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─ 回想/普通棟 1階廊下→保健室 ─
[付き添いの申し出はありがたく受けて、1階まで移動する頃には痛みも大分引いて]
あ、こちらこそっ。
ありがとーございました、彩花様先輩!
[元気よく御礼を言ったは良いが、結局治らなかった呼び方に再度の突っ込みがあったかどうか。
ともあれ、一度そのまま保健室へと移動して暫しの休息タイム。
なおこの間に事の顛末を彩花様ファンである友人にメールで送ったところ、大層羨ましがっていたようだった。
思わずちょっと引く程度には]
― 普通教室棟 2F廊下 ―
おわっ!
[常に勢い任せの大振りなのは、得物が竹ぼうきに変わっても相変わらずで、垂直跳びで避けられてしまうと>>8そのまま勢いを殺すことも出来ずに、身体ごと半回転してしまう]
さすが、ちっちゃいと身が...いでっ!!
[向き直ろうとした所で、上から束になったゴムホースが振り下ろされて、右の肩甲骨あたりにバシンと当たった]
んにゃろっ!やったなー!
[ぐるんと、竹ぼうきを手元で一回転、今度は左から身体ごと横薙ぎにぶん回す]
祓いったまえーってな!
[神社の息子っぽいと言えば息子っぽいが、不遜といえばこれほど不遜な態度もないだろう一言と共に、竹ぼうきの細い枝の束は、着地したショウの胴を払おうとする*]
せっかくだから、美化委員2年 ヒサタカ は 生徒会長2年 キョウヤ に投票するぜ!
せっかくだから、風紀委員2年 サヤカ は 生徒会長2年 キョウヤ に投票するぜ!
─ 特殊教室棟理科室 ─
[居眠りしていたために実験台に放り投げていたちり取りを握り、椅子から立ち上がる]
ふは、神宮寺も同じもん使ってたんだな。
リーチ短ぇけど、結構用途広いよな、これ。
[笑って言いつつ、理科室の隅にある掃除用具入れへと近付いた]
んでも、もうちょっと面白ぇの使ってみてーんだよな。
[武器チェンジの意思を見せ、用具入れの扉に手をかける]
……ちぇ、全部持ってかれてるか。
[用具入れの中は空っぽ。
既に確保された後だったようだ]
しゃーねぇ、他探して来るか。
んじゃ俺行くわ。
また会った時は正々堂々と、かね?
[揶揄うように言って笑い、軽く手を振って理科室を出た]
― 保健室 ─
んー。よしっ。
[腰掛けていたベッドからぴょいと飛び降りる。
伸びをして、軽く準備体操の様な動きをして]
さって、どーしよっかなー。っと?
お、此処にも用具入れあんじゃん。
[隅にあるロッカーを目に止めて]
何か面白いのないかなー。
[選考基準は実用性よりそこである]
/*
用務員室に駆け込むか、生徒玄関にあることにするか。
それが問題だ。
[妙なところで悩んでいる]
偶数:おっちゃん 奇数:生徒
{6}
─ 廊下 ─
[新たな武器を探してふらふらり。
何度か廊下にある用具入れを確認するが、大体が参加者に持ち出されていた]
ちぇー、なかなか見っかんねーな。
……あ。
待てよ、意外とあそこって穴場じゃね?
[ふとある場所を思い出し、駆け足で目的地へと向かう]
─ →用務員室 ─
おっちゃん!
ちょっとこれ貸してくんね!?
[美化委員故に思いついた場所。
夜勤に向けて休憩中の用務員が居る部屋へと駆け込み、熊手を引っ掴んだ。
お前も参加してるのか、と言う辺り、用務員も事情は理解している模様。
ちゃんと返せよ、と忠告を受けて、借り受けることに成功した]
あんがとな!
終わったら返しに来るぁー!
[言うが早いか廊下を駆けて行く。
それまで使っていたちり取りはここに来る前に片しておいた]
[久貴はちり取りを失った]
[久貴は熊手を手に入れた!]
― 保健室 ─
うおぅ……!?
[用具入れを開けた途端、こちらに向かって倒れ込んできたのは吸水ローラー。
普通は多分グラウンドの倉庫辺りにしまわれているものだ。
ちょっと吃驚しながらも受け止めて]
何でこれがこんなところに……?
まあいっか、面白そうだしっ。
[深く考えるのは止めた]
じゃ、お役目ご苦労様でしたっ。
[ここまで相棒だったホースは代わりに保健室のロッカーの中へ。
この場所に吸水ローラーがあるのもこういう感じで誰かが交換して行ったのかもしれない]
─ 普通教室棟 2階廊下 ─
[勢い余った半回転>>11に、廊下広くて良かったわー、なんてちょっと横道にそれた事を考えつつ]
だから、ちっちゃい言うなっ!
[突っ込み飛ばしながら振り下ろしたホース束に返るのはいい手応え。
それによしゃ、と思いながら着地して、更に追撃──と思うより早く、竹ぼうきが横に払われて]
……あたっ!
[ぴしぴしぱしぱし、細かい枝が胴を払う。
竹刀の一撃とは違い、拡散されている分痛みは軽いが細かく痛い]
ん、のっ……!
抜き胴でコケて、剣道部名乗れっかぁ!
[それでも転ばなかったのは、日々の鍛錬の賜物か。
気合入れて叫びながら身を屈め、足元狙ってホースの束を薙ぎ払った。*]
─ 生徒玄関 ─
[柄の長い熊手を両手で掴み、ぐるぐる回してみたりと使い勝手を試してみる。
廊下では少し狭かったため、用務員室から近い開けた場所である生徒玄関で熊手をぶん回していた]
重心さえ間違わなきゃなんとかなっかな。
[熊手は竹製であるためそこまで重くない。
片手での取り回しも何とか出来そうだった]
結構いーかもな。
[右手で柄の中心辺りを握り、柄の先端を右脇の後ろへと通して支え、鉤の広がった部分を外へと払って一時停止。
に、と笑って呟く様子は満足げだった]
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