意したり、タオル取りに行ったり必要そうなもん持って屋敷の3階に上がってん。
ベスん部屋開けて机の上に持って来たもん置いて。
運ばれて来た時に場所分かるよう、扉は開けっぱなしんしといた]
あと用意するもんあったかいな…。
[ベッドはそれなりに綺麗に整えられとったけど、いちお手ぇ加えて直ぐ横に出来るようにしといた。
起きた時に水飲めるよう、水差しも用意しとった方がええかな。
そう思て一旦1階に下りてった]
……ぁー……。
[もっとも、目覚めに到らなかったのは、『エーリッヒ』としての意識だけで]
見つかった、か。
[『ラファール』としての意識は、確りとその叫びを聞いていた]
ま……仕方ない、か。
[そんなコエがぽつり、零れる。
宿る響きは、どこか平坦なものだった]
― 外―
[ギュンターの血の紅が、雪の白に目立つ。
それに近づくのは何となく怖いけど、意識がないベアトリーチェが心配なので、近寄って。
ユリアンが待ってくれてる間に、手首や首筋、額などに触れて]
熱あるね…ショックのせい、かなぁ。
あ、ユリちゃん邪魔してごめんね。運んであげて貰える?
[今すぐここで出きることはなさそうなので、まず広間なり部屋なりへ運んで寝かせてからだ…と。
待ってくれていたユリアンに場所を開け、頼む]
─屋敷:三階─
……なん……だよ?
[裏手から聞こえてくる、幾つもの慌しい声。
中々目覚めぬ意識も、それでどうにか覚醒へと至り、起き上がる。
一度頭を強く振ってぼんやりとした感覚を振り落とすと、外套を肩に引っ掛けて部屋を出た]
……何が、起きてんだ……?
[事態を把握しきれぬ状況で、口をつくのは惚けた呟き]
[闇の中に、少女と同じ背格好の少女がいる。]
[その少女は、背を向けている。]
[これはユメだ、と少女は認識する。]
[背を向けた少女は、少女自身にあまりにも似すぎている。]
[誰だろう、と疑問に思っていると。]
[くるり、と背を向けていた少女が、ユメと認識している少女を振り返る。]
[もう一人の少女の姿に、少女は小さく悲鳴を上げる。]
[振り返った少女の肌は―見えるところだけではあるが―朱い、朱い薔薇とツルに覆われていた。]
[なにより、もう一人の少女の顔は、少女を鏡に映したようにそっくりだったから。]
[もう一人の少女の唇が動く。]
[それを見た瞬間。]
[少女の意識は光の中へと戻る。]
[アタシハ、アナタ]
[もう一人の少女の唇は、そう動いたのだった。]
お願いします、ローザさん気をつけて。
[震えるのは同じ、けれどもそれをなんとか押さえつけられたのは、まだ人の死に少しばかりみんなよりも慣れていたおかげだろうか]
ユリアンさんも、気をつけて。
そうですね、そばにいた方がいいかもしれません。
[お願いの言葉をかけて、ギュンターの方に歩み寄り、そっと目元に手を添える。
目を瞑り、小さく呟く聖句の後]
ご冥福を……
─ 屋敷内 ─
[水差し用意して、グラスをトレイに載せて。
あと足りんもんあったらその都度用意したらええやろ。
そう思てまた3階に上がってく]
狼、てぇ。
遠吠えしとったっちゅー話は確かに聞いた、けど。
[こんな近くまで来るもんなんやろか。
その手ん知識あらへんさかい、疑問は疑問のままで終わってもうた。
考えながらベスん部屋に向かってん]
― →ギュンターの私室―
[少し先に来ていたらしき鍛冶師>>139とは入れ違う形となる。
階下に向かう彼の後は追わず、部屋の中に向かって呼びかけたのだが]
先程の声は、……ベアトリーチェ君、だろうか。
―― まさか。
[声が返らない事と、部屋の主の孫娘の悲鳴。
少し考えた後、はっとしたように顔を上げて。
失礼しますと形ばかりに呟いた後、目の前の扉を開いて中へ踏み入る。他人の私室に勝手に入るなど、普段ならば考えられない行動だった。
扉は完全には閉められていなかったが、準備の為慌ただしく動いていればすぐには気付けなかったかも知れない]
[少女が目を開いたのは、ユリアンに抱き上げられる頃か。]
ひっ、ぁ…!
や、やだぁ…!
…お、じぃ、ちゃ…!
[祖父の死と、発熱の影響か、少々パニックを起こしていたが。
宥められると、徐々に落ち着きを取り戻す。]
/*
どう動くと一番吊られやすいか考えつつ…
あ、デフォ投票がベアちゃんです。これは変えといた方がいいよなあ。
無効票のつもりがうっかり、が一番起きやすい位置の気がする。
しかし変える先が思い付かない件…エリりんにしとこうかしら?(
[ぼんやりと呟きながら、それでも。
起きている騒ぎを、何が導いたのかは、自覚していた。
あれこれと考えていて、結局寝付かれず、夜半過ぎに屋敷の裏手に彷徨い出た。
何となく、閉じこもっていたくなくて──けれど。
外に出て、ふと見上げた空にかかっていたものを。
美しい銀色の月を、見て──見てしまって。
その輝きに魅せられ立ち尽くしていると、呼びかける声が、聞こえて。
振り返った先にいたのは──剣を手にした、家主だった]
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