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─ 都市の通り ─
[言葉とは裏腹に表情が暗く見えるユーリ>>18。
違和感が拭えず、問いを口にしようとしたが、相手が言葉を発する方が早かった]
今んとこユーリとサリィの仕事しか入ってないから問題無いけど。
…一番大事なことねぇ。
一番なんて、決めらんないよ。
ぜーんぶ、大事なことだからね。
[さら、とそんなことを踵を返すユーリの背に返す。
その背に視線を投げた時、髪の合間から見えた紅紫。
一瞬だったけれど、彼がそんなところに色をつけているのは不思議だったから、妙に目に留まって]
ユーリ、首になんか付いてる。
[立ち去ろうとする彼を追って歩を進めて、いろの付いた首筋に手を伸ばした]
/*
サリィが霊能ね。
おばーちゃんは死神がついてる、と。
……あ、他の花ちゃんと確認してないや。
ユーリが蓮華で、ノクロが勿忘草だとは思う。
…あれ、雪割草って何色だkk [また忘れたのかお前]
ちょっと後で整理しよう。
― 都市の通り ―
……ありがとうございます。
[全部大事と、自分も含め言われた事に、今度こそ本当に微笑む事が出来た。
けれど、首筋の紅紫へ手が伸ばされるのに気付き]
あ、……これは!
[慌てたように手で多い隠す]
ちょっと、尖った所にぶつけただけなんです。
……大丈夫ですから。
[そう言い訳を重ねても、くっきりと花弁の形をしたその痣は、如何にも不自然であっただろう。
それでも、それ以上触れられたくなくて、顔に笑みを張り付けながらその場を去ろうとする]
─ 都市の通り ─
……あんたねー、ぶつけたんなら手当て必要でしょーが。
よりによって首だし。
[ユーリの言葉>>21を鵜呑みにしたとしても、捨て置けるものではなかったし、近付いたお陰で形もしっかり目にすることが出来た。
けれど隠すような仕草に、伸ばした手は引っ込めて、腰に手を当てて大きく息を吐く]
何考えてんだか知らないけどさ。
一人で溜め込んでたって苦しくなるだけだよ。
吐き出せる相手見つけて、吐き出しちまいな。
アタシにでも話せることなら聞いてやるし。
次会った時にまた様子が変だったら、正座させて聞き出してやるから覚悟しな。
[そんな宣言をしてしまえば避けられてしまう可能性があったが、彼の様子を心配してのこと。
『周期』の詳細を知らぬが故に、真っ直ぐな言葉を投げかけていた]
― 都市の通り ―
ありがとうございます、でも……
[心配されれば素直に礼を言う。
それでも固辞しようとすれば、メリルが手を引くのが見えた。
代わりに投げ掛けられる、真っ直ぐな言葉>>22]
ありがとう。本当に……
そう言って頂けて、嬉しいです。
[詰めていた息を、ゆっくりと吐き出す]
でも、もう少しだけ……待ってもらえませんか。
メリルさんに頼まれたものが、出来るまでには、考えますから。
[心配してくれる彼女に感謝するように、小さく頭を下げ。
今度こそその場を離れ、自宅へ戻る事にした。
『刻』は待っていてなどくれないと知るのは、もう少し後のこと**]
…ま、言いたくなったら言いに来るだろ。
ともあれ、仕事仕事。
[状況を理解していないため、真っ先に頭に浮かぶのは仕事のこと。
変わらぬ日常を過ごすため、足を工房へと向けた]
―道中―
[コレットの家を出てから、先導するミレイユについていく。
いつもはもうちょっとゆっくり歩く彼女は、今日は少し急ぎ気味。
内心首を傾げるが、ちくちく痛むような、右の足首も気になった。
ごめんと言われれば、首を横に振る。
それから、幾つかの言葉で悩んで、尋ねた。]
何か嬉しい?
[浮足立っているような、ミケルにはそんな風に感じられたようだ。
サリィかユーリの店、どちらを先にしようか。
尋ねられて考えていたら、ずきっとさっきよりも痛んだ気がして、右足を見る。]
[何か踏んだり、ぶつけたり、転んだりした覚えはない。
いくら鈍くてもそれくらいはわかる。
軽く首を傾げて、それでもズボンを捲ってまで確かめなくて良いかと思うから、
一度見ただけで、終わらせた。
見えない場所に咲く、淡い紅色の花の事など、今は知らず。]
どっちでも、良い。近い方、楽かな。
でも、ミレイユちゃんの行きたいところ、あるなら、そっちのほう。
[先に続けて考えていたのは、ミレイユはもしかしてどこか、行きたいのじゃないかということ。
どうだろ? と視線を向けた**]
絵描き ミケルが時計を進めました。
絵描き ミケルは、ランダム を心の中で指差しました。
/*
ふむ、ミケルが雪割草か。[色を思い出したらしい]
蓮華草:ユーリ
勿忘草:ノクロ
蒲公英:メリル
雪割草:ミケル
霊能者:サリィ
待宵草:クレイグ・エト
死神憑き:コレット・ミレイユ
記憶を頼りに精査無しで書き出しとく。
とりあえずアタシは軽薄とかそういう花言葉があるらしいので、ライトに生きていこうと思っている。
[性格からして既にそれだが意味合いがなんか違う]
/*
花言葉落とした独り言見返しつつ。
「神のお告げ」って花言葉、つまりはこれは運命って割り切ってるってことですかね!(
「真心の愛」、愛は皆に対してありますよええ。
一番はくーちゃんですが←
実は困られてても気付いていないので改善しないっていうね。[最悪]
「愛の神託」ってのは、綿毛で恋占いするからついたって話があったな。面白い。
それにしても、
言の葉とか、月のコエとか、オサレい国ですね。
企画村とかするのに、重い人気国使うよりいいのかも。
でも、国によって規約が微妙に違うので、ぶっちゃけ使い分け面倒k(ry
[返された言葉に、最初に返ったのは、長い沈黙]
確かに、それは俺にしか残せんかも知れんけど。
俺はそれよりも、甥か姪を見たい。
[沈黙の後に零れた呟きは、真剣だった]
…………そっちの方が難しい、とかいうなよ。
[ぽつり、と付け加えた後、届くのはため息つく気配]
ま、それは置いとくにしても。
もうちょい、考えてみる、時間がどれだけあるかわからんし。
[そこで一度、言葉は途切れ。
何か、物思うような間が生じる]
本屋 クレイグが時計を進めました。
本屋 クレイグが時計を進めるのをやめました。
― 洞窟奥地・苔の広場 ―
[目を伏せて動きを止めていたのはどれほどの時か。
は、と一つ息を吐き、ゆっくりと顔を上げる]
……うだうだしてても、はじまらねぇ、か。
わかんねぇならわかんねぇなりに、今、やるべき事やりゃあいい。
[零れた言葉は、自身に言い聞かせるような響き]
そうと決まれば……さっさと必要なもん採って、作業作業、っと。
[弾みをつけて立ち上がり、鞄の中から採取に使う道具を取り出す。
それを使って、広場の一画に生える苔を袋に集めた。
生命力の強いそれは、乾燥させてもすぐに枯れる事はなく。
近くにある水気を吸い寄せて再生するから、湿気取りとして使われていた]
[苔を集め終えると、寄り道はせずに帰途につく]
修繕と、リル姉のあれには手間取らんだろうから……ユーリに頼まれたのが、どこまでいけるか、かな。
[最後まで写しきりたい、とは思うけれど、『死神』の手を引き寄せる『花』を咲かせてどこまで生きられるか。
そんな思考に塞ぎそうになるのは、軽く、首を振る事で振り払い。
右の手首に開く花──待宵草を押さえ込むように、左の手でぎゅ、と握った。**]
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