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[カルロスが戻ってくるまで扉に凭れ、待つ。
動いていた方が楽との言葉は否定できず、口の端だけ歪めた。]
………当たり前だ。お前達の関係に興味はない。
近くにいるならば、変化も判るかと思ってな。
[不快さを露にした顔に、顰め面を向ける。
エリカに付き寝ずの番をする姿が堕天尸には見えず、問う事にしたのだとは言わない。]
[人がいなくなった後、狐は長老の居場所を聞く。
そして向かい、口にしたことば。]
リディア嬢は、ざんねんながら。
お名前を聞いたので、彼女がどうかと考えてしまいましてね。
あァ、夜も遅いので、では、失礼。
[それだけ言うと、外へと向かい、ふと立ち止まる。]
――それでも、虚の使徒とやらに、良いプレッシャーになったと思います。
俺は、長老殿を責めはしませんよ?
[今度こそ失礼、と、まるで演技のように頭をさげて、空の上へと。
戻る先は自宅。部屋の中、あえて片付ける人はいないのだから、朝方見たカルロスの反応もしっかりと残っていた。皺のよったシャツを拾い、狐はわらった。]
─施療院─
[光を感じて目を覚ます。小さく欠伸をして瞬いていると、ラウルがくるる、と鳴きつつ顔を覗き込んできた]
……ん。おはよ。
[短く言って、微笑む。
翼の疼きは大分治まっていたが、やはり、未だに残って]
ちょっと、出て来るか……。
[小さく呟き、ラウルを肩に乗せつつ、部屋の外へ]
[スティーブに声を返しざま擦れ違い、水をエリカに渡しに向かう]
ほら、飲んで。
心配は…したけど、まあしょうがない事だし。
[微苦笑を零し、扉へと振り向く]
少し、スティーブと話ししてくるから、無理せずに休んどきな。
[時間はすぎ再び日の昇る時間に。
狐は屋根の上、羽根を広げて座っていた。]
さァて、次はどうするか。
鷹目殿の目もあるが――何とか成るだろう。
[まずは暇をつぶしに結界樹へと行こうと、立ち上がって翼をはばたかせた。]
変化…?アイツがそう簡単に変わるもんか。
下手をすれば、アイツは普段通りでも虚よりか性質が悪いんじゃないか。
[向ける言葉はにべもない。
少し、不審の眼をスティーブに向け、]
なんで…俺にまでそんな質問を?
アンタは、それほどにまでアイツを警戒してるのか?
[施療院の中には、複数の人の気配。
顔をあわせれば、何か小言を言われるな……と思い。
子供の頃さながらに、近くの窓からひょい、と外へ飛び出す]
……樹の近くに行けば、少しはやりやすい……かな。
[呟きながら二翼を開き、ふわり、島の中央へと]
[飛行はやはり、どこか不安定。それでもどうにか、落ちずに島の中央、結界樹の根元へとたどり着く]
……あーあ。
この程度の距離で疲れちまうようじゃ、とても外になんて出られやしないね……。
[呟き、見上げるのは蒼穹。
幼い頃、その先にある見知らぬ地に抱いた憧憬は未だに強く。
それが『外から来たもの』に惹かれ易い気質に反映されているのは、当人以外は知らぬこと]
さて……と。
[呟き、意識を凝らす。
普段、隠しているもう一対の翼へと]
[そらをゆっくりと動く。
目を落とすと、結界樹の範囲外に、己の落とした種のような、虚がひろがっているのが見えた。]
――さて、気付いただれかが、何かするやら。
[つぶやき、そのまま結界樹の範囲内に。
すぐに樹は見えた。
その根元に紫の影。]
[水を飲ませる様子を黙って見、振り向いた顔に頷く。
不審の眼も逸らす事なく受けた。]
………性質が悪いのは同意だがな。
お前にまでと言うより、お前だから聞いてみた。
誰より近くにいるし、それに……お前が堕天尸ならエリカにずっと付いている理由が納得できん。彼女も堕天尸ならわざわざ巫女の居場所を教える理由などないからな。
[遠回しだが、カルロスへの疑いが減っていると告げる。
視線を窓に向け、低く呟いた。遠く見えた翼の色は判らない。]
………ケイジは、読めん。
あれは腹に一物もニ物も抱えている…。
さぁ、て……。
[呟き、見上げるのは高き枝。
四翼を用いて初めて飛んだのは、実のある場所。
そこを目指して、飛んだ]
……って。
やっぱり、慣れてないときっついか……!
[そんな言葉を漏らしつつ、まだ慣れぬ四翼を操り、実の近くの枝までたどり着く]
ん……
[グラスを受け取り、傾ける。
こくん、小さく、喉が鳴った]
十分に休んだ、と思うのだけれど。
それより、そちらのほうが――……
[続く言葉は、扉へと向かう背には届かぬと思ったか、紡がれず。
首を巡らせて、自然の光を迎える窓を見やった]
[さて誰かと目を細め、
狐はちいさく声をあげた。
飛んだ羽根は四枚。]
――いたか?
[思い当たるふしがなく、狐は羽根を動かす。
近づくと顔が見えた。]
おや、アヤメ嬢か。
[隠れているわけでもないが、特別声をかけるわけでもない。]
[枝の上で、呼吸を整えていると、肩のラウルが視線をどこかへと向け、ぴぃ! と甲高い声を上げた]
……どしたい、ラウル?
[突然の事に相棒の視線を追えば、そこに浮かぶは白の翼と]
……狐の旦那か……散歩かい?
―施療院―
[オーフェンとロザリーと別れ、施療院へ戻れば、カルロスや先生に事情を伝えた。
エリカの眠る様子を見、伝えられた言葉を聴いて。カルロスの提案した最善を取らなかったことを今更悔やむ]
私、どうして、広場に行ってしまったんだろう。翠流と、翠の翼と聞いたから、なのか。
[首を振ると]
……伝えるのはロザリー一人いればよかった。私は、こちらについているべきだったのに。任せてすまなかった、カルロス。
[診療所の仕事がひと段落着いた後は、アヤメの部屋で、ベッドの脇の椅子に腰掛け、じっと彼女をみつめていた。ベッドで眠る姉貴分は、エリカと同じように、ひどく消耗しているようで。時折、浮いた汗を手ぬぐいでぬぐう。エリカとカルロスの様子を見に行きながら、カルロスに休む方がいいと提案しては断られ。朝方、浅い眠りにつく。部屋からアヤメが出て行ったことには気がつかないまま]
散歩だな。
[鳴いた鳥に目を向け、それからアヤメを見る。]
お前は?
実でも取りにきたか?
[近づいて、尋ねる。
四枚の翼に関してはなにも言わない。]
そりゃまた、優雅な事で。
[さらりと言いつつ。
実の話にああ、とそちらを見やり]
天将の素質を見極める実、か。
さて、どうだろうねぇ?
[はぐらかすように言いつつ、手近な実をつつく。
揺れる実は、特に変わる様子もなく、ただゆらゆらと]
とくべつに疑うひともいるまい。
[そばの枝に足をのせ、翼をおちつかせる。
彼女のように捥いで、己のものはぼろりと崩れるのを見せる。]
さて。
お前は素質があるようだな。おめでたいことで。
[逸らされず受け止められた視線は居心地が悪く、すぐに自分から外した。
告げられた内容をよく咀嚼する。都合が良いと考えてしまうのは、さてどうしたものかと]
俺は…アイツは人間だと思うがね。
言えはしないが、理由も一つだけある。
[嘘にはならない言葉を選び、告げる。
窓の外へ視線が動いても、自身は俯いたままで気付かず]
…いや、アイツの考えてる事は、簡単だよ。
理解できるかは、別だろうけどな。
―回想―
あは、いいよ〜
[と、ショートカットの意味がわかっているのかいないのか。
だが崖から飛び降りるようなルートも特に苦もなく楽しげに着いていった。
そして診療院の扉を開けて、そこの主であろう人とカルロスが喋っているのを見て]
うん。動かないのはつまんない。はやく楽しくなってね
[カルロスがエリカを運ぶのを見送れば、去ると告げることもなく診療院を後にした]
―回想終了―
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