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冒険家 ナサニエル に 1人が投票した
見習いメイド ネリー に 9人が投票した
のんだくれ ケネス に 1人が投票した
見習いメイド ネリー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、書生 ハーヴェイ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、冒険家 ナサニエル、お尋ね者 クインジー、学生 ラッセル、教師 イザベラ、踊り子 キャロル、見習い看護婦 ニーナ、流れ者 ギルバート、のんだくれ ケネスの9名。
[男がキッチンに入ると、酒のこげた匂いがした]
うまそうだな
今は要らない
[キャロルの用意したスープを持ち、キッチンを出る時に言葉を投げる]
あとで貰うさ
[食事の匂いは、廊下に残る]
[音楽室に持っていき、食事を置いた後、男は尋ねた]
お前たちは、誰が終焉の使者――獣だと思っている?
[信じているわけではないから、質問に対する答えは聞く必要もない]
[耳に入ったならそれはそれ、男は部屋を出、右腕の内側に左手で触れた]
[そちらで誰かに触れることがあったら、そこが金属の硬さを持つことは、伝わることだろう]
[生憎と今知るものは、死体となった番人だけだ]
[途切れた意識が不意に戻る。
それは、この場に現れた時のよに]
……ここ、は?
[周囲を包むのは、鮮やかな緋。
意識を掠める、遠い日の幻影。
困惑。
しかし、それは、左の腕でうねる真紅を捉えるのと同時、一つの理解に打ち消される]
……は。
生きようが死のうが、結局は俺に絡み付くか。
……そうまでして、俺の血を、呪う、と。
……どこまで執念深いんだよ。
[低い声。
左腕に絡み付く真紅の蛇は、嘲るように尾を揺らめかす]
[酒は臭いが苦手と断っていた。
薪を運んだ後、残されたスープを貰い、
一匙ずつ掬っては口に運ぶ。
窓の向こうには疾うに月が昇っていた]
――…ごちそうさま。
[言葉少なに食事を終え、からりと匙を置く]
昨日の賑やかさが嘘みたいだね。
もう、夜だ。
……月の光は、獣を喚ぶだけでなく、
人を狂わせるというから、気をつけて。
[代わりに手にした火掻き棒で、薪を突ついた。
がらり、黒い塊が崩れ落ちる]
[逃れる気だったのか、と。
尾を揺らしつつ、紅蛇は嘲笑う]
さてな。
忘れた。
[それへの答えは短く]
少なくとも、お前から逃げる目的での死を望んだ覚えはないが。
[自ら死するは選べまい、と。
紅蛇はしゅるり、と肩まで這い上がりながらさらりと言った。
沈黙が呼ぶ、空白]
オレはこわいから、籠っていようかな。
[手から離れた棒が、音を立てて倒れる。
冗談めかした口調で言うも、
笑みの浮かばぬ様は不釣り合い。
直後に出た欠伸を噛み殺し、*広間を後にする*]
……どこまで。
[緋の内の静寂を破ったのは、苦い声]
ま……お前の言葉を肯定するのは癪だが、確かに、俺は、『自決は』選べなかったがな。
他者に殺められる以外に、死する術はなかった。
……そういう意味では、笑える状況だな、今は。
[緋に囲まれた泉の畔。
時間の流れも曖昧な、狭間の空間。
その静寂を破り、笑う声が落ちる。
何故、どうやって自身が死したかに興味はなく。
器が如何様であるかもまた、関心の外。
あるのは、『死んだ』という結果、それに対する言葉に表し難い可笑しさだけ]
ここも、あか。
[緋キ花に囲まれて。
ぼんやりと人形のように座っている]
あかは、きれい。
[耳へと届いた笑い声に小首を傾げる。
上向けられた翠は、光乏しく色薄く]
[目の前に置かれた食事を、礼を言って手に取った直後でした。
投げられた質問に、動きを止めます。]
…。
分かり、ません。
[かなり間が空いた返事だったので、相手の耳に届いたかは分かりません。
――それは便利な言葉でした。
本当のことを言えるわけもありませんし、代わりに誰かの名を出せる程、他の人を知っているわけでもありませんから。]
[紅蛇の、そこだけは闇のような眼が何処かへと向く。
誰かいる、と、囁く声。
笑いは鎮まり、蒼氷は闇色の向く先を見やる]
……あれは。
[緋の只中、常磐が*微かに見えた*]
……御同輩同士は、逝きて留まる場所まで同じ、か。
[夜であった]
[廊下に出た男は、窓の外の月を見、目を細める]
ああ、……ネリーだったか
こんな時間に一人か?
[足音、そちらを振り向いた男は、昂った精神を瞬時に鎮めた]
[否、それは隠しただけ]
終焉の使者がいるというのに
それとも
[月灯りが窓から射し込み、ネリーの体を照らし出す]
お前がそれなのか?
[その答えなど、どうでも良いことではあった]
[男は距離を詰める]
誰がやったのか
誰が終焉を齎すのか
わからないままに殺すしかないというのも悪趣味だが――何にせよ誰かを殺さなければいずれ己も終焉に導かれるわけだ
こんな時間、一人で出歩いているんだ
死も覚悟の上だろう?
――いや、お前が"終焉の獣"か?
[抵抗されても、男の力は強い]
[この女が使者――人狼なのかどうか、殺すときには考えなかった]
[右掌で口を抑え、左手は右腕へと触れる]
[黒を破いて現れた銀は、月を弾いて横へと伸び、壁に押し付けたネリーが震えるようだった]
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