31 封じの絵 ─そらへのゆめ─
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【赤】 白練の歌子 エルザ
そっか、良かった！
[２人とも安全、だと思うとほっとして
嬉しそうに笑う。]
あとで、絵師さまのアトリエの方にも行って来るわ。
２本目の絵筆をもらいに。
でも、ひとがいたら、無理かなぁ？
【独】 白練の歌子 エルザ
/*
ああもう 読み返してたら
昨日の夜 リディの発言の拾えてなさに 自己嫌悪。
ごめんよーごめんなさい！！
これから頑張ってばんかいする。
【赤】 白練の歌子 エルザ
え…
そんなの、ズルいわ。
[告げられた言葉に、むっとして返す言葉。
ちょっとだけ考えて]
じゃあ、そっちの絵をまた、描けば。
２本目、もらえるのかしら。
学生 リディは、奏者 ミハエル を能力（襲う）の対象に選びました。
白練の歌子 エルザは、奏者 ミハエル を能力（襲う）の対象に選びました。
投票を委任します。
学生 リディは、白練の歌子 エルザ に投票を委任しました。
【赤】 白練の歌子 エルザ
だって２人いるのだから
２本ほしいわ、よね。
描いちゃおうか。
昨日のヒカリコケも残ってるから、キラキラ金髪、描けるわ、よね。
【赤】 学生 リディ
そうだね。
一本より、二本の方が、効率が良いし。
ヒカリコケできらきらだもんね。
きれいな金色がつくれるから、やっぱりかいちゃおう。
学生 リディ
はへ？
ああ、うん。
ほら、こんなかんじじゃない？
［不思議そうに声かけられて、ようやくその動きに気付いたのか、
少女は慌て気味に言った。］
絵師様のことお好きなんだから、
ミリィせんせーはきっと、お知らせを聞いて、倒れちゃったんだよ。
【赤】 白練の歌子 エルザ
かいちゃおう！
[決めれば、なんとなく嬉しくなる。
綿毛はいっぱいあるし、ヒカリコケもまだ足りる。
あとは]
あ、あなたが昨日胸に挿してたお花、
あれを使って目を書けば、きれい、かしら？
[ふと自分の今向かっている先、水晶花の花畑を考えて思いつく。]
白練の歌子 エルザ
[キノコ畑を抜けて、水晶花の花畑へと。
その先の、水が湧き出る場所の川下で、
鞄に持って来た洗濯物を洗い始める。
水に浮かんだ水晶花の花びらを見て嬉しそうに笑い、
暫く冷たい水の中で手を動かしていた。]
♪レ アリシ スヴィルッパ
ヴェルソ イルシェーロ、
ヴォグリオ アンダレア ヴォラーレ
[歌声は、高く高く響く。
そのうち歌うことと、手を動かすこと
どちらがメインでやっているのかわからなくなる程。]
学生 リディ
いったん家に戻ろうかな。
もしかしたら包帯は常備であるかもだし。
絵師様のアトリエ…
お見舞いいきたいけど、無理でしょ？
それにきっと、すぐ終わるって。
［じゃね、と、手をひらひらさせて*自宅へ戻る*］
【赤】 学生 リディ
うん、お願い。
足もちょっといたくなってきたし、
手の色も、ちゃんと隠さなきゃだし。
あなたにいっぱい任せちゃって、ごめんね。
あ、筆は大丈夫だよ。
ちゃんと持ってるから。
【赤】 白練の歌子 エルザ
うぅん、全然よ。
やる事があるって、素敵なの。
だから嬉しいの、嬉しいのよ。
[ふふふ、と、とても嬉しそうに笑った後
声は、心配げに少し低くなる。]
足？
だいじょうぶ？
おくすり、もらったほうがいいわ？
【赤】 学生 リディ
大丈夫だよ。
ちょっと動きすぎたからつかれてるだけ。
動かないでいれば、落ち着くと思うし。
どうせ今日は糸かなーって思うし。
そしたら動かないから、問題ないよ。
【赤】 白練の歌子 エルザ
そう。
良かった。
[聞こえる声に、安堵する。]
おくすり、苦いものね。
何か苦くなくなるものがあるってゆってたけど、
いないならそれも貰えないのね…。
[うん、と頷いて
洗濯物を入れる革袋に、水晶花をちぎり、入れる。]
【赤】 学生 リディ
心配かけてごめんね。
でも、大丈夫だよ。
［にへらと笑う］
だって、もうすぐ空にいけるんだから、
痛いのもなにもかも、なくなるって。
司書 オトフリート
― 図書館 ―
[今回やってきたのは伝令ではなく、都市の上層部を担う一人だった。絵師が封じられ、同時に継ぐものとして、ミハエルが名乗りをあげたこと、薬師までが倒れたことなどを、早口にまくしたて、かつての記録に、このような時の対処法が無いかと尋ねてくる]
ありませんね。
[あっさりと答えると、相手は絶句という形でようやく口をつぐんだ]
それで、ベアトリーチェのことは、どうする気です？
間違いだったのでしょう？
ならば、彼女の解放をミハエルに任せれば、彼の力を確かめる事も出来る。
司書 オトフリート
[その言葉には、まだ無実と決まったわけではない、と、言い訳めいた返事]
なるほど、すぐに解放をしたのでは対面が保てませんか。
[笑みを含んだ声に、相手はむっとした様子になった]
ともかく、彼女は体力のない子供だ。もしものことを考えて診療所に身柄を移すことをお勧めしますよ。
[もしものこと、という言葉に、多少の不安を抱いたらしい相手が頷くのを見てから、更に言葉を継ぐ]
ミハエルが絵師として勤まるかどうかは、すぐに判るでしょう。
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