人狼物語 ─幻夢─


96 ― Lupus in Nebbia ―

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milkyr** 裕樹

[空気にまとまりがなくなった、と他人事のように考えている内に、どうやら各々、動きもまたバラついてゆく。
これ幸い、と、しきりにいじくり回していたスマートフォンから顔を上げて、適当に声をかける。]

 俺、電波あるトコないか見てくるッス
 すぐ戻るンで

[一旦スリープモードに切り替えた端末を尻ポケットにねじ込んで、するりと大広間を抜け出すように。]

(20) 2014/12/06(Sat) 01:15:13

k710 ワタル

[画面を見つめて少し考えた後、再び指を動かそうとした。
が]

―― え、は、何だこれ…… ?

[周囲が急に、真っ白に覆われた]

(21) 2014/12/06(Sat) 01:19:25

aquila 聡

─ 廊下 ─

……あー。
ホントにわけ、わかんねー。

[大広間を出てから向かった先は違ったようで、頽れ蹲る姿>>18は目撃する事はなく。
廊下を進みつつ、零すのは愚痴めいた言葉]

結局原因はなんで、何をどーすりゃ元に戻れるんだか……その辺り、もう少しはっきりしろってーの。

[言うべき相手が誰かはさっぱりだが、そんな文句を口にしつつ廊下を歩いて。
何歩目かを踏み出したか踏み出さないか、というタイミングで、その異変は到来した]

……っ!?
一体なに、これ……!

[周囲を埋め尽くす、白い色。
視界は完全に閉ざされ、それ以外の感覚も曖昧なものとななり──]

(22) 2014/12/06(Sat) 01:19:57

aquila 聡

[白に閉ざされていた時間は如何ほどか。
時間の流れは全く掴めぬまま、やがて、霧は引いていく]

……なん…………なの。

[白が消えて、零れ落ちたのは、掠れた声。
ふる、と首を横に振って、気を取り直そうとして──それが完全に叶う前に、異変の上書を示唆するが如く、悲鳴>>15が響いてきた]

いや、だからっ。
なんだっての!

[いー加減にしてよ、との愚痴は口の中に止め。
足を向けるのは、声の聞こえて来た方]

(23) 2014/12/06(Sat) 01:20:08

k710 ワタル

[多分霧、だと思った。
ただそれは尋常ではない濃霧だった。
なんせ見えるのはギリギリ自分自身だけで、その足が踏みしめている筈の床すらまったく見えなくなった]

いや本当に何なんだって……!?

[一寸先に何があるかわからず、手探りで進む事すら躊躇う。
それでも多少は動いたかもしれない。
周囲が元の光景に戻るまで、随分と長い時間が経ったようにも思えた]

(24) 2014/12/06(Sat) 01:25:11

k710 ワタル

…… はー。
何だったんだ今の。

[一息吐く。
暇も殆ど与えられなかった]

…… ひっ!?

[すぐに何処からか悲鳴>>16が聞こえてきたから。
肩を揺らして、目を瞠って、少し躊躇した後、その方向へと向かった]

(25) 2014/12/06(Sat) 01:28:13

aquila 聡

─ 浴室前廊下 ─

[そもそも、館内の間取りなどは把握し切れていないから、やや迷い迷いになるのは已む無しか。
それでも、どうにかたどり着いた先。
先の悲鳴の主──珠樹の姿>>16を見てとると、開口一番]

なんか、あったの!?

[余計な事はすっ飛ばして、要点だけを問いとして投げかけた]

(26) 2014/12/06(Sat) 01:29:56

milkyr** 裕樹

[それほど時間は経っていなかったように思う。
見つめていた液晶画面から顔を上げた時、周囲は白く、靄がかっていた。]

 ――あれ、

[一体今度は何だと言うのか。徐々に濃くなる白色に、視界は完全に遮られる。
平衡感覚を狂わせるような空気に、咄嗟に、目を細める程度の反応しかできない。
数度咳き込んで、顔を庇って場をやり過ごした矢先、響くのは悲鳴>>16。]

 ……?

[声を上げるほどの余裕もなく、自然と悲鳴がした方へと、足が向く。]

(27) 2014/12/06(Sat) 01:34:08

milkyr** 裕樹

―→浴室前廊下―

[廊下に崩れるような珠樹>>16に、じんわりと、頭が物事を結びつけていく。
ああ、悲鳴を上げたのは、彼女で、そして?

彼女が怪我をしている様子は、ざっと見る限りでは、ない。
かといって、虫か、怪しげな影でも見たか、というほどにも楽観的な考えが浮かばなかったのは、この場の空気のせいだろうか。
……薄く、鼻につくにおい。鉄錆のような――]

 ……なんのにおい?

[訝しげに、珠樹と、先に到着していた聡>>26に向かってつぶやきつつ、眉を顰める。
なんだか、相変わらず、夢でも見ているように感覚が遠い気がした。**]

(28) 2014/12/06(Sat) 01:41:28

milkyr** 裕樹、メモを貼った。

2014/12/06(Sat) 01:43:05

juju 珠樹

─ 浴室前廊下 ─

[近付いてくる足音が聞こえる。
けれど、珠樹の視線は脱衣所の中へと向かったまま]

あっ、あ、あれ……!

[聞かれれば>>26、タオルを持たない手で前方を指差す。
握っていたタオルは口許に当てていたため声はくぐもったが、仕草で何を示したいのかは知れるはずだ]

あたし、一人で居たはずなのに、なんで、っ

ていうか、あの人、死んでるよね!?
何なのこの家!!

[あまりの衝撃にどこから突っ込めば良いのか分からなくなってきていた]

(29) 2014/12/06(Sat) 01:46:59

k710 ワタル

─ 浴室前廊下 ─

[その場へ到着したのは、聡と裕樹が到着した後の事]

なに、今の悲鳴。
何があったんだ……?

[ただならぬ空気に眉を顰めながら、きっと他が既に問うているであろう問いを繰り返す。
片手にはスマホが握られたまま。
そこから微かに着信音が鳴った事に、誰か気付く余裕はあっただろうか**]

(30) 2014/12/06(Sat) 01:47:36

k710 ワタル、メモを貼った。

2014/12/06(Sat) 01:48:54

aquila 聡

─ 浴室前廊下 ─

[あれ、と言われて示す方を見やれば、目に入るのは紅く染まった姿]

……え?
香月……さん?

[口を突いたのは、どこか呆けたような声。
余りの事に停止しかけた思考は、言い募る珠樹の声>>29に再起動する]

……血の、臭い。
香月さんが、死んでる。

[相次いでやって来た裕樹>>28と亘>>30の問いに、まとめて答えた後]

……わっけ、わかんね……。

[ぐしゃ、と前髪をかき上げながら、額に手を当てた。**]

(31) 2014/12/06(Sat) 01:56:09

aquila 聡、メモを貼った。

2014/12/06(Sat) 01:57:40

juju 珠樹

─ 浴室前廊下 ─

[驚きの方が勝って、恐怖がまだ沸いてこない。
その状態は良かったのか、悪かったのか。
泣き喚かずに居るのは、きっと周りが助かったことだろう]

ね、ねぇ、さっき、この人、広間に居たはず、だよね?
なんでっ、ここで、しんでるの!?
あんなに濃い霧の中でどうやって移動してっ……。

[そこまで言って、奇妙な霧が発生したことを思い出した。
館の外ならばともかく、中に霧が発生するなど聞いたことが無い。
そして、その中で人が死ぬ事態が起きた。
それも珠樹の直ぐ傍で]

(32) 2014/12/06(Sat) 02:12:12

juju 珠樹

……………も、やだ……

もうやだ!
あたし耐えられない!!

[泣きそうな顔で叫んで、尻餅をつく形から立ち上がりながら廊下を駆けて行く。
足元が覚束無いためよろめきながらだったけれど、足は確実に玄関がある方へと向かっていた。
玄関のドアノブに手がかかると、扉を開けて珠樹は濃霧の中へと飛び出す**]

(33) 2014/12/06(Sat) 02:12:19

juju 珠樹、メモを貼った。

2014/12/06(Sat) 02:12:44

ro0okie 礼斗

[鷹津>>17の問いかけに、うーんと顎に手を当てて実にのんきに答える。]

どうやら菊地さんは、見かけによらずシャイな方のようですね。

[良い大人がノリノリで女性RPを楽しんでいたというのは意外性のあることだが、そこまで恥ずかしがることだろうか。

お茶を淹れてくるという鷹津に、僕の分もお願いしますとちゃっかり押し付ける。
楠木も電波を探しに出掛けてしまった。
いつのまにか人のいなくなった大広間でため息をついた。]

(34) 2014/12/06(Sat) 07:50:22

ro0okie 礼斗

[青ざめた顔で床を見つめていた香月に気づき、彼女のもとへ近づく。]

あなたも、相当顔色が悪いですね。貧血でも起こしてるみたいになってますよ。
ソファに横になりますか?

[聞けばそうする、とソファのもとへ移動する香月。
何か掛けてやれるものはないかと、大広間を見渡そうとして。]

(35) 2014/12/06(Sat) 07:51:05

ro0okie 礼斗


[ぐらり、白く傾ぐ視界。]

(36) 2014/12/06(Sat) 07:51:59

ro0okie 礼斗

っ !?

[一瞬気を失ったかのような、謎の感覚。
何か歯車が、がちりと動いたかのような違和感。
一瞬前のことが、ずいぶん前のことに思えるような不思議な感覚。]

あ、れ…… 僕は……

[片手で頭をおさえ、自分の行動を思い出そうと――そう、香月にかけてやれるブランケットか何かないかと大広間を見ていて――

ソファを見る。

先程まで確かにいたはずの、香月の姿が、無い。]

(37) 2014/12/06(Sat) 07:52:46

ro0okie 礼斗

香月、さん……?

[呆然と名を読んで、応答を待つ間もむなしく。

扉の外から甲高く、人の叫び声が聞こえてくる。
自分のいない場所で何があったのだろうか?
見に行きたい、いやな予感がする、ぐるぐると相反する思考が頭のなかでぶつかりあう。

奮い立たせようと握りこぶしをつくって、すっかり冷たくなった己の指先に驚く。]

と、とにかく、ここにいたって仕方ない……

(38) 2014/12/06(Sat) 07:53:15

ro0okie 礼斗

[自分以外のものが既に彼女の亡骸を目の当たりにしているとは知らず、ゆっくりと大広間の扉を開き、廊下に出る。
だが、叫び声が聞こえた場所がわからない。
鷹津と歩いた廊下を行き、玄関ホールで腕を組む。]

単独行動は嫌なんだけどな。
皆、どこにいるのやら……。

[うーんうーん、と唸っていると、そこに飛河がひどく錯乱したように駆け込んで来た。]

えっ、

[こちらのことは見えていないのであろう、玄関の扉へまっしぐらに向かった彼女は、遮二無二外へ飛び出してしまった。
制止する間もない。]

(39) 2014/12/06(Sat) 07:54:15

ro0okie 礼斗

飛河さんっ、
……馬鹿か!

[思わず悪態をついて、相変わらず濃霧のひどい外、彼女がいるであろう空間に呼び掛ける。]

おおーい!
戻ってこーーーいっ!!

[ここで追い掛けられたら良いのだが、ミイラ取りがミイラになるわけにはいかない。

せめて彼女が戻って来るための指針になるよう、声を張り続けるしかなかった。
口に手を当てて囲い、戻ってこいと繰り返し続けた**]

(40) 2014/12/06(Sat) 07:55:02

aquila 聡

─ 浴室前廊下 ─

……あ、ああ。
少なくとも、俺が出る時には、まだ、広間にいた。

[いたはず、だ、と。
記憶をたどり、珠樹>>32に頷く。
広間を出てから、悲鳴が届くまでそんなに時間あったっけ、と記憶をたどるが]

……霧……。

[続く叫びに思い出す。
突然周囲を包んだ真白の霧。
全ての感覚を遠のかせるように包み込んできたあれは何だったのか──そんな思考を遮るように、また、声が上がって。>>33]

(41) 2014/12/06(Sat) 15:41:37

aquila 聡

え? あ、ちょっ……。

[呼び止める暇もなく、珠樹は立ち上がって駆け出していく]

……ぁー……。

[サイアク、との呟きは口の中]

ったなぁ……ああいう状態って、中々鎮まんないんだよねぇ。

[妙に実感籠もった呟きを漏らした所で、ふと、何か音>>30が聞こえたような気がして。
あれ? と思って瞬きひとつ。
振り返った先にはやや遅れてやって来た亘の姿。
通信機器の異常は、まだはっきり確かめていないから、その手のスマホにはすぐに違和感を感じる事はないけれど]

(42) 2014/12/06(Sat) 15:41:41

aquila 聡

……ったなぁ。

あっちもほっとけないけど、こっちもほっとけない、よねぇ、コレ。

[言いながら見やるのは、いろを変えていく紅に染まるひとの姿。
現場維持とか、そういう発想がすぐに出てこないのは状況の異常さがまともな思考をどこかに飛ばしているから。

ついでに、ある種の現実逃避も含んでいるかも知れない。
一気に色々起きすぎて、思考が中々追いついてくれなかった。*]

(43) 2014/12/06(Sat) 15:41:44

juju 珠樹

─ 霧の中 ─

[玄関ホールに誰かが居た>>39など、珠樹は気付きもしなかった。
とにかくこの不気味な館から離れたかった。
そうしなければ自分もあのひとのように殺される、そんな風に思えたから。
濃い霧の中でも、館から離れればきっとどこかに辿り着くと、そう信じて駆け続けて。
やがて、前方から呼びかけるような声が聞こえて来た。
誰かが居る、と頭に滑り込んで来た情報を抱えて更に駆けて。
その声の主が視認出来るまでに近付いた時、珠樹の顔から表情が消えた]


────……なん で 、

 

(44) 2014/12/06(Sat) 19:13:59

juju 珠樹

[目の前に聳えるのは先程まで居た館。
玄関口には声を張り上げる礼斗の姿>>40が見える]

な んで、 真直ぐに 走ってたはず、なのに

[震える声が零れ落ち、駆けた疲労もあって膝から力が抜けた。
ぽす、と珠樹はその場に座り込んでしまう]

いくら周りが見えないって言っても、おかしいよ
Uターンするほどカーブした覚えなんて、無い

[錯乱の次は混乱。
珠樹はここから逃げられないと言う事を、身を持って体験した]

(45) 2014/12/06(Sat) 19:14:04

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