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[ まあ、嘘ではないが、
無論、実際にはヒサタカの言があったから、
予測がついたということで。
となると、ミツクニは――だとか、
裏では思考を巡らせていたり、なんなり ]
[結論。説教はされました。食事がどうとか。ここが隔離の陣だとか。出れないとか。その説明がてら、ちくちくちくちくと。
内心。死の山の頂上に咲く高嶺の花だぁ。とか。幸貴の気配もある程度察せれるのに気配が感じれなかったとか。自然に床に正座してるとかなんなんだろとか。それと]
はぁ…タマキって人が…いえ、名前は一応聞いたことありますよ
[昨日電話する宅だったしとか。五神同士で争ったやらはしれてるがさすがにそれは知らなかったのだろうとか。ついでに戦った相手が啓子だったと聞けば、己のときも思い出して。これからは女性の時代だろうとか。この生徒会長…麒麟の人を筆頭に思いつつ、外に行くというのを見送った]
『……別に、そういうんじゃ、ない。うん。全然違う。しかし、サキがいるのか……。よし、もう少ししたらそっちに向かうので、移動したら教えてくれるか?』
[目的の会話で、危ない部分を忘れさせようなんて思っていません。ええ。全然思っていませんとも]
[小さな溜息と共に、最奥の部屋を後にする。
廊下に出たものの、既に麒麟の姿は見当たらない。
――移動しているのか、既に表に出たか。
そもそもこの陣の中に他に誰かいるかは、判らないが
――まぁ、居るだろう。“情報”が間違って居なければ、だが。
首筋から、ちらりと包帯が覗く。
切り傷の入った頬にも、小さく絆創膏が貼ってあるから、
パッと見、一体どうしたものかとも思えるだろうが。
赤黒く染まって、使い物にならなくなった服を変えたから
……それよりはまだ、見た目マシだろう。そう思うことにした。
(服は、無理言って調達してもらいました。有り難いことです。)]
キンモーハクメン?
[んー、顎に指当て思案していたが]
キュービって「ナインテイルフォックス」のコトだよネ。
「傾国の悪女」。ああ、ナルホド。だから、天魔。
……へー、このゴスロリpetite filleがねー。
[そう言いつつ、頭ナデナデ。一部の伝承では九尾の狐も神獣として扱われるわけで、実はかなり罰当たり。]
どんな態度が、お好みでしたかね。
公にしていないから、合わせたつもりでしたが。
[ 隠すつもりがあるのか――
その問いが、彼自身に向けられたとしたら。
今、答えを口にすることは、無論なかったけれど。
笑みを口許に張り付けた侭、立ち去る背を見送り、
カメラ片手に逆方向へと歩みだす。
レンズの向こうに映る世界は、酷く空虚だ ]
なおす気は、ないわけだ。
[そういえばこいつ昔もこんなんだったけとか思ってるんですけど、それはひみつです。
役に立たないとか言う佐々木の発言に思いっきり睨んだかもしれないが]
……それなら、足元に火でもつけてやらなきゃ分からねえか。
[ぽつり、と小さく紡ぐ、微の音]
Wee guwo ga... fayra drone:1000
[音とともにじゅ、と確かに焼ける屋上の床]
なんやってー!
[あまりの爆弾発言に、まだ握った手に力が入りました]
あーあーあー、おケイはん…なんでまた。
や、痛い思いしたんはタマキちゃんやから、うちに謝らんといて。
やけどそんな悪い思ってるんやったら…はよ陣から出られるよう妖魔ボコるん手伝うて。な?
[ある意味逃げ道塞いで迫ったよーなもんですが。
まあ、相手が二人やったらこちらも二人は欲しいんで結果オーライ]
『あ、悪い。今、別れた』
[ 悪びれた様子はさっぱりなく言った。
風で追うことも出来るが、感づかれたら面倒だな、とか。
一応、場所と向かった方向くらいは教えたが ]
『まあ、邪魔しといてなんだが、お楽しみはいいん?』
[ そのくらいで逸らされるはずもありませんでした ]
そう言う、ことか。
[納得したような口振りで小さく呟く。ようやく理解したは良いが、さてこれからどうしたものか]
…まずは、久鷹かなぁ。
どっちに転ぶか、物凄く賭けだけども。
[眉を顰め呟く。横で亀がのたのた歩きながらこちらを見上げていた]
[やって妖魔探しせんとお楽しみ中の男どものドコが役に立つと。
とかはとっくに逃げ出してたんで伝わってないでしょうが]
ぅわ、マジやば!
行くでおケイはん!
[床を溶かす火気に肌に鱗立つ感触。慌てて学校から逃げ出した]
俺が素直になったら、気持ち悪いと思いません?
[にい、と笑った。
啓子の言葉は聞こえていたが、返しはせず。
代わりに、紅鴛がぱささ、と羽ばたいてぴぃ、と鳴いたかも]
足元に火、ねぇ……生憎と。
[すう、と細まる瞳は鮮やかな真紅]
……熱いのは好みなんで、逆に動かなくなるかもしれませんねっ!
[楽しげな声と共に、とん、と軽く床を蹴る。
短く放たれる、『音』。
それは、五色の翼を呼び起こし、その身を宙へと]
[素足で廊下を突き進んで、まるで勝手知ったる様子で扉を開ける。
その視線の先にちま麒麟と、正座している少年を見つけた。]
――どうも?
[確か、霊亀の親戚君だったかな、とにこやかに挨拶をするも、
何故正座をしているのか、とか、少しだけ気になった。
……まぁ、多分。そうなんだろうが。]
[ヒサタカの突然の行動に「???」。でもキューちゃんの頭ナデナデは継続中。]
……それで、ヒサタカはこの子が守りたい、と。
何て言うか。うん、ヒサタカ凄いのに憑かれたネ。
[そう言って、苦笑い。キューちゃんが不安そうな顔をすれば、にっこりと笑い]
うん、わかった。ワタシもこの子守るヨ。
ヒサタカの信じた子だもん。絶対悪い子じゃないヨ。
[ちなみに、頭ナデナデはずっと継続されていた。]
[ そーいや、バレてると思うなーとか。
いや、隠す気ないですけどねそもそもーとか。
思ったけど、彼の気遣いを無下にするのもなんだし、
弄るのがちょっと楽しいんで言わないでおくことにしました ]
『……いや、だから邪魔じゃないと……』
[と、言いつつも、言い逃れが出来るとは思っておらず、小さく溜息をついてから、お礼を述べるにとどめた]
[立ちふさがるような巨大な山が去っていった。美人だったけど。
そしてとりあえず飯だな。と思っていたが]
あ、どうも…宝条先輩ですよね?…巴恭也です
[多分この人がと思いながら自己紹介
ちなみにリカとタマキの関係はほとんど知らないとか]
――同族嫌悪、ってやつですかねぇ?
[けら。届く意識に、喉を鳴らす。
応龍が損傷を受けていても、辛うじて意識は届くらしい。
ところで、同族嫌悪は違う。あらゆる意味で。]
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