84 廻る刻・待宵歌
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― 道具屋 ―
[覗いたその先には、僅かに腰を上げかけた姿>>71
不安の色は読み取れぬまま、けれど僅かな違和感として受け取り]
ん、乾燥剤の在庫が微妙だから、買いに来たんだけどさ。
[何しろ相手も乾燥剤として働く苔。
それを上回る力を与えねば粉にするのは難しい]
[ゆるり、招きに応じて店内へと足を踏み入れる。
目的を伝えつも、少し伺うような視線を向け]
…何かあった?調子でも悪いん?
(73) 2013/08/08(Thu) 22:25:29
絵描き ミケルは、メモを貼った。
2013/08/08(Thu) 22:25:38
これは……。>>69
[小さく萎びた手で、大きな手を強くつよく握る。
衝撃でずれた肌に、
浮かぶはなのいろ]
月見草……いえ、
……待宵草ね。
[よく見えぬはずの目で、正確に言い当てて]
貴方……、
(74) 2013/08/08(Thu) 22:32:13
― →テレーズ宅前―
ごめんね。
ちょっと、様子見るだけだから。
……重かったら、交代するから、言ってね。
[ミケルに任せっきりのキノコ粉に目をやって。
それからテレーズの家へと向かい出す足は、やっぱりいつもより少し早かった。
ついてくるミケルが頑張ってくれるお蔭で、途中で立ち止まる回数はさっきより少なめだったが、それには気が付けず]
あ。
[やがて見えてきた家の前には、さっきお世話になり、この後尋ねる予定だった人>>62の姿もあったが]
(75) 2013/08/08(Thu) 22:33:25
サリィ。
えっとね……
[少し迷って]
テレーズ、中にいる?
[依頼よりも先に、その言葉が出た]
(76) 2013/08/08(Thu) 22:33:53
看板娘 サリィは、メモを貼った。
2013/08/08(Thu) 22:34:41
[しかし、新たな声>>72に、一度視線を外し、
クレイグに戻した時は、いつもののんびりとした動きでクレイグを離して]
だめでしょう。
ご両親から頂いた体に刺青なんてして。
流行かなんだか知らないけれど、貴方が書くのは文字だけになさい。
ね?
[にこり、と微笑んだ]
……ユーリちゃん。
御機嫌よう。
この間のお茶、美味しかったわ。次も持ってきて下さる?
(77) 2013/08/08(Thu) 22:35:22
/*
は、戻ってきたら丁度ミーちゃんが。
すぐにお返ししようそうしよう。時間有限〜。
(-34) 2013/08/08(Thu) 22:35:34
─ テレーズ宅前 ─
あら、なぁに〜?
[ミレイユが何か言いたげに名を呼んできた>>76のに、自分に用事だったのかと小首を傾げて続きを促したが。
出てきた問いかけは、思わぬもので]
え…と。
レーちゃんなら、今はいないみたい、なんだけど。
[気配はまだ色濃く残っているのだとは言えず、どこか歯切れ悪く答えてから]
ミーちゃんも、レーちゃんに用事?
(78) 2013/08/08(Thu) 22:40:23
─ 都市の通り ─
[ユーリの声>>72は聞こえていたけれど、そちらに反応する余裕はなかった。
速い動きと、小さな手の力強さ>>74は、困惑の元。
正確に花の名を言い当てられれば、戸惑いは更に増す、けれど]
……へ?
[一度逸れた視線が戻された後の様子は、見知った老婆のそれで。
微笑みと共に向けられた言葉>>77に、惚けた声が上がった]
……え、えーと。
あ、うん。
[大輪花を隠すように手首を掴みつつ。
返せたのは、こんな言葉と頷きだけだった]
(79) 2013/08/08(Thu) 22:41:08
[しばらく言葉を失っていたのは、コレットの変化のことよりも。
クレイグの腕に鮮やかに浮かぶ、黄色の花弁を見てしまったからで]
あ、……
[コレット>>77と視線が合う。
その顔には常と同じ、穏やかな微笑みが浮かんでいたが]
はい、……勿論。
いつでもお持ち致します。
[掛けられた言葉には、そう硬く返すことしか出来なかった]
(80) 2013/08/08(Thu) 22:41:11
― →テレーズ宅前―
[ミレイユの言葉に、声より先に首を振る。
態度で示すのはいつもの事。]
大丈夫。
[ちょっと早足の方が辛いなんて、絶対に言わないけれど。
そして、たどり着いた先、サリィに声をかけられる。
どうしたのに答えるのはちょっと首を傾げる仕草。
言葉の遅い自分はきっと邪魔かな、と思って、二人の会話を聞く姿勢だ。]
(81) 2013/08/08(Thu) 22:41:38
― 道具屋 ―
乾燥剤、もう補充の時期だったか。
ちょっと待って。
[ノクロに言いおいて静かに立ち上がる。
少し奥にある棚に手を伸ばして乾燥剤を取り出した。
いつも出すのと同じ量をカウンターに置き
ノクロに示して問題がないようなら袋にいれる。
伺うような視線と問い掛けに、はたりと瞬きをした。]
調子はぼちぼちかな。
あー…、何かというか。
ちょっと、さ、テレーズの事が気になって。
様子見に行こうかと思ってたんだよね。
(82) 2013/08/08(Thu) 22:42:17
(*1) 2013/08/08(Thu) 22:43:16
(*2) 2013/08/08(Thu) 22:43:41
(*3) 2013/08/08(Thu) 22:43:59
[穏やかな慈愛に満ちた目で、クレイグと、ユーリとを見て]
あら。
[ふと。足元に視線を下ろして、困った声をあげた。
ゆったりと足を退けると、ぺたんこになってしまった、
あかい彼岸花]
[にせもののはな]
[やわり、と困った笑みを浮かべて、
そして]
あらやだ。
わたくしそろそろ戻らないといけないわ。
ふたりに御用がなければ、お暇させて貰いますね。
[構わない?と青年たちを見上げた]
(83) 2013/08/08(Thu) 22:46:59
出かけてる…?
[いない、と聞いて、また首が傾ぐ。
テレーズがいない。
どこにいったのか。
何かあったのか。
彼女の目が見えないことは、もちろん知っているから、不思議で。
ぐるぐると頭の中を思考が駆け巡り、首を傾げ……たところで、つきんとまた痛んだ。
どうしてだろうと、やっぱり自分の右足を見てみるが、今はそんなことよりもテレーズかなと、視線を外して二人の姿を見比べた。]
(84) 2013/08/08(Thu) 22:47:16
― 道具屋 ―
んーにゃ。いつもよりちょいと早いよ。
どうも消費が早いらしいから多めに用意しようかと思ってね。
[立ち上がり棚に手を伸ばす様>>82に投げかける。
カウンターに居並ぶ量に頷きと返事を返して]
[瞬くのに、小さな苦笑]
何か元気なさそに見えてさ。
ああ、俺もテレーズに用事あるんだ。
良かったら一緒に連れてってくんね?
[場所は当然知っているけれど、
彼と訪う方が彼女も笑んでくれるような気がしていたから]
[問いたい内容が、内容でもあるし]
(85) 2013/08/08(Thu) 22:51:31
[コレットの足元で、あかい花が潰れていることに、今更ながら気が付いた。
どこか心が寒くなるその有様を見詰めていると、コレットから声を掛けられて>>83]
ええ、構いませんよ。
……気を付けて、帰ってくださいね。
[どこかぼんやりした口調で、彼女の言葉を承諾する]
(86) 2013/08/08(Thu) 22:51:41
─ 都市の通り ─
[向けられる穏やかな瞳>>83は、良く知っているもの。
それだけに、先の様子との差が気にかかる、けれど]
…………。
[ぺたんこになった花を見て、見上げてくる視線に目を合わせて]
あ、うん。
俺も、戻って、リル姉の頼まれもの、片付けないとなんないから。
[返せたのは、こんな言葉だけだった]
(87) 2013/08/08(Thu) 22:52:39
─テレーズ宅前─
いな、い?
[サリィの返答>>78に大きく目を見開いた。
単に不在を告げられただけにしては、明らかに可笑しな反応。
歯切れの悪さを気にした様子はなく]
えっと、用事、じゃないんだけど……
……あのね、こんな事言うの、おかしいかも、だけど……
[躊躇いながら、その先を口にしようとして]
(88) 2013/08/08(Thu) 22:54:10
……!!
[ひ、]
[何かに脅えるように、表情を引きつらせた。
不意に]
(89) 2013/08/08(Thu) 22:54:19
─ テレーズ宅前 ─
…うん。
居ないってことは、そうなんだと思うんだけど…
[ミケル>>81の言葉がゆっくりなのは知っているから、名を呼び手を振るだけで挨拶として。
首傾げて零された疑問>>84には、眉を寄せこちらも首を傾げた。
他に理由があるはずは無いのに何故か不安と戸惑いが消えなくて]
だからね、今からエっくんのところに行くつもりだったの。
レーちゃんのことならエっくんに聞くのが一番だと思うし、行き先の心当たりもあるかと思って。
[普段ののんびりした言葉遣いも忘れ、どこか早口で述べたのは胸の内の重さを誤魔化す為に]
(90) 2013/08/08(Thu) 22:54:59
(*4) 2013/08/08(Thu) 22:55:49
─ テレーズ宅前 ─
…ミーちゃん?
[ミレイユの反応>>88に、小首を傾げたまま彼女を見て。
躊躇いがちに続けようとする言葉を待っていたら、不意に表情が強張ったのを見て、慌てた]
ミーちゃん?
急にどうしたの?
[その表情が怖がっているように見えたから、思わず手を伸ばして。
拒まれなければ、そっと抱き寄せ背中を撫でようと]
(91) 2013/08/08(Thu) 22:58:57
─テレーズ宅前─
[手を振ったりするのは、いつものことなので、言葉よりもしっかり出る。
ミレイユの様子がおかしいのは、ミケルにもわかった。
サリィが手を伸ばすし、自分は荷物を持ったまま、ミレイユの顔を見る。]
…?
なに、あった?
(92) 2013/08/08(Thu) 23:04:42
─ 自宅兼工房 ─
[鏃が削り終わった頃、焼きも十分時間が経ち、火を消して冷めるのを待つ段になった]
これ置いてきたら丁度良いかな、時間。
[出来上がった鏃を布で包んで、籠に入れて工房を出る。
左胸に抱いた痣は前よりも形がはっきりし、服で半分隠れていても蒲公英であると分かるようになっていた]
(93) 2013/08/08(Thu) 23:05:26
ああ、そっか。
うっかり周期を間違えたかと思った。
[歳かなぁ、なんて軽く己の首筋を撫でて
ノクロの頷き確認し、乾燥剤を袋に詰めて差し出す。]
消費早いのは仕事熱心な証拠か。
お疲れさん。
[ねぎらいの言葉を向けると、少し考え]
そうみえたのはちょっと考え事してたからかな。
……テレーズに用事?
ん、じゃ、一緒に行くかぁ。
今日はもう店じまいだ。
[店番用のエプロンを脱いでカウンターに置く。
ノクロに商品を示して悪戯な笑みを浮かべて]
荷物、忘れないようにな。
(94) 2013/08/08(Thu) 23:05:45
[ふたりの青年>>86>>87にぺこりと頭を下げて]
そうそう。クレイグちゃん。
体を大事にして、
ちゃんとした
***をしなさいね……?
[にこ、にこ、
穏やかな笑み]
それではね、御機嫌よう。
[ちょこちょこ足を動かして、ゆったりゆったりと帰ってゆく]
(95) 2013/08/08(Thu) 23:06:35
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