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……憑かれたというか……。実は、マリーの中の力で見てもらえばわかるが、この子は何の力もない。あるとしたら身を護るために使う幻術とその応用になる雷程度だ。
[そこで彼は唇を湿らせるために水を一口飲んだ]
……そして、今この子が望んでいるのは、昔のように権力者に取り入ったりするのではなく、静かにこの世の中でただ生きていたいだけなんだ。それを一方的に断罪する天界を、俺は許せなかった。だから昨日もサキに文句をいってしまったんだが……。
[九尾を撫でているマリーに申し訳なさそうに視線を送った。自分を信用してくれるのは嬉しいが、それでマリーを確実に危険にさらしてしまうことになったから]
……ごめんな。俺の所為で……。いざとなったら九尾を連れて逃げてくれればいいから……。
気持ち悪いなんてもんじゃないな。
[さらりと返す。
耳に響く鋭い微の音、不快と思えど火和火、問題などかけらもない。
床を焦がす炎を瞬時に消し、下から睨みあげる]
…馬鹿と煙は高いところが好き、と。
実証されたってところだな。
[いい加減出せ、と脳みそでぴーぴー騒ぐひよ子のほうが微の音よりもよっぽどダメージらしく]
ああ、ちょっとな!
相馬先輩……いんや、朱雀のお説教タイムってとこかね!
[怒鳴るよな霊亀の声には、割とさらっとこう返した]
はい、宝条環です。
初めまして――ですね。お噂は、かねがね。
[にこり。薄く笑みを浮かべて、僅かに頭を下げる。
ちなみに、噂元は生徒会会計殿やら、従妹から。]
――嗚呼、そうだ。後に響きそうな怪我とかは、ありませんか?
すみませんね、僕の従妹が無茶をしたみたいで。
[今度キツく言っておきます。
と、僅かに目を細めつつ。]
――…あー。
敵陣営に、非が無いタイプのパターン入りましたー…!
厭な予感しかしない。どうしよう。
俺落ちないほうが良かったかもしれない…!
おもっきり悪役の立ち回りした方が良かったかもー!あー!
マジで何やらかして……いや、今までのことか。
[あっさり納得]
器物損壊とか気をつけてくれよ。
後で直すの大変なんだから。
[鳳凰じゃなくてそっちの心配ですかと]
―喫茶店前―
[通り過ぎ切ってしまう前に足が止まったのは、頭ナデナデの動きが視界に引っかかったからだったり]
ぅわ、おった!
しかも子供増えとるし!
[思わず窓に張り付きかけるも、腕を引っ張られストップ。
なんやら少女の白い毛が逆立って見えるのは気のせいではない]
あー…アレなんかな。うん。
とりあえず、人気のないトコがええねんけど…。
[窓越しに手招いて、アッチと空き地の方を指してジェスチャー]
でしょー?
だから、俺はこのままが一番って訳なんですよ、と。
[ふわり、中空に漂うよにしつつ。
睨み上げる視線にも、動じた様子はなく。
真紅は静かに響を見下ろす]
そ、馬鹿ですからね。
思いついた一辺倒の方法しか、とれないって訳ですよ。
[威張るとこじゃない]
……で。
どうすれば、気がすみますかね、先輩としては?
[やや離れた場所に降り立ちつつ、静かな口調で問いを投げ]
初めまして
[まだ正座したまま挨拶。そろそろ足が痺れてきそうだったりしつつ。噂って?とか思う。そんな何かなどした覚えは一応ない…幸貴から逃げ回るのはあるかもしれないが。
従妹と聞いて少し考え少し納得。従妹だったから電話先がとか。]
いえ…まあそれはお互い様と言うか。俺もやっちゃいましたし…むしろ女性だから深い怪我とかしてないといいですが
[意識が朦朧としててほとんど覚えてない]
[九尾は、リカを発見したマリーの手をきゅっと握った。それは闘いに行っちゃ嫌だと懇願するようで、小さく首も振っていた]
……マリー、俺が牽制するから、九尾を連れて……。
[先ほど提案した事を口にした]
あー、それは気をつける。
さすがに、公共施設の破壊は、シャレにならんからな。
[屋上への出入りができなくなると、『隔離の陣』に入りにくくなるし、とか。
こちらもわりと、気楽かもしれない。声だけは]
/*
ヒサタカの設定が見えてきたところで、
ちょい、中の人がにょっきり失礼。
…僕の経験上、ちょっと厭な予感がしなくも無い。…かも。
アズマの設定がどうなってるか、で変わるけれど
「敵」に相当する陣営に非が無いパターンだと
村側が動くベクトルを何処に向ければ良いか判らなくなって
動きが止まったりというか、停滞する事が時折あったりなかったりあったり…!
(←それで毎回苦労してきたダメ狼。)(…)
マリーの中の人は、たぶんあれでそれでこれだから
思いっきり立ち回ってくれると思うけど。うん。
万が一の時は、赤が割り切って悪役被る必要あるかもしれない。とだけ。
四瑞、五神の全員が絆されると、迷子になるよ…!
……ゴメン、僕落ちないほうが良かったか、も…orz
(全力で凹んでる)(←思いっきり悪役向き設定)
[リカのジェスチャーに意図を汲み取り頷く。
立ち上がろうとするが、きゅっと握られる手。見ると首を横に振るキューちゃんと、言外で逃げろというヒサタカ。だが彼女は首を振ると]
言ったデショ。ワタシはヒサタカとこの子を守りたい、て。
ダイジョウブ。すぐに戻ってくるから。
[ぎこちない笑みでそう言うと、手を振り払い外へ駆けていた。]
[ちなみに、飲んでたコーヒーの代金は置いていっていない。]
……なんでこうも、力押しのバカばっかり。
[天の帝とやらは人選をいろいろ間違えてるだろうと突っ込みたい]
…とりあえず、俺はお前の下につく気はない。
お前の望むとおりに動いてやるつもりもない。
気が済む、つーか、やることがひとつだけあるとしたら
[丹朱の瞳をすうと細めれば轟、と左の腕に絡んで巻き上がる蒼い炎。
それが手のひらのあたりにするりと蛇が下りるように螺旋を描いて降りてくる。
次の瞬間には、朱塗りの鞘持つ長刀]
ひよ子がうるさいから、とりあえずお前を地に落として黙らせる。
ああ、崩して良いですよ。
――体制を楽にして怒る方は居ませんし。
[ちなみに言っておくと、別に麒麟も正座しろとは言っていない。が。
……あれは、正座をするべき様な錯覚になるので仕方が無い。]
まぁ――心配には違い有りませんが。璃佳なら、大丈夫でしょう。
相馬君から連絡頂いた時も、ただ伸びていただけだと聞きますし。
仮にも五神ですしね。
[まぁ、万が一があれば容赦しないが。
本人じゃなくて、この従兄が。]
ちょ! まて、マリー!
「お客さん、お勘定」
え? あ、えっと、ちょ、九尾、マリーを追いかけて……。
「お勘定」
[と、言うわけで、九尾は飛び出したマリーの後を追って、一人で店の外に飛び出た]
「……?」
[しかし、もう見失ってしまった。そこはほら、生まれたての女の子ですから。しばしその場でうろうろと困り果てたところで、空を飛べば問題ないじゃないかと気付くや、雷の電子を組み替える力を使って、大気中に見えない足場を使うと、ポンポンとテンポ良く駆け上がり上空から探索を開始した]
/*
>>+26
それは薄々感づいてた。
だからアタシも身動き取り辛くてあれこれやってたんだけどさ。
一応悪役被る覚悟はしてるよ。
だからこそ表で久鷹に対して揺れてたとも。
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