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─夜─
探せないなら誘き出す。
仮にやられるとしても、道連れくらいにはしてやるわ。
尤も、私だってそう簡単にやられる気は、無い。
貴方が言うべきでは無いと思うなら、言わなければ良い。
誰かが知ることとなり、それが終焉の使者だったならば──誘き出せるかもしれない。
それだけのことよ。
[意外そうな声に淡々と返す。それは覚悟の現れを示すものでもあった]
もし他に知られなかったとしても、襲われる時は襲われるのよ。
早いか遅いかの違いだと思うわ。
[ギルバートは、その場に佇み、胸の前で十字架を切った。
──何故そうしたのかは分からないまま、手が動いたのだ。]
嗚呼。この若者に、神のご加護があらんことを──…
[ひとつだけ祈りを捧げた後、庭師が使っていたらしき倉庫へと足を向けた。番人を土に返すために使ったシャベルを用いて、かの男を埋葬するために──…*]
―夜―
わかった
それなら……少し嘘でもつこう
己が話したせいで死んだと思われるのは嫌なもんだからな
――己がわかることにしておこう
お前よりは強い
[くつりと笑った]
―夜―
[キッチンでのナサニエルからの申し出を、他の二人と同じく受け取らず]
アルコールだけを口にするのは好みませんので。
[薪の代わりに一皿のポタージュを手に広間へと]
[薪を運び終えた少年へとそれを差し出した]
そうですわね。酷く、静かにございます。
番人殿が亡くなられた後ですので、正しい在り様なのかもしれませんが。
[警告を告げる言葉に、小さく頷いた]
私も、部屋にゆきます。
獣にも、人にも、出会わぬように。
[そうして女は広間を出て、上階の仮宿となった部屋へと入る]
─夜─
[自分が解ることにする。齎された言葉に紫のオッドアイを瞬かせた]
…どうしてそこまでするの?
貴方が喋ったことで私が死んでも、私は貴方を恨まないわ。
[至極不思議そうな表情でクインジーを見つめる]
―夜―
……生かしてやってほしい奴がいるからな
お前みたいな奴が生きていた方が、生きられるだろう
守りきれないのは御免だ
[緋の花を見て、目を細める]
終焉なぞ望まないが、――
重ねているだけだろうがな
[わずかに自嘲する]
[夜が明け、朝が来て。
寝台の上でひとり、身を起こす。
左腕一本では支え切れなかったか、
頭からシーツに突っ伏した。
右手を以て傾ぎかける身体を立て直す]
んー……
[寝惚けた意識を呼び覚まそうと、頭を振る]
[紅蛇が、どこかを向く。
尾が、何かを忌避するように振れた]
……何だよ?
[蒼氷は天を仰ぐ翠から、腕の真紅へ。
直後、耳に届くのは、祈りの言葉]
神の加護……か。
[口元を掠めるのは。
苦笑]
[神の加護などは無用、と。
そう、思い定めしは何時からか。
記憶は未だに定かならざるまま。
しかし、その意思は確りと記憶の内に留まり]
神など信じぬ俺に、神の加護、か。
……は。
[呆れたような物言いこそすれ。
僅かに伏せられし蒼氷は、どこか静かに]
[扉を開けると、微かに血の臭いがしました。
わたしは眉を顰めます。]
誰か、怪我を?
――それとも、殺された?
[呟く言葉の内には、懸念。
そして、それとは真逆の感情も同時に存在していました。]
─夜─
…そう。
死する者の正体しか解らない私でも、護れる人が居ると言うなら。
貴方の好意に甘んじようかしら。
[誰を生かしたいのかまでは分からなかったが、クインジーの決意は伝わって来て。承諾するように小さく笑んだ]
終焉を望まないなら、足掻きましょ。
護りたいなら護りましょ。
やってやれないことは無いわ。
ううん、やらなければ事は成さないもの。
[語気は強く、紫のオッドアイは強く光を宿す]
それじゃお風呂、先に使うわね。
覗くんじゃないわよ。
[最後に向けるのは軽口。ひら、と手を振りその場を立ち去った]
[相変わらずカーテンを開いた侭の窓からは陽光が差す。
目を閉じかけそうになりながら開き、風を迎え入れた。
深呼吸をしようとして、噎せた。
訪れた頃とは空気が違っている。
あの物寂しい雰囲気は疾うに無い。
強くなっているのは花の香だろうか、それとも]
─朝・客室─
[ゆる、とシーツの小山が動き、寝台の上から半ばがずり落ちる。]
んー…
[顔を顰めつつ、男はのっそりと半身を起こした。]
[未だ眠気の漂う眼で枕辺を探り、一本の刃の在り処を確認する。]
[それは厨房にあった包丁のひとつ。]
[男が密かに持ち出したものだった。]
[紅蛇の、闇色の眼が蒼氷を覗き込む。
その時には、皮肉めいた笑みがただ浮かび。
緋の中に沈むものを見る。
わらう。
そこに在り続けるを忌避しつつ、同時に、切り離される事を拒絶していたものを]
ああ……ほんとに、最悪だ。
[零れたのは、いつか、口をついた悪態]
─夜─
[風呂は手早く済ませる。どこで危険に晒されるか分からない以上、長時間無防備な姿で居る訳には行かない。風呂から上がり服を着て、ふと靴へと視線を向けた]
……こびり付いちゃったかしら。
[無遠慮に緋色を踏み歩いたために、靴についた緋色は酸化し黒ずんだ状態で靴の底と側面にこびり付いて居た。擦るにしても濡れ布巾で拭きとるにしても靴は皮靴、汚れが取れる代わりに靴がダメになってしまう可能性が高い]
うーん……良いや、このままにしとこ。
[幸い靴は黒めであるため、その汚れはあまり目立たない。靴を傷めず汚れを取る自信は無いため、そのままにしておくことにした]
[風呂場を離れ、一旦休むべく部屋へと戻ろうと階段へ向かう。未だ乾かぬ、黒ずみ始めた緋色。なるべくそれを踏まぬよう、ふわりと軽やかに飛び越えて、自室とした客間へと*戻って行った*]
[髪を解き、装身具を外し、女は密やかに眠り。起きる]
[リィン]
[身嗜みを整えてから陽光の差し込む窓を開き、外を眺めた]
うつくしい、あか。
枯れてしまうのは、淋しいこと。
枯れてしまったとわかるのが……、虚しい?
[身じろぎもせず、其処に立って。ふと気付く]
これは、…また、にございましょうか?
何方かのあかが。
[眼差しを伏せ、首を横に振り、部屋の外へと出る]
[常磐色を振り返る。
翠は未だ、虚空を見つめるのみか。
声をかけはしない。
紅蛇は、興味深げな闇色を向けるけれど]
さて。
器にある時と、今と。
変わらないものは……変わらんのだろうな。
[笑いながら言い、立ち上がる。
変わらぬと称したのは、自身が──否、ここに集う者たちが囚われ人の如きであるという事。
緋の領域からは、出られぬという事実]
[こつり、こつり。
臭いを辿って、杖を進めます。
そうしてそれは程なく見つかりました。]
…。
[足を止めて、見えない眼を凝らしました。
見えた赤は鮮やかではなく、少し黒ずんで見えます。
流されてから時間が経っているのでしょう。
見えもしないのに、そんなことを思いました。
そして、それを流した源は見当たりませんでした。]
あー。
こっちはこっちで。
[死の、臭い。
血の痕よりも何よりもこびりつき、
薄く伸びて城内に漂っている]
……誰だろ。
[気配は一層、温度を下げているようだった。
気持ち大股に、廊下を歩みゆく]
[枕の下にもう一度隠し直して起き上がる。
本当は携帯した方が良いのだろうが、鞘も無いそれを持ち歩くのはあまりに危険だった。
誰かに見咎められる恐れもある。]
[椅子に掛けて置いた衣服を身につけ、指でざっと髪を整えると、扉の前に積んでおいたテーブルなどの家具を取り除けて、外へ出た。]
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