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[色々悟っているようにも聞こえるヴィントの声にまた苦笑]
まぁ、なかなかそうも行かないのだろう。
…正直なところ、私にはよくわからないんだが。
[遠くを見るのに困ったように首を傾げた]
[騎士の向こうに見える、赤髪の少女と青髪の男の姿。ぎくしゃくとした様子]
……………
[思考。]
逢瀬の途中だったか。邪魔をした。
[何故か納得をしたように言って、その場から立ち去ろうと。
ダーヴィッドにも、邪魔はしない方がいいのではないか、などと言いつ]
[青年は歌詞の意味を思い出し……]
……これも……案外……
[……あんまり、この唄を唄う妖精が
王様とかそう言うもの気にしなさそうに思える]
『うん、まあ……ね』
[ネズミ、ちょっと困ったように尻尾をゆらり]
『フェーンが、一位指名後継者とか、気にしすぎなだけなんだろうけどー。
あと、時間軸の差異とか』
/中/
ミリィさんは狂っぽいなーと思いつ。ユリアンは挙動が気になるけど…ううむ。
あまりに動きがなさそうなら同じくセットしますかね…
―Fairy's fire前―
[青年は熱が冷めないよう蓋がされたマグカップを2つ持ち、
イレーネの店の前に到着…して看板を見る。]
[この村では…伝承のおかげで妖精の名前を持つ店は多いけど…]
……イレーネ自身が妖精と関わり…があったりな……
[そうなれば、この不可解な問題とにも何らかの対処方が…
……と、ほとんど、そうなれば良いと言う願望的な呟きをしつつ]
[少年の言葉に思わず噴出しそうになった。
どうにかこうにか衝動を押さえ込んで]
…そ、そうですね…
[震える声はきっと衝動を殺していた所為。
此方に気付いてしまっているユリアンとミリィには会釈だけして。
広場の方に立ち去ろうと、して。
取り残された鼠を発見]
[…すっかり聞こえなくなった声。
まぁ、落ち込んでいるのだろう、と、特に気にすることもなく…]
…金の光が王様…で。
銀の光が…
[………と………?
その手を止め…軽く頭を振る]
…もし、王様の檻とか言うのに…
入れに行こうとしたとして、その理由が分からないわ…
[髪の毛をくしゃり、とかき、そのイメージを頭の中から追いやる。
…銀の光はどんな形にしようか…]
う……。
[思わず上げた声に素で返されて。困った]
いやその、なんでそこでそういう言葉が出てくるのかとか。
[逢瀬とか……という部分は、ややかすれたか。
その一方で、相棒は呑気に騎士に向かって尻尾をゆらゆら。
挨拶しているらしい]
ああ…そうか。
彼女と『話せて』いたから思わず失念していたよ。
[困ったように溜息のような息を吐いて]
一位後継者、か。
となると、話は簡単には済まないか…
……………
[顎元に軽く握った手を当て。
ミリィを助け起こしたユリアンの姿。それに、少女の反応]
……見た儘を、簡潔に述べたまでだが。
[仔細な説明が必要なのか、と言わんばかり。]
[少女が心配だったから、施設のほうを訪ねてみようかと思った]
[そして広場を通り掛かり]
…あら。
[見慣れた数人を見掛け、更に逢瀬という言葉が聞こえ]
[思わず隠れて様子を伺ってみたり。丁度さっきダーヴィッドがいた辺りだったりする]
[店の戸が叩かれる音がして…顔を上げると]
…ぇぇ、開いてるわ…
入ってきてもらって良いわよ?
[…その声の主…話とは珍しい、と軽く首を傾げつつも、机の上に出していた羊皮紙を片づける]
『しかも、夫婦喧嘩のノリと勢いと売り言葉と買い言葉が決めた一位指名だもんねぇ』
[凄まじくとんでもない事を、さらりと言って]
『……そんなに気にしなくても、何とかなるとは思うんだけど。
考えすぎちゃうんだねよねー、なんでか』
…あの、私…これで、失礼します…
[消え入るような声で呟いて、少女は、なんとかその場を立ち去ろうと試みる。手足が一緒に前に出たりしているが]
[尻尾をゆらゆらさせている鼠を両手で掬い上げる]
雪の上では寒いだろう?
とはいえユリアンはあの状況だし…
暫く私の肩で我慢して貰えるかな?
……みたまんまって……。
[きっぱり言い切られ、反論のしようがない状態。
どうしたものか、と考えていると消え入りそうな呟きが耳に届き]
って、ちょ、待った!
そんな歩き方してたら、また転ぶだろっ!
[そういう問題でもないような]
……仕事中すまない…時間は大丈夫か?
[青年はそう言いつつ店内に入ると「…土産」と言って
マグカップの内一つをイレーネに差し出す。]
……………………昨日のこと…なんだけど
エーリッヒが消えた時のことなんだけど…
[どう話しを切り出せばいいんだか…
青年は、若干口篭もりながら話しを切り出そうとする。]
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