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似合う色…洋服とか?
[とりあえず思ったことを口にする。
話を振られたミハエルの渋面が一気に進んだだろうか]
そういえば、ヘルガさんてドレス姿も素敵だよね。
ちょっとビックリしたけど、とても綺麗だなって思ったの。
[華麗にそんな微妙な部分を突付いてみたり]
そう。
洋服とか。ドレスとか。
[ハインリヒのボヤキを華麗にスルーしてちらりとミハエルのほうを見つつ]
ドレス?
[きょとん。
この服装はドレスに入るのだろうかとばかりにアオザイ姿の今の自分の姿を見下ろして首をかしげた]
あれ、違うの?
前に正装の場所で着てる人がいたから、そうなのかと思ってた。
[正装、或いは盛装=ドレスの認識らしく。
何だか隣の冷気が増したような気もするのですが、色々想像してた頭ではそれがどうしてかは認識できず]
ねぇ、ミハエルさん。
私もあんな格好似合うようになるかなぁ。
ヘルガさん。そんな機会あったら見立ててくれます?
[無邪気にお願いしてみたり*とか*]
……着たければ着るが良い。
[似合う似合わないの答えにはなっていない]
[これ以上無いほど眉間に皺を寄せ、頭痛を堪えるかのように額へ手を当てたミハエルの周囲では、よく冷えた空気がどんどん沈下していた。**]
氷精 ミハエルが「時間を進める」を選択しました。
焔竜 ダーヴィッドは、心魔 クレメンス を投票先に選びました。
[ずっと上空を見つめていたせいで、
声をかけられるまで、その存在に気がつかなかった]
あ、そうなのかもしれない。
多分あそこから『落ちて』きたんだと思う。
……というより『落とされた』の方が正しいか。
確か、キミはセレスくん、だよな。
ということは、ここは現実の世界?
[目の前には、昨日広間にいた少年の姿。
探してくれ、との悲痛な波紋を思い出す]
ナタ・リェさん。
僕はどうやら無事に現実の空間に戻ってきたらしい。
そしてセレスくんもここにいるよ。
二人とも怪我もなく、ぴんぴんしてる。
[目の前の人物の安否を一番知りたがっていた人物に
そっと空気を震わせ、コエを放つ]
[目の前の人物の安否を一番知りたがっていた人物に
そっと空気を震わせ、コエを放つ]
『――……』
[そのコエは、空間の断絶に阻まれ、
向こうに一切届かないのかもしれないけど]
[向こうの世界から、麒麟の嘶きが響いてくる。
隣の少年にはその声が聞こえるだろうか]
……ん。大丈夫。無事だから。
心配しないで。
[その鳴き声に乗るコエに、伝わらないとわかっていても
思わず返事をしてしまう]
さて、ここが現実の世界なら、
ハーヴェイさんたちもいるんだろ。
こんなところに突っ立ってても、何にもならないし、
出来ればそこまで連れていってほしいな。
[何かを振り切るように、わざとらしく明るく言い、
セレスに案内を乞う。そしてその後についていこうとして]
[肩に一枚、葉っぱが付いているのに気がついた。
払い落そうとして、手が止まる。
そっとその葉を手に取り、じっと見つめ――]
あ、こら。先行くな。
僕一人じゃ、確実に森の中で迷子になっちゃう。
[先行するセレスの後を慌てて追う。*その葉っぱを手にしたまま*]
[うっすらと霧の向こうに館見える頃。此方を見やる黒い影一つ]
…神父殿?
[腕の中の魔獣が、警戒の唸り声を上げる。
そを宥めるよに撫でつ、問いかける視線を投げれば。
探しに行こうとしていたのだと、顔に張り付いたよな笑みが返った]
[倒れるかもしれぬらしき話を聞く為に、ソファーに深く腰掛けて。魔獣の仔を足元へと降ろす。
人に変わった姿が気になるのか、それとも心配されたのか。
擦り寄る温もりを一度撫でて、機魔の方へとそっと押しやった]
……何が、あったのですか…?
[そうして語られる、見た侭の事実と僅かな推測。
気をやりはせぬものの、安堵には程遠く。
広間に漂っていた微妙な空気や、時の竜の思案顔にも気付かず。
深く深く息を吐いて、疲労に眩暈のする目元を押さえ*瞳を閉じた*]
……もし狙ったのだとしたら。
どうして、ユリアンを?
[疲れたように目を閉じると、視界はまた暗闇に。
今度の回復は早く、すぐに翠の目で、ナターリエと獣の子の様子を見た。]
僕はそんな勝手に行動しないよ。
クレメンスじゃあるまいし。
[比べる場所もどうかと思う。
それでも積極的に逃げようとしないのは、そうする体力を無駄だと思うくらいには、疲れているから。
まだ内部の力を制御しきれていないため、少しでも温存しておきたいのは苗床の本能。
それでもナターリエの言葉に、アーベルを見る。]
……。
まあ、いいけど。
……ユリアン殿。
[深い深い溜息と共に、広がる波紋]
せめて、セレス達と同じ空間や――…
"元の場所"に戻られたであれば、よいのですが…。
["送った"のではなく、時空の穴に落ちたかのよな状況。
風に愛されるとは言え、人の仔である身が損なわれてはいないかと、心配は募り。
眩暈と共に熱さを感じる目元を押さえ、零れそうなものを*堪えた*]
[涙腺が緩んでいるのは、心揺れている為であろうか。
泣いてはいけないと…困らせるとわかっているのに。
足手まといにしかなれないのは、出会った時から変わらぬまま]
………ごめんなさい…。
[届かぬはずのコエが零れ、波紋となる。
落とせぬ涙の代わりに。心の水面を*揺らして*]
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