91 白花散る夜の月灯
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― →外 ―
[心強い、と言われて>>215、少しばかり気恥ずかしくて苦笑する。
イレーネに礼を言われて、そちらには]
一緒に居れば大丈夫だから。
[と笑いかける。
だけど、その後、旅人―レナーテについて問われれば、表情は真剣に]
……あの人、ですか?危険だと思いますよ、俺は。
自分で自分を抑えられないんじゃないかって……
そういう存在は、何をするかわかりませんし。
[思うことを、そのまま伝えて、示された足跡を見る]
そうですね、急ぎましょう……
[そう言って先へと進む
危険が迫ると感じるせいか、自然と表情は険しくなるけれど]
(221) 2014/01/15(Wed) 23:09:19
役者 エーリッヒは、メモを貼った。
2014/01/15(Wed) 23:11:02
―談話室―
[テーブルに目を遣るとイレーネが運んできたクッキー>>190がある。
朝に欲しいと思っていたものの一つが今近くにある。
前日にエーリッヒが作った林檎のコンポート>>82も
結局その時は食欲がなく「後で食べる」と小皿に一人分取り分けて
厨房の窓に近い涼しい場所にそっと取り置いていたけれど
今の今までそれをすっかりと忘れていた。
思い出したものの、未だ不安が胸を締め付けていた。
それらを口にする事が出来ないまま時間だけが過ぎ行く。]
(222) 2014/01/15(Wed) 23:14:23
─ 談話室 ─
[窓の外を気にしつつも、一旦そこを離れる。
その頃には行商人も追う者も、見えないところまで行っていたか]
……茶、貰える?
[司書へと珍しく自ら話しかけた。
向ける顔は相変わらずのしかめっ面だが]
そっちにも。
[次には小鳥と共にいる幼馴染を目で示し]
(223) 2014/01/15(Wed) 23:14:39
― 談話室 ―
え、
[ライヒアルトの言葉>>212に、きょとんとなって。]
……まもりたいんだけどなあ、って言ったんですけど……。
あ、『なに』を、とか、あたしもよくわからないんですけど。
……図書室に『おまじない』が載ってる本ってないですか、ね?
[困ったようにライヒアルトを見て。]
(224) 2014/01/15(Wed) 23:16:38
─ 談話室 ─
……え?
[呼びかける声>>223に振り返る。
珍しい、と顔に出るのは止めようがなかったが]
……ん、ああ。
紅茶と、ハーブティ、どっちがいい?
[数度瞬いた後、二人それぞれにこう訊ねて。
請われた方を手際よく淹れて行く]
(225) 2014/01/15(Wed) 23:19:45
― 外 ―
[心配そうなミリィ>>217には、一人じゃないからと小さく頷いていた。その間にも何度か瞬く様子は、少し焦っているようにも見えたかもしれない]
自分で自分を抑えられない。
殺してはいけないと言われても、殺してしまう?
そんなのは、困る。
[エーリッヒ>>221の答えを反芻しながら歩いて呟く]
(226) 2014/01/15(Wed) 23:20:07
─ →雪原 ─
……同感だ。
[エーリッヒから得たレナーテ評。
それはマテウスが考えていることとほぼ一致した。
一言だけ返し、足跡の先へと急ぐ。
時折視線はイレーネの居る後方へ。
エーリッヒが居るとは言え、心配になるのは否めない]
足跡が2種類……間違いなくあの行商人も、居るな。
[道から外れた足跡は2種。
あちこち広範囲についた大きめの足跡は行商人だろう。
逃げ出す道を探していたのだと言うのがよく分かる。
そしてもう一つ、その足跡の中を真っ直ぐに突き進んだ跡を残す穴。
ただ一つを目指したのであろう足跡。
恐らくそれがレナーテのもの]
(227) 2014/01/15(Wed) 23:22:20
[足跡を追った視線の先、光を反射する雪の平原の中に、赤と金の姿>>219が見えた]
居たぞ。
[声は共に進む者が聞こえる程度のもの。
スコップを握り締め、ゆっくりと彼らの方へと歩み進んだ]
(228) 2014/01/15(Wed) 23:22:24
―談話室―
[無意識に手が胸元で組まれる。
十字架こそ身につけてはいないが
黒を纏うこともあり修道女が祈りを捧げる態にも見えようか。]
どうか無事でいて。
[小さな声で願い、目を伏せた。]
(229) 2014/01/15(Wed) 23:22:28
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/15(Wed) 23:22:35
─ 談話室 ─
[何気ない疑問に返された言葉>>224は、どこか要領を得なかった。
だから、僅かに眉を寄せて、緩く首を傾ぐ。
眉を寄せたのは、鈍い痛みを感じたような気がしたから、だがそれは表には出すことなく]
『おまじない』……一応、その手の本も置いてある、けど。
[なんの関係があるんだろう、とは問うことなく。
大体の書架の場所を簡単に伝えた]
(230) 2014/01/15(Wed) 23:22:53
─ 厨房 ─
[>>181歌を紡ぎ終わってこちらに気付いた司書に、笑みをつくり返し。
微かな躊躇いの後の承諾に、彼から頼まれた通りに準備に取り掛かり。
そんな中唐突に切り出した謝罪に>>182戸惑いながらも頭を振るライヒアルトを見て、困った様に笑い]
ううん、助かったのよ。
別に喧嘩してる訳じゃないから、仲裁なんかされたら困ったもの。
多分あの人も、あぁなっちゃうのは理屈じゃないと思うから。
[老尼僧から自分と彼の妻の間柄を聞いていたならこれで司書にも大体の事情は伝えられたろう。
もっとも知らないなら知らないで、詳しく話す事でも無いだろうとわざわざ説明はしなかった。
彼が急に頭を振ったのに、どうしたのかと問いかけた事で会話が途切れたとも言うが]
(231) 2014/01/15(Wed) 23:25:48
─ 厨房 ─
ん、…そうね。
[>>183何拍かの間銀十字を握ったままだった司書からの言葉に、頷き答え。
それじゃ、とトレイに茶器や菓子器を移し始めた所で>>178少女の来訪があった]
あら、いい子ね。
ありがとう。
[司書と同じように笑顔で迎えて、彼女が持ちやすいような小さめのトレイを手渡し。
自分も談話室へと向かう準備をしている中、不意にイレーネから告げられた言葉に、目をきょとりと瞬かせた後]
ふふ、カルメンみたいな綺麗な子と一緒に並べて褒めてもらえるなんて嬉しいわ。
ありがとね、イレーネ。
[幼馴染から性別は伝わっているだろうと思っていたから、優しい子ね、と笑って。
司書と少女、三人連れ立ってお茶と茶菓子を持って談話室へと向かった]
(232) 2014/01/15(Wed) 23:26:02
― 談話室 ―
ねー。
あの人、それが原因で殺されそうだよね……。
[『いもうと』の言葉>>217に頷く。
平時であれば、言動で誤解受けやすい人なんだな、と。
そういった認識で接するのだが。]
(233) 2014/01/15(Wed) 23:27:04
─ 雪原 ─
[背後に音が聞こえたのと自慢の細剣が男の胸を貫くのは同じ瞬間のことだった。
男はレナーテを抱きしめるように、レナーテは男に抱かれるように。
ただ男の背中からは白く光る細い刃が天を向いて伸びていた。]
……そうか。
[微かに、そよ風にすらかき消されてしまいそうなか弱い声で、男が何かを呟いた。]
これでお前の望みはこれで叶う。
[ドサリと男の身体が崩れ落ち白い雪を赤く染めあげる]
(234) 2014/01/15(Wed) 23:28:37
―談話室―
ふぇ?
[知らず思考に没頭していたから、不意にかかった声>>225に漏れたのは間が抜けすぎる程に抜けた音。
はたはた、と瞬きを繰り返し。
ライヒアルトの近くに居るエミーリア>>223に珍しいなと首を傾いだ後]
じゃあ、紅茶お願いするよ。
……ハーブ、苦手なのが多くて。
[ごめんね、と小さく謝罪を向けた]
(235) 2014/01/15(Wed) 23:29:02
─ 談話室 ─
[三人で移動した先、足を踏み入れた部屋は妙に空気がぴりとした緊張に包まれていて。
トレイを持ったまま足を止め、また何かあったのかと眉を寄せた。
>>184司書の呟きが問いの代わりとなり、>>187返された答えにあげられた人物を探し視線を動かせばすぐにその姿が目に入り]
…レナーテさん、あなた…
[何を、と問う声は>>186マテウスの言葉に遮られて。
それに続いた>>191エーリッヒの声と、然程の間も置かずに飛び出していった>>196旅人に。
状況の把握が追いつかず、旅人を追いかけて出ていく彼らをただ見送るしか出来なかった]
(236) 2014/01/15(Wed) 23:33:46
─ 談話室 ─
……なに。
[振り向いた後の間と、その表情>>225に眉根を寄せた。
文句あるのかとでも言いたげだったが声には出ず]
ハーブティ。
[自分の希望を告げ。
受け取った時には、小さな声でども、と一応礼らしきものを残した。
幼馴染の分の紅茶も合わせて受け取って]
……さっきも言ったけど、次は手伝わねーぞ。
[呟かれた声>>218は届かない距離にいたものの、立ち上がろうとしているらしき様子は見えていたので。
カップを彼>>235の目の前に置く、ついでに軽く睨んでおいた]
(237) 2014/01/15(Wed) 23:37:29
― →雪原 ―
[足跡を追って歩きながら、イレーネが呟く>>226のに小さく頷く]
困る、よね。
でも、そういう人も、時々居るんだ。
[その言葉はまた彼女を怖がらせてしまうだろうか。
こちらの言葉に同感の意>>227を返すマテウスには、やはり頷いて]
ああ、こっちですね。
わかりやすい足跡だなぁ、二人とも。
[迷うのと、突き進むのと。
どちらが本当に危険な存在なのか、と思いながらそれを辿り]
居た
[その姿を見つけ、イレーネを庇うように立ち止まり、マテウスを見守る>>228]
(238) 2014/01/15(Wed) 23:37:39
─ 談話室 ─
…エーリも行ったから、多分大丈夫だと思うけれど。
[マテウスが追うのは解るが、まさかイレーネまでも付いていくとは思わなかった。
心配ではあるけれど、娘が傍にいるなら彼もそう無茶はしないだろう。
ともかく無事に戻ってくるのを待つしかないと、持ってきたトレイをテーブルにおいて]
そういえば。
アーベル、アンタ体調はどう?
休んでなくて大丈夫?
[彼の零した呟きは耳に届かなかったから、無遠慮に体調を問いかけた]
(239) 2014/01/15(Wed) 23:39:09
─ 談話室 ─
[問いに返った最初の反応>>235に、幾度目かの瞬き。
場合じゃない、とわかっているのに、なんとなく、気が抜けた]
いや、別に謝る所じゃ。
ハーブは、好き嫌いのわかれるものだし。
[ごめんね、というのにそう返して。
ミリィが眉根寄せる>>237のには、なんでも、とでも言うようにふるふる、と首を横に振ってから、二種のお茶をカップに満たして彼女に渡す。
それらが一段落したなら、蒼に向けて手を差し伸べて]
ほら、そろそろ戻って来い。
[この言葉に蒼の小鳥はこきゅ、と首を傾いで。
ありがと、とでも言うようにピリリリ、と鳴いてから、差し伸べられた手へと飛び移った]
(240) 2014/01/15(Wed) 23:41:48
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/15(Wed) 23:41:52
― 談話室 ―
……?
[微かに眉を寄せる様子>>230に、こちらも首を傾げて。]
ありがとうございます。
母から『おまじない』どうこう言われていたんですけど、
ここの商品渡し忘れと一緒に度忘れしちゃって。
……あ、でも、渡しそびれていた商品は全部……匂い袋はイレーネちゃんにあげちゃいましたけど、
持ってきましたから!
[困ったように笑ったが、主張すべきことは口にした。]
(241) 2014/01/15(Wed) 23:42:35
[体から力が抜けて木に背を預け座り込む。
誰かが近づいてくる。
そして、何か、誰かが、怒鳴りつけている……いや、ただ話し掛けているだけだろうか。
耳に入る言葉がノイズに乱されて脳へと意味を伝えない。]
……すまないが、もっとゆっくり喋ってくれないか。
……上手く聞き取れないんだ。
[そもそも本当に声をかけられているのだろうか。
風の音がノイズとなって頭の中を駆け巡っているのではないだろうか。
だがそこに人がいるのは確からしいと、レナーテはゆっくりと顔を上げて口をもう一度開く]
そうだ……すまないついでに。
───その男を弔ってくれないか。
[レナーテの双眸からは確かに涙がこぼれていた]
(242) 2014/01/15(Wed) 23:42:43
─ 談話室 ─
つーか、アイツも怪しいけど。
さっきのヤツも相当だよね。
[じゃあ自分の喉を切れ、と言ったのは、半分はカッとなった勢いだったが。
“姉”の肯定を聞きながら、貰ったばかりのハーブティを啜る。
これまで通り味の感想は言わないが、文句も言わない]
つーかどーしたの。
急におまじないの本なんて。
[司書へ頼む声>>224は聞こえていて、何気なく問いかけた]
(243) 2014/01/15(Wed) 23:45:05
─ →雪原 ─
[時々は足元に夢中で気づけないが、顔を上げて父と視線>>227が合えば、大丈夫だよと示すようにしっかりと見返した。
エーリッヒの言葉>>238には、不安と同時に不快が多く滲む顔で溜息をついた]
イヴァンさん。
[速度が落とされ>>228顔を上げた先に見えたのは、冷たく輝く刃が胸を貫いている>>234場面。
短く息を吸い込んで、止める。鈍い音と共に落ち白を赤く染めゆくその源にだけ、視線は注がれていた]
(244) 2014/01/15(Wed) 23:45:11
─ 談話室 ─
[同じように首を傾げられ>>241て、は、とひとつ息を吐く。
説明のしようがないのもあって、追求されずにすむのはありがたかった]
……まあ、いいけど。
商品渡し忘れ……って、ああ。
そういえば、いくつか欠けてた、な。
[あれのリストはどこに置いたか、と。
意識がそれるのは、日常的な部分]
後で、確認させてもらうから。
……今は、そんな状況でも、気分でもないから、ね。
(245) 2014/01/15(Wed) 23:48:57
―談話室―
[目の前に置かれるカップと共にこちらを射る少し強い視線>>237。
それを真っ向から受け止めた鉄紺はきょとりと瞬いて]
……はは、肝に銘じておくよ。
ありがとうね。
[苦笑を零しながら置かれたカップを手に。
ゆるり、持ち上げての礼を向けて]
[ライヒアルトと共に戻ってきたオクタヴィアンから向けられた問い>>239にくるりと視線が巡る]
ああ、ご心配お掛けしました。
とりあえず今は特に問題無いよ。
[そこまで言って、少し躊躇う。僅かに唇が空気を食んで、結んで]
(246) 2014/01/15(Wed) 23:50:16
─ 雪原 ─
[後方にエーリッヒとイレーネを置き>>238、赤が広がる地へと足を進める。
行商人が倒れた>>234今、警戒すべきはレナーテ。
不用意に近付きすぎることはせず、一度足を止めた]
…豪語しただけあるな。
[言葉を向けながら、視線を雪の上に頽れた行商人へと向ける。
見たところ、獣へと変化している様子は無いように見え。
しばし見遣った後にレナーテへと視線を戻した]
…………っ
[木へと凭れたレナーテの双眸から零れるもの>>242。
それはマテウスを驚かせるのに十分なものだった。
焦げ茶の瞳を瞠ったまま願いを耳にして、短く息を吐く]
(247) 2014/01/15(Wed) 23:50:20
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