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…戦う?どうやって。
戦えんのかよ。
靴も無いのに、どこでどうやって戦う。
足の怪我なんて状況で、どこに行くってんだ。
[は、と重くため息をひとつ]
…聞き分けないのもいい加減にしてくれよ。
そこまで面倒、見きれねえ。
[ユリアンが少女を運び込んだのは、
ぶりじっとが教えてくれた部屋。
少女は自分の部屋の寝台に降ろされるが……]
…………!
出来ないよ!そんなこと!
[告げられた言葉に咄嗟に叫ぶ。]
それが君の基か。
[力バランスの制御、磁場の展開。
同時に行うにはそこまで引き上げるしかなく]
思いは――力に。
[制御を助ける仮面の下から、僅かに激情が瞳を走る]
互いに、望むものの為――!
[距離を詰める。相手の構える糸刃を睨みながら。
周囲へと磁場を僅かに広げてそのまま飛び込んでゆく。
左腕の刃が青白い光を帯びる]
――……………、
[語る言葉が無くなり、音が一時、止まった。]
それなら、あなたは、わたしにとっての火だよ。
<降り止む雪。
晴れゆく雲の切れ間より、
煌めく月が現れる>[否、変わらず其処に在った]
[何処かゆっくりとした足取りは、廃墟の上へと出て。
――随分と、月が近く感じるのは気のせいか。
鈍色の眼下を、悠然と見下ろした。
ふと、離れた位置。
電子の摩擦が発する光を捉えて、僅かに翠を細める。
廃墟の隙間を吹き上げる風が、
月灯りを受けて、僅か光る金を煽るように揺れて]
聞き分けとか
……私が定められたことに、必要なければしない!
だって、そうじゃなければ
私はいる意味がないもの……………
却下。
[言葉は一言、扉が閉まるのと同時に。
それから向かいの部屋へと納まれば、寝台に体投げ出して。
猫がおなかすいたとか、暇だとかでお越しには何度か来たのだけれど、それすら気づかぬようにぐっすりと]
−そして時刻、現在−
[その言葉に、そろりと翼は彼女から離れた]
私は、貴女を溶かしてしまう?
でも、私も貴女も同じ生き物なのに。
[見えるようになった月光を受けて白い翼は鈍く煌く。
熱を集める事を止めたそれは、外気と同調するように冷たく。
否、それすらもまやかしに従って自らの力でそうしている
だけなのかもしれないけれど]
溶けて水になってみたら、どうかな。
雪は溶けて水になり、他の雪を溶かす。
そうして雪解け水は川になる。
川の中は、寂しくないし温かい、よ。
……理屈は、いらねぇ……。
俺は、俺の思うまま、願うまま……。
[飛び込むティルを、真っ向から見据えつつ、糸に、強く念を込める]
……ただ、進むだけだ!
……Schneiden Sie es, und werden Sie die scharfe Klinge!
[一際鋭い、声。
刃と化し、舞いて切り裂け、と。
気迫のこもった声が、糸へと念を送り]
真ん丸、ねぇ。
[小さく呟く]
…意味なんか、自分で探すもんだ。
与えられて、それだけで満足だってなら、勝手にしろ。
俺は、守ってくれなんて頼んでもないし、願ってもない。
[そのまま、意識はゆるり落ちて目覚めるまでは語りかけにも*気づかない*]
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
Offnung!
[全身がザワリと逆立つように電撃を生み出す。
磁場そのものが音を立てて電子を舞わせる。
襲い掛かる糸すらも焼き尽くそうというかのように]
それは、変わらぬ!
/中/
だーからねー(笑)
その数字見た時に無理だと思いましたよ。
というかあんなの二度も起きたら私が転がる(苦笑)
さて、どうやって倒れるかな、と。
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