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[寝不足の目に太陽が眩しい。
目を眇めながら、大きく広げた紫紺で空を滑り治療院へ。
クマの浮かぶ顔を先生に見られれば文句を言われる自覚はあったので、可能な限り静かに露台へと舞い降りた。]
……さて、カレンがいれば話は早いんだがな。
[露台から邸内へ続く扉を、力を加減して叩く。]
−回想−
[クローディアに続くジョエルの失踪。アヤメの秘密。
リディアの封印に関する様々な反応。
だが寝不足の原因は、それだけではなかった。
聖殿から荷を置きに小屋へ一度戻り、改めて結界樹に向かおうとした矢先に感じた、殺気にも似た視線。]
………追跡が下手だな。
気付かれたくないなら殺気は隠せ。
[離れても目立つましろの翼に、口を歪めて声を投げる。]
[風の変わる音が聞こえた気がして、伏せていた視線を露台へと向けた。あまり響かないノックの音に立ち上がる]
俺が…開けて良いもんなのかね?
[暫し考え、それでも急患などの可能性を思いつけば、躊躇わずに扉を開けた]
はいはい、どなたさまー、っと。
[その先に立っていたのは、隈の浮いた顔をした男。他に病人が居るようにも見えず、視線を泳がせた。]
[目を凝らし、闇に溶け込みそうな紫を視界の端に見つければ、そのまま飛び去る。慎重に高度を高く取り追跡体制に入り、小屋へ入っていく所を確認した]
あいつ……こんな所に……住んでたんだ。
……気づかれてない……よね
もし気づかれてても、その時は……その時……かな
[小屋の外で見張っていると、かけられた低い声。それが自分に向けられたことに気づくまで数秒かかる。息を殺して潜む]
[扉を開けたのは小柄とは言いがたい影。
外から内ではその光の差に慣れず、探る目を向ける。]
………俺だが。酷い顔だな。
[寝ずの番の痕の残る青年の顔を見、不躾に呟く。]
−回想−
[かける声に反応はない。位置を知られたくなければ当然だろう。
―――ならば、]
………引きずり出すまでだ。
[躊躇いなく近づく。]
[寝不足の頭で、反応が一拍遅れ、]
…ここで、名前なんだっけとか言ったら、怒られるかな?
いや、アンタなら病人の居る前で騒いだりはしなさそうだけど。
酷い顔なのは、お互い様じゃないかなあ。
そんな顔になってまで働いて、此処には何のご用事で?
[緩慢に肩を竦め。けれど、其処には先日のような敵意は無く]
見つかった……?
[今の絶望的な状況に気づいた。近づいてくる足音。今まで感じたことのない、死の恐怖。背中を多量の汗が流れていくのがわかる。脈打つ鼓動が凄まじい音になって耳に鳴り響く]
……婆様……力を、貸して
[瞼を閉じ、精神を集中する。体の奥から湧き上がる力。瞼を開いた奥には、縦に細まった真紅の瞳。その紫紺の「虚」を見極めるため近づこうと、手を振りあげてただ正面から*突撃していく*]
−施療院−
[青年の常より鈍い反応に眉を少し顰め、鼻を鳴らす。
彼の言う通り、病人のいる所で騒ぐつもりはない。
先生もカレンも怒らせると酷く厄介だ。]
……スティーヴだ。と答えたら満足か。
まあ、それはどうでもいい。
カレンに届け物と、アヤメ…エリカの様子を見に来た。
[都合の悪い事はまとめて無視し、要件を簡潔に述べる。
入り口を塞ぐ青年を力ずくで退けるには気力も体力も惜しい。]
ああ、そうか。確かにそんな名前だったかも。
悪いね、どうにも…男の名前は覚えが悪い。
[用件を聞けば、すい、と足を2、3歩後ろに下げ、道を空ける]
…そんな顔だと、あやめサンやカレンちゃんに叱られるよ?
アンタはあやめサンを叱れる貴重な人なんだしさ、倒れられるとホント困る…。
[言葉尻に混ざるのは欠伸。先程までの椅子に膝を立てて座る]
−回想−
[気配を辿り、隠れ潜む少年へと手を伸ばす。
だが鷹の爪が届くより早く、獲物は自ら飛び込んできた。
真正面からの突撃を体で受け止める。]
……いい根性だ。だが、甘いな。
[襟首を掴み、片手で高く吊り上げる。
手に布の濡れた感触。覗き込む深紅の瞳は縦に細い。]
お前。なんだその目は……?
[いぶかしむ声に、掠れた声が耳に入る。
酷く力を落とした声に眉を寄せると、急に重みが増した。]
[男の名限定で物忘れの酷い青年に鼻を鳴らし、その後を付いていく。
忠告と願い、そして欠伸の混じり合った言葉には黙って頷く。]
………エリカか。
お前はここで寝ずの番をしてたのか。
[問いよりも確認の口調で呟き、ベットの側に立つ。
少女の瞼は閉じられ、金糸雀色の瞳は見えない。]
…………聞きたい事がある。
もし意識があるなら、そのままでいいから答えてくれ。
結界樹に翠流の気配を二つ感じたと聞いた。
それは虚に近いものだったか…それとも違っていたか?
[問う声は酷く静かに、低く響く。]
─回想─
[カレンたちから伝えられた言葉に顔色が変わったのは、複数の理由から。
幼馴染の失踪、結界樹の内に、という話。
それと、翼の疼きを重ねれば、導き出された結論は]
……また……護り損ねた……。
[翼の疼きは、『虚』の力が振るわれた事への反応。
つまりは、ジョエルが『虚』の力により、結界樹に封じられたという事]
(……ダメだ……今のままじゃ……)
[四翼と共に力を抑えている今の状態では、すぐ近くの者に対してしか護りの陣を巡らせられない。
それならば、と考えていた所に投げられたのは、カレンからの苦言と施療院へという言葉>>170]
……嫌だ、って言っても仕方ないね……飛べそうにないし、さ。
ごめん、世話かけるね。
違う……?
……そんな……
[瞳は元に戻り、ただ失望の色が深く刻まれ。わずかに流れ込んだ抑えられし負の心に耐えうる力はなく、気を失う。ひらり白い羽が一枚、地へ舞い落ちた*]
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