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[返る答えの内容も響きも裏切り、狐の面はわらう。
その不快さに眉間の皺は深くなり、影の落ちる横顔は暗い。]
…………真か嘘かしらんが、相変わらずだな。
その白の翼、闇に染まってはいなければいいがな。
[海より淡い白の一対。
虚に飲まれ失えば、誰より目立つであろう色を睨む。
だが闇の色を見つける事は出来ず、鼻を鳴らして飛び立った。]
−小屋−
[眠りは浅くても、朝は来る。
光を遮る物のない窓から入る朝日に目を眇め、身を起こした。
朝食に久し振りのまともな料理を口にする傍ら、置かれた荷物に目をやる。昨日もそこにあった、アヤメの草の籠。主なき家に運ぶのも躊躇われて、結局は小屋へ持ち帰ったのだが。]
………兎もカレンに渡し損ねたな。後で行くか。
[結界樹に向かう途中、ロザリンドから伝え聞いた経緯では、アヤメだけでなく、リディアとジョエルを感知したエリカも治療院に居るという。]
……クローディアの時、あの娘は虚に遠いと言っていたな。
恐らくジョエルは違うだろうが、リディアはどうか…聞く価値はあるか。
[最後の一口を丸呑みして立ち上がり、手早く片付ける。
紫紺の翼を雲海へと投げ、大きな弧を描き蒼穹へ。]
[カレンのベッドの近く、椅子に座って膝を組む。引き伸ばされた時間に、つい微睡みかけては眼を覚まし。
消えていない存在に安堵しては、外を見る。
不意に、アヤメの名を呼ぶ声が聞こえ、振り向く。
焦点は明らかに合っておらず、喋ることもあやふやで。
けれど――…、指先の白は、あまりに真摯で]
…いいんだよ。今は、まだ寝てな?
[穏やかにその視界を手で塞ぎ、カレンがまた眠りに落ちるまでは、そのまま。
その後にカレンやアヤメ、ラスが施療院に訪れればロビーに出て、得た情報を教えて欲しいと頼み込む。
話が一段落つけば、またカレンのいる部屋へ戻り、寝ずの番を]
[寝不足の目に太陽が眩しい。
目を眇めながら、大きく広げた紫紺で空を滑り治療院へ。
クマの浮かぶ顔を先生に見られれば文句を言われる自覚はあったので、可能な限り静かに露台へと舞い降りた。]
……さて、カレンがいれば話は早いんだがな。
[露台から邸内へ続く扉を、力を加減して叩く。]
−回想−
[クローディアに続くジョエルの失踪。アヤメの秘密。
リディアの封印に関する様々な反応。
だが寝不足の原因は、それだけではなかった。
聖殿から荷を置きに小屋へ一度戻り、改めて結界樹に向かおうとした矢先に感じた、殺気にも似た視線。]
………追跡が下手だな。
気付かれたくないなら殺気は隠せ。
[離れても目立つましろの翼に、口を歪めて声を投げる。]
[風の変わる音が聞こえた気がして、伏せていた視線を露台へと向けた。あまり響かないノックの音に立ち上がる]
俺が…開けて良いもんなのかね?
[暫し考え、それでも急患などの可能性を思いつけば、躊躇わずに扉を開けた]
はいはい、どなたさまー、っと。
[その先に立っていたのは、隈の浮いた顔をした男。他に病人が居るようにも見えず、視線を泳がせた。]
[目を凝らし、闇に溶け込みそうな紫を視界の端に見つければ、そのまま飛び去る。慎重に高度を高く取り追跡体制に入り、小屋へ入っていく所を確認した]
あいつ……こんな所に……住んでたんだ。
……気づかれてない……よね
もし気づかれてても、その時は……その時……かな
[小屋の外で見張っていると、かけられた低い声。それが自分に向けられたことに気づくまで数秒かかる。息を殺して潜む]
[扉を開けたのは小柄とは言いがたい影。
外から内ではその光の差に慣れず、探る目を向ける。]
………俺だが。酷い顔だな。
[寝ずの番の痕の残る青年の顔を見、不躾に呟く。]
−回想−
[かける声に反応はない。位置を知られたくなければ当然だろう。
―――ならば、]
………引きずり出すまでだ。
[躊躇いなく近づく。]
[寝不足の頭で、反応が一拍遅れ、]
…ここで、名前なんだっけとか言ったら、怒られるかな?
いや、アンタなら病人の居る前で騒いだりはしなさそうだけど。
酷い顔なのは、お互い様じゃないかなあ。
そんな顔になってまで働いて、此処には何のご用事で?
[緩慢に肩を竦め。けれど、其処には先日のような敵意は無く]
見つかった……?
[今の絶望的な状況に気づいた。近づいてくる足音。今まで感じたことのない、死の恐怖。背中を多量の汗が流れていくのがわかる。脈打つ鼓動が凄まじい音になって耳に鳴り響く]
……婆様……力を、貸して
[瞼を閉じ、精神を集中する。体の奥から湧き上がる力。瞼を開いた奥には、縦に細まった真紅の瞳。その紫紺の「虚」を見極めるため近づこうと、手を振りあげてただ正面から*突撃していく*]
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