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あ、わりぃ。
さて、彼女運ぶかな…?
[肉球で頭をぽふぽふやったが、先ほど四肢で駆けた為青い髪に草がついてはらりと落ちた。
ナターリェを見下ろしつつ、周りもキョロキョロと見て警戒を怠らない。]
< アーベルが気持ちよさそうなので、猫はにこにことしました。
それからナターリエの頭をなでて、 >
…うん。
< マテウスのことばに うなずきます。
そっと川の中に手を入れて(もうびりびりはしませんでした)、足を…すそをなおして、水からだしました。けっして、ほかの人には、みせないように。 >
……はてさて、どうだか
[どう見ても好奇心で死ぬタイプのリディに嘆息交じりにそう言うと、ホルスターに銃を仕舞う]
じゃあ、私は行くけど。あんまり出歩くとまた襲われるよ
こっちの方が上よりもドロイドの数が多いから、ね
[それだけ言うと、通信機を操作して上へ]
?
[謝罪の理由がわからず]
[大地の獣を見て傾ぐ首]
[まだ僅か][青に残る緑]
運んだほうが、好い?
[問い掛けは傍らの流水の獣へ]
[其方のほうが理解していそうだったから]
や、髪に草とかつけちまったなーとか。
運ぶなら、乗せてくれるか?
[ついでに乗るか?と笑いつつ、背中を低くするためそっと伏せのポーズ。
エーリヒが水の中で何かしていたのは見なかったのか見えなかったのか、コメントは全くせずに]
< すこし、猫は悩みました。だけれど、アーベルの申し出にうなずきます。
自分でも運べる、のですが。それは体調が、良いときであり。今はおせじにも、そうとはいえないって、自分でわかっていたのです。 >
部屋、のほうが、良い、かも。
< 他人に見せるのは、のぞまないだろう。
そう思って、猫は言いました。
運ぶのなら、ついていって、人の目から、*かくそうとするでしょうか* >
乗せる。
[自らの手を見][熊の巨躯を見る]
[手伝う前、流水の獣が先に彼女を抱き上げた]
乗れる?
[伏せた大地の獣の上に乗せられた身体]
[じっと見つめ]
[彼女が、なのか][自分も、なのか]
[曖昧な問い]
なんだ、エーリヒもえらく疲れてんな…。
大丈夫か?無理すんなよ?
アーベルも乗るか?
[ナターリェ程度の体重を持ち上げるにもふらふらするエーリヒが背中にナターリェを乗せたならば、前足でエーリヒの背中を引き寄せ、一緒に背中に乗せてしまう。
ばふ、と背中にふたりとも乗ったのを確認した後で、アーベルにも乗るかを聞く。
乗るといえば乗せただろうし、乗らないといえばとりあえず2人を屋敷まで連れて行く、とその場をゆっくりと揺らさないように4足で歩いて*去るだろう*]
……。
[じゃらり、]
[持ち上げた左手][鳴る鎖の音]
重い、だろうから。
いい。
[ゆるり][首を左右に一度振る]
[緩やかな歩みで][やがて屋敷に辿り着くと]
[室内へと入り][廊下を抜けて][階段を上り]
[流水の獣の案内で、眠る天聖の獣を部屋に寝かせる]
[彼等が話す間も、私は意識を手放したまま身じろぎ一つなく。
胸の上に在りし手も、衣を強く握り締めたまま]
[豊かな毛並みの大きな背に乗せられ、緩やかに運ばれてゆく]
[流水の獣に代わり]
[真白い寝台に力の抜けた身体を横たえる]
[姿は人のものなれど][人とは異なる][耳][尾][そして角]
[それらを傷つけぬよう、彼にしては細心の注意を払って。]
……、
[身を起こそうとして、]
[見慣れぬ角へと右の指先が伸びかける]
[が、]
[横から投げられる][咎めるような視線]
[僅かに白金を掠めて、離れた。]
―二階個室―
[静かに下ろされたは、私の使う部屋。
在るは肩掛の大きな鞄が一つと、洗い干された亜麻色の布のみ]
……
[褥へと横たえられ、吐息が零れる。意識はありやなしや?]
ん、
ごめん。
[目を覚ましていたは定かでない]
[謝罪の言葉は][短く][小さくて]
[起きていたとて届いたかすらも]
[伝わるまで残るべきだったかも知れず]
[けれど傍らに別の存在があったためか]
[開かれたままの扉へと足を向けた。]
[額の角は肉に覆われ、何者をも傷付けぬもの。
なれど良く見れば、その内に抱くは歪な形]
[触れんとする気配を感じたか、僅かに睫毛が揺れる。
ただ、それだけ]
[謝罪は届いたや否や?]
[緩やかに身の内を血が巡る]
[緩やかに意識が浮かび上がる]
[なれど。痺れた身体は、僅かしか動かす事は出来ず]
[部屋を出][大地の獣の元へ]
[簡潔な言葉で説明を終えると]
[その傍らに腰を下ろして、ぼんやり巨躯を見上げ]
[*乾いた手を、伸ばした*]
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