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…いったぁ〜い…もぅ…なにするんですか…アーデルハイドさぁん。危ないし…女の子には優しくよぅ…
[頭を抑えながら涙目でいつのまにやらやってきていた寮母を見つめいえば]
「ちゃんと血を止めるまでまってあげたのよ。それで、なんで叱られるのかわからないの本当にわかってないかしら?」
[わかってなかったらもう一発という気配を漂わせながら言う寮母を前に小首をかしげしばし考えて]
わかんなぁ〜い
[甘えた声の後それに不釣合いな鈍い音がもう一回響いたとか]
仕方なかったのよぉ。修練は日々積まなきゃならないのだものぉ
[特に血を扱う作業なのだから一日に大量になど無茶は出来ないため日々こつこつと。になっているし。だからふわふわを追い出したりもしたのだが]
「その心意気は認めるわよ。でも時と場合を考えなさいね」
ぇ〜。ちょっとぐらい増えなら楽しいでしょ。ね?
[なんて、いわなきゃいいのに全く危機感のない声で言った後。本日三度目の鈍い音を響かせた後、注意を受けた後。寮母は転移して去っていったが]
寮母さんだってしてるじゃなぁい…もぅ…我侭なんだからぁ
[寮母さんにくっついていたのか。それが転移の魔術時に反応して増えたり大きくなって部屋に居残ってるふわふわをみてなんて全く懲りてない声を発した]
−ゼルギウスの部屋−
[どっかーん!と音がしそうな勢いで部屋から飛び出て脱兎。
何があったかなかったかは口にするわけありません。
起きたら暖かい何か一緒に知らない部屋にいましたで十分]
な、ななな、なんだっったんだ!?
[確かめる余裕皆無でふわふわだったかその他だったかも不明。
とにかく食堂に逃げ込んで隅でコソコソ髪とか仕舞ったり]
あー……もう。
冬の寒い時とか、抱き枕にすると便利だけど。
こういう時は、ひたすらうっとおしいわよねぇ……。
[どうにかふわふわを窓から追い出し、ため息一つ。
共有スペース内では、さすがに鞭を使う、という手段はとれず、ふわふわ片付けは全手動。
そりゃあ疲れもするというもの]
あー……トリーネさんのケーキ食べたい。
[休校日には必ず出向く、街のケーキ屋の事を考えながら、簡単に羽繕いとかの身支度を済ませ、部屋を出る]
「なーライ、腹減ったー」
…お前はホント緊張感ないな。
[鴉の要求に思考を止め小さく溜息。
生き物である以上、空腹には逆らえないのは分かる、が]
作り手が居ない以上、ろくなもん食えると思うなよ。
「イヴァンがボルシチあるとか言って無かったっけ?」
まだ残ってると思うか?
[鴉の期待を打ち砕くようなことを言いながら、足は食堂へと向く]
─廊下→食堂─
[空腹の鴉を肩に止まらせ、食堂の扉を潜る。
そのまま厨房へと向かうと、辛うじて残っていたボルシチの具だけを皿に盛り。
洋梨も手に入れてテーブルへと]
[出入口から厨房へ向かいテーブルに戻るまで、カヤの存在に気付いていなかったとか]
−食堂−
[手に感じるバクバクが収まってきた時に扉が開いて、動悸再び。
思わずマフラーに埋もれるくらい首を竦めて気配を殺す。
入ってきたのが誰か知り、大丈夫とわかってもつい潜伏続行]
……
[ボルシチの匂いでお腹が鳴り、鴉と目が合ってアワアワ]
─食堂─
[食堂にたどり着くと、とりあえず目に入った姿に軽く手を振りご挨拶。
足はそのまま厨房へ]
……んー。
材料、材料……足りるかなあ。
[なんて事をぶつぶつ言いつつ、あちらこちらの物色開始。
基本、食べる専だが作るのも一応はできたりする。
ただ、作ってもらう方が美味しい、というのが持論なだけで]
[アワアワしているカヤには気づいた様子もなく(真紅の龍は、気配を察してはいたようだが)。
引っ張り出すのは卵に小麦粉、グラニュー糖とバター]
……とりあえず、自分の分だけ、ってワケにはいかないわよねぇ……。
[何となく遠い目をして呟きつつ。
バターは湯煎、粉はふるって。
割り分けた卵の泡立て開始]
「いっただっきまー……あ?」
[かぱ、と大きな口を開けた鴉がぴたりと止まる。
聞こえた音の方をじいぃぃぃぃぃぃ。
何だかちまっこいのと目が合いました]
[鴉が誰かと睨めっこをしている間、青年は後から入って来たゲルダに片手を上げて挨拶]
…何か作んの?
[厨房の中を物色するゲルダに声をかけた]
[かけられた声に、ボール抱えて振り返り]
ん、ああ。
甘いもの食べたくなったから、ケーキでも焼こうかなー、って。
……なんかやってないと、落ち着かないしねぇ。
[言いながらも手は動いてます。
しゃかしゃかと]
[思いっきりこっちを見る鴉に、人差し指を唇に当てて見せる。
黙ってて、のボディーランゲージ。
別に出てもいいのにそう動いたのは地味に動揺しているせい。
感覚共有してる使い魔にそんな小細工が通用するかはともかく]
ああ……それは何か分かるわ。
けど何かする気力もだいぶ失せた。
[ゲルダの方を見ながら机に肘をついて顔を手の上に。
見た感じぐったりしているようにも見えるだろう]
[一方鴉はと言うと。
黙っててと身振りで言われると、くり、と一度首を傾げる。
一応意図は伝わったのか、声には出すことは無かった。
のだが]
……で、カヤ先輩はそこで何してるんで?
[カヤの方を見ずに青年は声をかけた。
ボルシチの具を食べようとしていた鴉まで一緒になってドキーンと身を強張らせていたり]
……あんたも相当、疲れてるわね。
[どこかぐったりとした雰囲気のライヒアルトの様子に、ほんの少し苦笑して]
とりあえず、こういう時は、母さまに感謝するわ。
料理で気、紛らわせられるし。
[しゃかしゃかと泡立てを続けつつ。
唐突に出てきたカヤの名前にきょとり、と瞬き一つ]
[とりあえず増えたふわふわを素直に窓から追い出して]
がんばったらお腹すいちゃったわねぇ。今日のごはんは何かしら〜
[やっぱりひたすらに他人任せでいながら、部屋を閉めて食堂へと向かった]
[首を傾げて、でも何も言わず嘴を噤んだ鴉に安堵して。
クリクリの瞳だけで感謝を向けてたら]
うゎ!
……ややや、やあ。
[こっちを見もせずに声をかけられて鴉と一緒にドキーン☆
心臓ドキドキバクバク言わせながらオドオドと片手を挙げる。
もう今更過ぎる挨拶な上、座ったままでは格好が付かない]
…どこを見てもふわふわだらけ。
居ないと思って休んだら、いつの間にか入り込んでて増殖されてた日にゃあ、突っ込む気も起きなくてぐったりするよ。
[自室であったことを思い出したら余計にぐったりした]
他に気ぃ紛らわせることって……。
古文書読むくらいしかねぇけど、読んだら読んだでまたふわふわが増えそうで嫌だ。
…やぁー……
[寝起きでふらふら食堂へ。
何故か頬にはもみじ痕。]
最近のふわふわはビンタまでするんだねぇ。
[なにかと添い寝してた夢を見た気がするんだってさ。]
―食堂―
おっはよぅ〜♪
こんにちはかしらぁ…どっちでもいいわよねぇ
[なんて食堂に居る面々に挨拶する。
隅に居るカヤにはまだ気づいておらず]
あらぁ?ゼルギウス君。どうしたのぉ?
[と頬の紅葉痕に思わず小首をかしげて聞きつつ]
痴話喧嘩?
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