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――…、っ、
[ 写すべきものは居らず、発する声は無い。
伸ばした手は何も掴まず、虚空に触れてぱたりと落ちた。
光は翳り、闇が濃くなる。]
つーか、本気でそ…
[離れた場所での揺らぎ。思わず、空を見上げる。]
やっぱし来やがった!!!
[結界内への取り込み。 昔係わった事件でも起きたこと。
メカニズムは違えど、現象はやはり似ていて。]
―東殿―
[オトフリートとベアトリーチェに、こくりと頷いて]
すっかり仲良しさんね。羨ましいかも。
[くすくすと、仲睦まじい様子の二竜を見て微笑んだ]
それでは、向かいましょうか。
[地竜と天竜へ視線を送ったところで、]
エルザも、少し様子を見たら。
ゆっくり休むようにしてくださいね?
[先程の騒動で疲れているだろう天竜を、心配そうに見つめた]
/*
儂も今読んで来た。
どうも儂の行動を見ての苦言のようじゃな、タイミング的に。
そもクレメンスの行動で儂の剣については知れておるはずなんじゃが。
善処するとしか言いようがないの。
もう少し動くとするか。
―裏庭へ―
[さて戦闘が起こってからどれくらい経ったのか。
感じる気配に危険な兆候は見られなかった為、一応封印の様子でも見ておくかの精神で足はそちらへ向く。
うっかり間違えて、中庭方面でなく裏庭出たわけだが。]
……なに?
ゆれ……る?
[零れ落ちたのは、小さな呟き。
強い違和感。
それに眩暈を感じて膝をついたのは、無限の輪の発生と、ほぼ同時]
……ちょ、なに……?
強い、力……ひっぱってる!?
[言いつつ、それを感じる方を振り返れば。
目に飛び込むのは、消えうせる陽光の仔]
―東殿―
[ブリジットの言葉に、小さく笑って。]
だとしたら、とても嬉しいですね。
ベアトリーチェ殿は、とてもかわいらしいですから。
[ナターリエの方は、見せないように立った。
自分が見るかもしれないのは考慮の外。
――結果どうかは、いうまい。]
[と、陽が翳った。
ように、感じた。]
*/
ありがとう、いい仕事するね眼鏡の人。
しかし俺様今日は都合により落下するので是非赤もやりたい放題子供をいたぶってあげてください。
ではー***
――っ、
[驚きに、目を見張る。
それはすぐに判った。流石に対なのだ。]
夏玲殿?
[闇が濃い。
影輝の存在を思う。無事だろうか、と。]
[否、無事なのはわかっているけれど。
均衡が崩れて、負担はいかほどかと。]
―― 東殿・食堂 ――
ダーヴ?
来たって…何が?!
[結界に関する特別な知覚は自分には無い。だからそれが何を意味するのかは判らなかったが、何かが起こったのだとは、目前の焔竜の様子から知れた]
[数歩離れた所で疾風竜の声が微かに聞こえたが、わざわざ振り返える事はなかった。早く遠ざけてあげようと裏庭から出て行く。
その後、突如現れた無限の輪の事も陽光の仔竜が消えた事も青年は*まだ知らない*]
―東殿―
[否、気のせいでは、無かった]
急に、日が翳った……?
[小さく、ぽつりと言葉を零して。
焦るような、月闇竜の――対となる、陽光の仔の名を呼ぶ声が聞こえた]
はい、行きましょう。
[ブリジットの視線を受ければ頷き、歩き出そうとして]
…ええ、エミーリェ様やオトフリート様にも言われました。
確認をしたら、今度こそ休みますので。
[大丈夫です、と小さく呟いた]
[立ち上がる闇竜を、幼子は僅か不安げにじつと見上げた。
はたと巻きついた腕を見やると服の袖を握ったままなのは、変わらずであったが。
小さく笑みを向けられれば、仔は嬉しそうに僅か頬を緩ませた。
父を出してやも知れぬ事にではあろうが――
否、他にも理由があるやもしれぬ。それまでは判らねども。]
うん。いっしょに、外にだしてあげよ。
…ブリジットも、なかよしさんになればいいよ?
[ふと、氷竜の言葉に、一度瞬きをするとゆると首を傾ぐ。
最近の仔は、随分と物事を考えるようになったと感じる。
王が知れば、仔の成長を何よりも喜ぶであろうか――
…否、己の知らぬ所で成長を遂げている事を嘆くような気がしてならぬ。
そう考える内、仔が笑みを向け――差し出すはもう片方の掌。
手を繋げば良いと言う心算か、その顔はさも名案とでも云いたげで*あった*]
[さすがに、動揺が混じる。
陽光が居ない。]
[誰一人として、送ってはいないはずだ。まだ。
それに送る相手も、違う。]
[それでも、その乱れた心をここに出さないようにと、息をしずめた。]
―裏庭―
[陽光の竜が消えた現場に居合わせたのは、そういうわけで偶然なのだが。
そこで起こった光景には、軽く、目を瞬かせた。
一瞬何事かと。]
な、何だ?転移か?
[慌ててノーラやティルの近辺に近づく。]
…誰か引きずりこまれたっぽい。
ちょっとそこまでは捉えきれんかったけど。
[過去に接した結界とは構成が違うため、細かいところまでは流石に感知できず。]
虚空に飲み込まれる…ような、うんそんな感じ。
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