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剣の可能性の高いモンが見つかった。
[それ以後は心話の中に落とされる。]
ザムエルの爺さまが持ってる黒い腕輪だ。
…探知は専門でないのもあるんで、あれが剣だとは確信出来んが。
だが反応からは大分高いと見ていいと、思ってる。
[声は低く紡がれる。いつもの軽さはそこには薄く、より真実味を帯びてくるだろう。]
精神竜 アーベルは、雷撃竜 ミリィ を投票先に選びました。
精神竜 アーベルは、大地竜 ザムエル を能力(襲う)の対象に選びました。
─西殿・結界前─
[走っていった先には既に数人集まっており。
問われるまま、自身の知る事を告げた。
話すだけ話した後は、結界に両手を当てて、周囲の風を呼び集め]
…………。
ん。
中に、気配、感じる。
でも。
[未だに、感じている違和感の存在に変化はない。
つまり、状況は大きく変わってはいない、という事で]
……虚竜王も、引っ張るなら肝心の引っ張れよなあ。
[不機嫌に無茶な注文してます]
[合間の話はおいておこう。
アーベルの言葉を聞き、ほっとしたような笑みが広がった。]
剣を?
なら――…奪わなければ。
[誰ですかと、かすかに尋ね。
そしてもう一人。]
老君が。
[目を伏す]
それはひどく迷惑ですね。
あの方から奪うのは――、難しいでしょう。
ですがやらなければ。
[やや間を開けて。次に撒いておいた毒の事も口にする。]
…それから。少しだけ嘘を吹聴しておいた。
氷竜殿に、俺が探知者だとホラ吹いて、ダーヴィットが種って言ってある。あとオティーリアを白ともな。
今の所は、何でかそれなりに信じてもらえてるようだな。
[この辺、ぶっちゃけ自分でも何でだろうと思っているところではある。
まぁ信用してくれそうな、竜の良い人選は一応したつもりだが。]
どう転んで利用できるモンかは分からんが。頭の隅にでも入れておけ。
[昨日それを言わなかったのは、今日オティーリアの身の潔白を伝えるまでは、使用効果薄と感じていた為だった。今は逆に言わない方に利点が無い。]
……。
そうですか。
[よく信じてもらえたなと、心の中で思ったり。]
[少し悩み、口にする。]
子。
樹の子には、剣を使えば結界をやぶれるかもしれないと告げました。
おそらくあの子は求めるでしょう。一人では動かぬよう、願っておきましたが。
[というか、仮に虚竜王が「揺らされたもの」に不機嫌をぶつけたらどうなるのかとか、そこまで考えてるかはさておいて。
集めた風をそのまま探知のそれへと転じ、周囲を伺っていると、時空の話題]
え?
時空の姉さんなら、さっき裏庭にいたけど……。
[いつの間にか来ていたクレメンスにも頷いて肯定。
その後の、彼とザムエルのやり取りに、青が少しだけ険しかったのは、先の上空でのやり取りがあったが故か。
とりあえず、もう一度結界の中の気配を追ってみようか、と思ったものの]
て、ちょ!
大丈夫かよっ!? ふらふらじゃんかっ!
[それより先に、ふらつくエルザが目に入り意識は一時、そちらへと]
― 裏庭 ―
……そのようなことは、ないでしょう。
それに、皆様のうちの誰であれ、
苦しまないものがいないということもありません。
[ 重い溜息と共に言葉を吐き出す。触れる手よりは闇の気配。少しずつ、沁みゆくようだ。]
……個々の属ゆえに。
[肩を、というブリジットの言葉に、頷く。
身長差が微妙すぎる、という突っ込みは是非ともしないでもらいたい所ではあるが。
その辺りは、気流を操る事で補えるのでどうにか支えの役目は果たせるだろう]
……んー。
[エルザを部屋まで送り届けた後、しばし、廊下で考える素振り。
それから再び結界の前へ]
[オティーリエの声に、表のクレメンスが微か視線を下げたが。
続いた言葉に思わず吹いた。]
ぶっ。チビつーにも言ったんかよ!
ほんと…。
[手段選んでねぇな、とは心の中だけだ。
以前のオティーリエなら絶対にやらなかったろう事を軽くやってのけている。
願いへの渇望。客観的にみてもひしと伝わるそれに、軽く溜息をついたが。]
んーどうだろうな。
剣の事も一応ネタとして、氷竜殿にゃ伝えておいたが―――。
[とそこではたと気づく。ブリジットが抱えていたものに。
ぐっすり眠っていたようだったから、大丈夫だとは思うが。]
…ナギ。
[今更のように、彼女についていた目付け役を思い出した。
ナギが眠っていたか、それとも起きていたかまでは、注視していない。]
翠樹竜のチビには伝わってないだろうが。
ひょっとしたらあの黄蛇には、爺さまが剣持ってるのは知られたかもな。
[それがベアトリーチェにまで伝わるかどうかは、ナギ次第ではあるが。]
中:
本当は、願い系の話を他のやつとして、誰か誘いってのもやってみたかったんだけど。
そこまでやる時間がないのがね!肝心な時間帯で暇取れてないよ><
[結界の前には、まだ誰かいたろうか。
それを気にする事なく、再びそこに手を触れ、意識を集中させる]
……ん。
気配、増えてる。
やっぱ、時空の姉さんも、こん中……か。
[ぽつり、呟いた後。
少しだけふらつくよな心地を覚えて、その場に膝をついた]
……つーか、コレ、疲れるっ……。
なんか色々、遮られまくるしっ……。
[零れ落ちるのは、こんな呟き。
元々の結界の作用なのか、それとは事なる干渉なのかは定かではないものの。
感じ取れるのは、意図せずにこの内へ飛び込んだ者の気配のみ、らしい。
竜王たちの気配や動向が読み取れないのは、竜王たち自身の意図なのかも知れないが]
[ 影はいつ何時も、中立たればならぬ。
されどそれは、二者が存在してこそ叶うものだ。
王の不在により力が弱まり、更に幼きとは言え血を連ねるものを失えば、傾きは大きくなる。]
均衡……を?
[ なれば、光を。
しかし次いだ月闇の竜の科白により、その言葉は紡がれず、「望み」と小さな一言が零れた。
思い起こすは、先の精神の竜との対話であろう。
あの時は、影たることを望んだが――
震える唇は微か空気を掻くのみで、音には成らず。]
やり方など、選んでいられません。
味方は多いほうが良いですから。
[心をなだめるように息を吐き。]
……そうですか。
もし子に伝わるなら、利用できるかもしれませんね。
中:
ちなみに揺れる云々であんま強い事いえないのは、おいちゃんが実際の所おかしな動きしかしてないかであr
おまえ ほんとに 剣探す気 あるんか と
まぁ探すけど奪えないし、仕方ないのかねぇ…。
[膝を突いて呼吸を整えていると、ピアがてちてち、と頭を叩いてきた。
ちゃんと休まなきゃダメ、との主張に、はいはい、と頷いて。
どうにか立ち上がったなら、どこかふらつくよな足取りで、*東殿の部屋へと向かう*]
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