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かぶき者 ケイジが「時間を進める」を選択しました
かぶき者 ケイジは、少年 ネロ を投票先に選びました。
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
くの一 アヤメが「時間を進める」を取り消しました
[全く見覚えのない空間に、柔らかい草のようなもので作られたベッドのようなものの上に横たえられていた体を起こすと、声が聞こえてきたと思われる方へ飛んでみた。
すると、そこには姿が見えなくなっていたクローディアと、水鏡のようなものを覗き込んでいるジョエルの姿があった。
とりあえず、ジョエルは置いておき――]
クロちゃん! クロちゃんクロちゃんクロちゃ〜〜〜ん!
[祈りをしているクローディアに飛びつくのだけは雰囲気から強制的に停止する事に成功した]
[エリカの弱った様子を見れば、眉を顰める。思わず水面に手を伸ばし、その手に触れようとすると水鏡が揺れて映し出されていた光景は波紋の中に消えた]
すまない…
[彼女の痛みのほんの一端ではあったが、知っているのは恐らく己だけだというのに。届かぬ手のもどかしさに、拳を握った]
[休めとの言葉には、視線を逸らし答えない]
動き続けていた方が、自分は楽だったりするからね…。
[呟く言葉は自嘲にも似て。冷たい水を注ぎ、部屋の近くへ。
問われた言葉に、酷く不快さを顕にした]
どう…って。だ、い、き、ら、い。としか言えないが。
そう言うことを聞きたいわけじゃないだろう?
−回想−
[小屋の外を回り、地に残された白い羽根に手を伸ばす。
折れも毛羽立ちもしていない、ましろの一枚。]
…………。
[無言のまま懐に入れ、小屋へと戻る。
椅子に腰掛けたまま目を閉じ、*浅い眠りに付いた*。]
[元気そうと苦笑をもらしたジョエルに、頬を大きく膨らませて]
元気じゃないもん!
長老ったら、あたしに暴力ふるって気絶させている間に、ここに連れてきたんだよ!
[自覚すると痛む首筋を擦りながら、怒りがじわじわとこみ上げてくる。
と、自分が意識を失う前に使用人と襲撃者が口にした言葉を思い出した]
……そういえば、私がクロちゃんの力になるかもしれんってどういう意味なんだろう?
[己の血筋を理解していないため、...には謎の言葉だった]
なるほど、そういう理由もあったわけか。
[リディアの言葉に、一人頷く]
それにしてもあのくそじじいも混乱してるとしか思えんな。
いくら巫女の血筋だと言っても、お前とクローディアでは力の質も性格も違う。ここに送り込んでまで何をさせようというのか。
[なんだか各方面に酷い感想だった]
まあとにかく、気の毒だったな。お前は虚に囚われたわけではなさそうだし。俺が居れば暴力くらいは止められたかもしれないが、このていたらくだ。
冷たい身内を持った身の不運と思って諦めてくれ。
[カルロスが戻ってくるまで扉に凭れ、待つ。
動いていた方が楽との言葉は否定できず、口の端だけ歪めた。]
………当たり前だ。お前達の関係に興味はない。
近くにいるならば、変化も判るかと思ってな。
[不快さを露にした顔に、顰め面を向ける。
エリカに付き寝ずの番をする姿が堕天尸には見えず、問う事にしたのだとは言わない。]
巫女の……血筋?
ナニソレ?
[それが力の暴走の一旦だったかも知れないのは、...はわからなかったが……]
って、ジョエルんも何気に毒舌ね? でも、その感想は同意だよ!
大体虚にとらわれるって、私がそんな事になるわけないじゃない! もう! 長老の目って節穴以上に悪くて頭もさいっていレベルに酷すぎだよ!
[と、そこまで愚痴をこぼして、はたと気づく事があった]
……そういえば、何でジョエルんがここにいるの? クロちゃんが居るって事は、ここが結界樹の中なのはわかるけど……
[人がいなくなった後、狐は長老の居場所を聞く。
そして向かい、口にしたことば。]
リディア嬢は、ざんねんながら。
お名前を聞いたので、彼女がどうかと考えてしまいましてね。
あァ、夜も遅いので、では、失礼。
[それだけ言うと、外へと向かい、ふと立ち止まる。]
――それでも、虚の使徒とやらに、良いプレッシャーになったと思います。
俺は、長老殿を責めはしませんよ?
[今度こそ失礼、と、まるで演技のように頭をさげて、空の上へと。
戻る先は自宅。部屋の中、あえて片付ける人はいないのだから、朝方見たカルロスの反応もしっかりと残っていた。皺のよったシャツを拾い、狐はわらった。]
お前は俺と同じ、というには少々遠いが、巫女の遠縁だ。知らなかったのか?
お前の家が火事で燃えたと聞いた時は、もしや巫女の血筋を狙う堕天尸の仕業かと思ったくらいだ。
翠流と火は相反するもの、決して交わらぬ反属性だからな。
[そこまで淡々と説明して、何故ここにいるのかという問いには、思い切り溜め息をついた]
どうやら俺は、堕天尸にここに追いやられたということらしい。
我ながら、間抜けにも程があると落ち込んでいたところだ。
─施療院─
[光を感じて目を覚ます。小さく欠伸をして瞬いていると、ラウルがくるる、と鳴きつつ顔を覗き込んできた]
……ん。おはよ。
[短く言って、微笑む。
翼の疼きは大分治まっていたが、やはり、未だに残って]
ちょっと、出て来るか……。
[小さく呟き、ラウルを肩に乗せつつ、部屋の外へ]
……私ってクロちゃんの親戚なの?
え? 誰も教えてくれなかったけど……本当に?
[どうやらさすがに初耳だけあって、多少疑問に思っているが、それでも次の言葉に愕然とした]
……私達の羽の色って火苦手なんだ……。
だったらあの事故は?
あれって私の力の暴走じゃないの?
[力がたまたま火の元を直撃したという思考はぴたりと停止していた]
[スティーブに声を返しざま擦れ違い、水をエリカに渡しに向かう]
ほら、飲んで。
心配は…したけど、まあしょうがない事だし。
[微苦笑を零し、扉へと振り向く]
少し、スティーブと話ししてくるから、無理せずに休んどきな。
[ただ、落ち込んでいるジョエルには...が嘆息して]
だからちゃんと休んでしっかりやらないとってアレほど言ったじゃない!
半分は自業自得よ!
[と、頑固さに少し釘を刺した]
[時間はすぎ再び日の昇る時間に。
狐は屋根の上、羽根を広げて座っていた。]
さァて、次はどうするか。
鷹目殿の目もあるが――何とか成るだろう。
[まずは暇をつぶしに結界樹へと行こうと、立ち上がって翼をはばたかせた。]
変化…?アイツがそう簡単に変わるもんか。
下手をすれば、アイツは普段通りでも虚よりか性質が悪いんじゃないか。
[向ける言葉はにべもない。
少し、不審の眼をスティーブに向け、]
なんで…俺にまでそんな質問を?
アンタは、それほどにまでアイツを警戒してるのか?
ああ、ほんとうだ。
力の暴走?そんな話は聞いていないが。
そもそも、翠流は破壊や争いには向かない力だぞ。
守護天将の中では智将ということになっているようだがな。
おかげで俺も、護衛とは名ばかりの雑用係だ。
[そういう自覚だったらしい]
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