80 夜天銀月
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たしかに、死にたくはないでしょうしね。
[剣やエーリッヒの様子を見るとさほど争ったという様子は見えなかったが、深くは追求しない]
そう……かもしれません。
[あまり衝動に走りすぎるより、抑えるための…必要なのだろうかとも思う]
(*16) 2013/01/10(Thu) 23:29:30
修道士 ライヒアルトは、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 23:29:43
─屋敷の裏手─
[ギュンターの傍に行くと屈みこむ。
ベアトリーチェが揺する事により倒れた老戦士の骸>>96
彼の喉は大型の獣に噛み切られたような痕がある]
――…狼、ね。
[それだけ見れば、その可能性も強く見たかもしれない。
鳴き声も聞いていたから尚の事。
けれど心臓があるはずの場所にぽっかりあいた穴が
その可能性を否定する]
腹まで食われていたなら、まだ分かるが
どうして心臓に固執した…… ?
[考えが知らず言葉となり漏れる]
(189) 2013/01/10(Thu) 23:30:18
ん、んー。
[ローザの言葉>>175に頷いて上半身を起き上がらせる。
解熱剤、の単語に柳眉を寄せて]
…苦いの、やだ。
[と、小さく主張してみる。
食事の好き嫌いはないのだが。
(正確には義務!とばかりに食べさせられるから、好き嫌いを言ってられないともいうが。)
薬の苦さだけは、苦手なままだった。]
(190) 2013/01/10(Thu) 23:30:58
― 屋敷 3階廊下 ―
ビチェは無事。
熱出てるけど、ロザ達ついてる。
[看病もされているとハンスさん>>183に伝えながら、扉の音がした方に顔を向けた]
ライさん?
[ギュン爺の部屋から出てきたライさん>>185を不思議そうに見る]
……ギュン爺がやられた。
[問いかけには頷かずに、まっすぐ見たまま答えた]
(191) 2013/01/10(Thu) 23:31:53
― ベアトリーチェの部屋 ―
ロズちゃんも、昨日橋落ちてるの見て、おぼれたときの事思い出したりとかでショックから熱出たのかな?
[ローザがクロエに答える>>182のを聞いて、そう推測を口にする。
おぼれた時の事云々は、ローザが魘されていたときにそういう夢を見ていたらしいから。
本業が医者の義母と違って、専門的な知識はそれほどないから、あくまでも推測でしかないが]
(192) 2013/01/10(Thu) 23:32:17
― 屋敷/3階廊下 ―
[廊下の向こう、別の部屋の扉が開いた音>>181に、旅人は思わずびくりと肩を跳ねさせる]
あ、ああ、どうも…オハヨーゴザイマス。
[出て来たのがライヒアルト>>185だと知ると、旅人はほっと息をつき、ぎこちなく挨拶を返した]
狼に襲われたらしいんですよ…それをベアトリーチェちゃんが見つけたって…ひどい話ですよねえ。
[声を潜めるようにして、ユリアンの言葉>>191に付け加えたのは、旅人なりに部屋の中に居るはずのベアトリーチェに聞こえぬよう気遣った結果だ]
(193) 2013/01/10(Thu) 23:34:48
苦くない。
[出来る限り穏やかな声で、少女へと声を掛ける>>190
だろ?と、糖衣を持ってきたというミリィに向けて微笑んだ]
だからお飲み。
[空いた手を、少女の髪を撫でるように額に添えた]
(194) 2013/01/10(Thu) 23:35:37
[ナターリエとエーリッヒの二人をちらと見る。
は、と息を吐き出して問いかけ>>187に口を開いた]
埋葬しても構わないならそうするのが良いだろうね。
そのままにしては他の獣が寄ってこないとも限らない。
血の匂いは出来るだけ消した方が良い。
[それをなす心算で言葉を続ける]
エーリッヒ、穴を掘る為の道具を借りて構わないか?
(195) 2013/01/10(Thu) 23:35:47
─ 3階 ベスの部屋 ─
うーん、うちよりもクロエさんの方がなんや心配やで?
顔、白なってもうてる。
[微笑んどるのが余計痛々しいで、クロエさん>>188。
やから、心配んなって眉尻下げながらそうゆぅたん]
ベス、糖衣もあるて。
飲まんと辛いまんまやで?
[渋るベス>>190に諭すようにゆぅてみる。
薬用意出来るまでに一旦水含ませることんした。
いきなり飲んでも喉ん引っかかってまうからな]
(196) 2013/01/10(Thu) 23:36:26
……苦くないなら、飲む。
[少女が起き上がれたのは、ローザとミリィ、
二人に支えられながら、が大きかったが。]
…うん。
今日はゆっくり寝てる。
[食事の際は下に降りなければいけないかもしれないけど。
ミリィの言葉>>186に、頷いた。]
(197) 2013/01/10(Thu) 23:37:18
─ 3階 ベスの部屋 ─
多分なー、そうやと思うんやけど。
熱引くんが早すぎる気ぃはする。
やって、うちあん時薬飲んでへんのやで?
[ミリィの推測>>192聞いて、自分のことなんに首傾げてもうた。
ホンマよぅ分からんかってんもん、しゃーない]
(198) 2013/01/10(Thu) 23:38:15
……さすがにな。
あの状況で、悠長にお話し合い、なんてのは、選べんかった。
[言いながら、思い返すのは。
ここで昨夜あった、一連の出来事]
(*17) 2013/01/10(Thu) 23:38:46
─ 回想:月下にて ─
……爺様? どしたの、そんな物騒なもの、持ち出して。
[手にした剣には、微かに覚えがある。
アーベルが納品していたものだ、と。
それと気づいた瞬間、反射的に身構えていた。
身構えるこちらに向けられる家主の目は静かで──これまで見た事もないくらいに、鋭かった。
その鋭さに圧されるように、足を一歩、引いて。
それと同時に、短い問いが投げかけられた。
「思い出したのか」と]
……なんの、話。
[向こうの言わんとする所はわかるけれど、あえて、問いで返す。
心臓の鼓動が、やけに大きく響いている気がした]
(*18) 2013/01/10(Thu) 23:38:54
「……わかっているのだろう?」
[問いには更なる問いが返される。今度は黙して、何も返さなかった]
「自分が何者であるのか。
……12年前に、何をしたのか」
……わかってる、って言ったら。
爺様は、どうするつもり?
[誤魔化せない。
そして、向こうは、こちらを殺す気で来ている。
低い声と手にしたものから察することができる事実に、言葉で誤魔化そうとするのは、早々に諦めた──けれど]
もっとも、どうするつもりだとしても。
俺は……その選択肢を、受け入れられない。
(*19) 2013/01/10(Thu) 23:38:59
[生きる事を諦める事は、簡単にはできなかった。
だから、言い放ったのは──宣戦布告とも取れる言葉。
月の輝きに触れた身体が、影響を受けているのはわかる──思い出している。
事件の記憶と共に、目覚めた獣の赴くままに動き、駆けた記憶も蘇っているから。
それに従い、自らの内に眠っていたモノを、解き放っていた。
それが導くのは──銀色の狼への、変化。
抜刀した家主が、牽制のつもりなのか投げつけてきた剣の鞘を跳躍の勢いで森の奥の方へと弾き飛ばして、そのまま飛びかかる。
声を上げられると厄介だ、と。
本能的な認識に従い、強引に押し倒して喉笛に喰らいついた。
その直前に、誰かの名を呼ぶように口が動いたけれど──紡がれるはずだったそれは、ひゅう、という音に置き換わるだけ。
牙突き立てた瞬間に触れたあかは、酷くあまく思えて。
それを求める本能の赴くままに、命の鼓動刻むものを求めて、爪を振るい。
抉り取ったそれを、ためらう事無く喰らっていた──*]
(*20) 2013/01/10(Thu) 23:39:03
[ほんの数刻前の出来事なのに、妙に遠く感じる一幕。
その記憶から意識を逸らすように、しばし、沈黙する]
……喰わなきゃ死ぬのは、生きる上で仕方ないことだろ。
押さえ込むほうが、よっぽど危険だ。
[沈黙を経て返したのは、こんな呟き]
(*21) 2013/01/10(Thu) 23:39:09
―三階廊下―
やられた、とは。
怪我でも……
[言葉少なな返答に、問いを重ねかけたが。
より直接的な答え>>193とまっすぐな視線を受けて、ふと眉根を寄せ、視線を落とした]
狼…… なのでしょうか、それは。
[問うたのか、独りごちたのか。
男の腕には、今しがた持ち出したばかりのお伽噺がある]
(199) 2013/01/10(Thu) 23:42:03
[クロエの手が髪を撫でるように額に触れる。>>194
熱はまだ、高いままだ。]
…うん、飲む。
[クロエとローザに頷いて。
コップに入った水>>196を含んで、口内を湿らせた。]
(200) 2013/01/10(Thu) 23:43:10
私が…?…そうか。
[ローザの指摘に、ゆるく首を傾げた。
実のところ、あまり自覚はない。
ただ、身体の底から冷え切ってしまった気がしていた。
震えがずっと、芯からこみ上げてくるような気がしている]
冷えてしまったかな。あとで休む。
[こうも心配されていては話にならない。
情けないように眉を下げ、小さく頷いて睫を伏せた]
(201) 2013/01/10(Thu) 23:45:14
─ 屋敷の裏手 ─
いつ、向こうと連絡取れるかわかんないんだし。
教会の墓地に行けるようになるまで安置、なんて言ってる余裕もないでしょ。
[口調は、できるだけ常のものを、と念じつつ、アーベル>>195に返す]
ああ……地下の物置に、スコップがある、から。
行って、取ってくる。
あと、リネン室も行くよう、かな。ちゃんと、包んでから、じゃないと……冷たい、だろうから。
(202) 2013/01/10(Thu) 23:46:00
ええ、それが一番だと思います。
[アーベルの言葉に、元からそのつもりであったため自分からは反対はない]
ただ、場所は少し移したほうがよいかと。
[森に近すぎても、来るのにや、掘り起こされたり等何かとよくないと思ったため]
(203) 2013/01/10(Thu) 23:46:15
そうだ、着替え……
[未だ少女の額の熱は高い>>200
薬を飲んでも汗で冷えてしまっては、元も子もないだろう。
そう思いついて席を立った。
少し考えてから、見当をつけたクローゼットを開けてみる]
薬を飲んだら、しておいた方がいいだろ?
[一応、ミリィに問いかけた。
彼女が本業ではないことは知っているが、
この場でもっとも専門的といえるのは、やはり彼女だ]
(204) 2013/01/10(Thu) 23:49:04
うん、大丈夫。苦くないよー。
[飲む、といって起きあがるベアトリーチェの背を支えながら、そう頷く。
どこのご家庭の子供も、苦いのが好きという子はまずいない。下手をすれば大人でも苦いと飲めないからと言って、糖衣錠を希望する場合があるくらいだ。
水を飲むベアトリーチェ>>200に、糖衣錠の痛み止めを差し出して。
先ほど苦くない、と言葉をかけてくれたクロエに、目線を向けてぺこりと頭を下げる。
子供の頃よく遊んで貰ったクロエには、ありがとうと言わなくても感謝の気持ちは伝わるだろう]
(205) 2013/01/10(Thu) 23:50:23
そういうものかも、しれませんね。
[なら、選ぶ?誰…を……?]
なぜなのでしょう?
そう言っても、しかたがないことですが……、
お互い、やっぱりついていないですね。
[どうあっても逃れられないのなら、まだ自分の意思で決めていきたいと思う。
後悔することをしてしまう前に]
(*22) 2013/01/10(Thu) 23:51:46
― 屋敷 3階廊下 ―
違う。
ギュン爺はもう。
[それこそ声を低めてライさん>>199に答えた。
喉の奥からせり上がってきそうなものを強引に飲み込む]
……普通のじゃない。
[独り言のような疑問に呟き返して、ライさんの腕に抱えられている本を見た]
話、長くなりそう。
[ここではビチェに聞こえてしまわないか気になるし、外よりはマシでも廊下は寒い。場所を変えないかと階段を親指で示した]
(206) 2013/01/10(Thu) 23:54:08
あ、うん。
着替えて、あとあまり汗をかくようなら、時々吹いた方が良いね。
[着替えをしておいた方が、というクロエ>>204にこくこく頷く。
そういえば、自分もコートの中は下着姿のままだった、と今更ながらに思い出した。
ベアトリーチェが薬を飲んで着替えをすませたら、一度部屋に戻って着替えてこよう]
(207) 2013/01/10(Thu) 23:55:14
何故……か。
それ、言っても始まんない気がする。
少なくとも、俺は多分……生まれたときから、こう、だから。
[運命、などという言葉だけで片付けたくはない、けれど]
……ま、ついてないのは、事実だな。
[そこだけは、否定のしようがなくて、苦笑が滲んだ]
(*23) 2013/01/10(Thu) 23:56:08
― 屋敷/3階廊下 ―
え?
[旅人は、ライヒアルトの落とした言葉>>199に首を傾げた]
だって、狼でしょう?昨日、遠吠えも聞こえてましたし…そりゃあ、ギュンターさん程の方が襲われて亡くなるなんて、信じられませんけど…普通じゃないって?え?
[続くユリアンの言葉にも>>206他の可能性など、全く考慮していなかった、旅人の声は戸惑いを隠せない]
(208) 2013/01/10(Thu) 23:57:49
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