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今の状況を手放しで喜べるヤツがいたら。
……漏れなく、痛い目にあわせてやれる自信はありますね。
[さらり、と返すのは物騒な言葉。
冗談と共に向けられた言葉には、軽く、肩を竦め]
無事といえば無事ですよ。
後からどうなるかはわかりゃしませんが。
[実際、丘で一晩、が知られたらどうなるかは想像に難くないのだが]
ま、それはさておき……これから、どちらかへ?
/*
今日このまま何もなければ、ハインさんかティル吊りになるんだよね多分…。それかロスト様。
でもロスト様は表向き吊られる意志がないような事明言してたから大丈夫かな。
じったん吊りに行ってみる?
あと2時間で流れをそこまで持ってけるならそれもあり。
上手く票がわれれば、何とかなるかもしれない。
[頭の中で、くるくるくる、と、対立する図が浮かぶ。
アーベルと、イレーネ。
ブリジットと、オトフリート。
どちらも本物。
そういう可能性は無くはない、けれども、4人とも本物という可能性はあまりに――あまりに、低い。]
そう、ですか。
でもあの後、私もイレーネさんに聞いてみましたけど……
何て言うんでしょう。
ブリジットさんは、本当に、本気で、死者の声が聞こえると言っているんじゃないかと思いました。
[個人的な感触でしかないんですけど、と付け加えて。]
……何だか複雑なことになってきましたね。
[目線を落とした。]
[顔は前に向けた侭、ティルに視線を向けることはなかったが、代わりのように白猫の白金の眸が頭上を仰いだ]
俺は逆の意見かな。
エルザ姉なら、未だ解る。
酒場の主という立場上、情報を握っているかも知れない。
けれど、ノーラ姉は?
容疑者の一人だ。人狼がこの中にいるというのなら、
何故、わざわざ、隠れ蓑を減らす必要があるのか。
[己の中で、一つの可能性は見出していながら、敢えて問うた。
他に診療所へ向かおうとしているものがいるとは知らず、また、来る方向が違ったのか、出くわす事もなく、歩みを進める]
…オパールみたいに?
[自分はオパールに魅せられてここに留まっている。
当然、その絵に興味が向いた]
そんなに綺麗なら、見てみたいな。
[ぽつりと漏らす。
しかしそれも次の言葉を聞いて直ぐに頭から消えた]
追い出された、って。
何でまた。
…何か、あったのか?
[抱き締めていた腕を放し、イレーネの両肩に手を置いてその顔を覗き込む]
……そうですか。
[ユーディットの感想については静かに頷くのみ]
どちらにしても、私は私の知るところを告げるのみです。
今、狼に襲われたとは見えない形で亡くなったのは、ミリィのみ。そのミリィが人間であることは、誰よりも私が知っている。
[真摯な声でそう告げて]
本当に、複雑になったものです。
…すみません、そろそろ診療所にも戻りませんと。
何かまだあるようなら途中でお聞きしますが。
ああ、ミリィの事は…もう聞いたか?
その絡みでオトフリートの先生さんに会って話聞こうかと思ってよ。
まあ、話聞いて何になるってのもあるし、ひょっとしたら先生さんも今はそっとしといて欲しいのかもしんねーけどな…。
[軽く伸びをした後で]
何ができるか、どうなるかもわかんねーけどなぁ。
ま、やれることやってみるしかねーだろ。な?
/*
ブリ吊りか。
出来そうならそれで合わせても良いな。
他がどう言う風に割ってくるかにかかってるか。
アベちんがロストのところに来るなら、多分占われるだろうな。
それがあるなら、アベちんはまずロスト投票にはならない。
多分今日は吊られないだろう。
ティル吊りで動いた場合は、襲撃被る可能性があるが…どちらかと言うとハイン吊りが強め?
微妙なところか。
そういう意味だと、ノーラ姉ちゃんもいつもお店のお手伝いしてたから、何か情報持ってるって思われたのかもなぁ。
[ただ思いつきのまま言葉をつなげれば、ふと傍らの男の事に思い至る]
…アーベル兄ちゃんは…大丈夫だったの?
[もしかして狼じゃないかという思考に思い至り、一瞬足が止まる]
ミリィ……ああ。
一応、自衛団の連中から、話だけは。
[実は、そちらの詳細はほとんど素通りしていたのだが、それは言わず]
何ができるか、ですか。
やれる事をやってみるしかない……。
[告げられた言葉に、ふと緑は伏せられ]
その、やれる事のために、何かを選ばねばならないとしたら。
……あなたなら、何を基準にします?
[続いて投げられたのは、やや、突飛とも言える、問い]
ミリィは人間。ああ……ええ、そうでしたか。
[そうか、死者の声が聞こえるとはこういうことなのか、と改めて気付きながら。]
あ、いえお引止めしてすみませんでした。
[ぺこりと慌てて頭を下げる。]
私は宿の方に行きます。
アーベルの様子が気になりますから。
[それでは、とオトフリートと別れた。]
/*
ちょいとアベちんの動き次第かもなぁ。
向こうが対立するつもりで来てるなら、アベちんに吊り合わせで行けないか、と思ったり。
襲撃対象が難しくなるけど。
上記の場合はブリ襲撃もありかな、と。
ただし、エリがブリに遭遇するようなら襲撃通らない可能性。
きっと気に入ると思うよ。
私も始めは、時間忘れちゃうくらいに魅入ってた。
[そう微笑み、何かあったかには苦笑する。
けれど苦笑は虚勢。無理にでも笑っていれば、少し前に見たあの赤い海を忘れられると思ったが…無理だった。表情は見る間に翳る。]
…姉さんが、私の部屋で死んでたの。
人狼に、殺されて。
あ…私は丁度女将さん達と一緒だったから、疑われずには済んだんだけど。
だけど、もう、騒ぎが終わるまでは帰れない。
[顔を覗き込まれたが、視線は落ちて目は合わなかった。]
もしくは。
[少年の止まる気配に、足を止めた。
ゆるりと振り返り]
――俺が人狼で、身内を殺す訳がないと思わせたくてやったか。
[疑いを助長させるような台詞を、敢えて紡いだ]
人狼が俺に、何らかの影響を与えたかったか。
そんなところかな。
俺は外に出ていたから、人狼には出くわさなかった。
さっきも言ったけれど、
ゼーナッシェさんに会いに、診療所に行ったりしていたから。
一寸、聞きたい事があって。
[物理面については答えるも、精神面に関しては口にしなかった。
再び前へと向き直り、歩みだした。
白猫の姿は、何時の間にか消えている]
/*
…今更思いましたよ。似非ガチすぎでしょうか。
無理そうならアッサリアーベル狙っても良いのですけれどね。相打ち相打ち(ぉ
[翳る表情に絵の話は蚊帳の外]
…なん、だって…?
イレーネの部屋で……それって、イレーネが狙われた、ってことじゃないのか?
間違えて、他の人を襲ったって、ことなんじゃ…。
[両肩に乗せる手に力が籠る。
僅か震えているのがイレーネには分かったことだろう]
…疑われなかったのは、良かったけど…。
それじゃあ、確かに戻れない、な。
……なら、うちに、来るか?
と言っても、俺も工房に厄介になってる身だけど。
[落ちる視線に眉根を寄せ。
ふと思いついたことを口にする]
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