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[相手がもがく様子は無い。反撃がないことに僅か安堵の色が浮かぶ]
…なこと言われても、こっちもだいぶきついんだっ。
[突き付けた蔓の槍はハッタリに近かった。何せしっかり槍に作れておらず、しばらくすると先っちょがうねうねし始める]
連戦して膝もついたのに、更に余力あったりしたらホントに化けもんだっつの。
いくらゼル先輩でも、限界はあんだろ?
[うねうねし始めた槍は投げ捨てるも、ゼルギウスに為した拘束はそのままにし。けれど疲れてその場にどっと尻もちをついた]
だー、きっつ。
食堂行って休みたい。
ポチは家で飼ってるミニチュアダックスフンド
[ぜんぜん似ていないとか言うツッコミは無視の方向でいたとき、突然現れたレナーテに驚いた。が、マテウスの背中をぽんと叩いてあっさりと彼女は消えていってしまった]
……なんなんだろう? あれ?
「いや、それはそうであろうが…」
ぁー…冬眠のクマ…ある意味あってるかもなぁ。
[冬眠。なんて素敵な響きだ。なんて思ってる間にほほを触れられたり、背中を軽く叩かれたり。紙の蝶は全く気づいていない]
…ぁー…またな?…
[いまいちなんだったのかわからずに。別れぐらいはと渾身の力をこめて、手をぶらぶら力なく振った]
「ふむ。…だからか」
[なんとなく誰?とおもってた疑問が消えたというだけでレーグはよかったらしく]
…知らん…なんか耳につけてたけど
[なんだっけ?とぼやけて働かない頭で首をかしげ…というよりぐってり横にする]
……蹴散らしと移動程度しかやらんで、その上で一戦交えた程度で、きついとか言うな。
『……ルギィ、無茶ばかり言わないの』
[突っ込みに、水晶龍が呆れたような声を上げる]
まあ、『一応』人間だからな。『一応』。
[なんでそこを強調するのか。
座り込む様子には、くく、と笑みを漏らす]
ま、頑張って食堂にたどり着け。
……俺はこれ以上は無理だし、屋台村からのんびり観戦させてもらう、が……。
[唐突に、言葉が途切れる。
瞬間、浮かぶのは、先ほどまでの愉しげな笑み]
勝った?
へぇ……。
[あんな事を言いながら槍を突きつけたアルトを意外そうに見つめるけれど、うねりだした槍には流石に微苦笑を浮かべた。]
酷くないです。
きっと神様だってこうしたはずです。
[笑顔のままそう返し。
全ての羽根を撃ち落されたのを見て溜息を漏らし]
1つくらい当たってくれるかなって期待したんですけど、
ダメですね。
楽しめそうってゆうのはちょっとだけ同意です。
神の聖なる力よ、我に仇為す全ての邪気を退けよ!
[ぼやきと同時に呪文を唱え瞬間的に防御結界を張り巡らせ蹴りを止める。]
天聖学科って刺激がなくて。一度、こういうのやってみたかったんですよね〜。
これって願いに入るんですかね?
俺だって人間でいっ。
キャパシティでゼル先輩と一緒にすなー!
[化け物って言ってます。強調された言葉はあまり気に留めなかった様子。何を意味するかは多分気付いていない]
うん、意地でも辿り着く。
無理矢理空間繋いででも。
[またか、と言う突っ込みは勿論灰銀から。脱落宣言と共に何故か浮かぶ愉しげな笑みを見て、訝しげに暗翠が瞬いた]
…が?
考えても仕方ないしいくか…なんか決着ついたっぽいし
[いつのまにか口調もスローでなくなった...は軽く起き上がりながらも西館の力が集っていた場所へと向かう]
[強調された意味に気づいた様子がない事に、また、愉しげに笑う。
……なんというか、化け物認識を否定してないように見えたら、それは正しいかもしれない。
というのは、さておき]
何、大した事じゃない。
……途中で負けたら、後で、魔力磁場に埋めるからな?
[にっこり笑って、言い切った。
そりゃもう、いい笑顔で]
『……ルギィ……』
[その一言に、水晶龍が呆れたように*尾を揺らし*]
…ぁあ…一つ…馴染みの魔力があってなぁ…
…もう一つとぶつかってから治まったから多分そうだろ
[ミリィの疑問に簡単に説明。とはいえ次元もめためたなので何がどうなってるかまでは知らぬままとりあえず向かえば、もうしばらくすればたどりつく]
うは、邪気って何気に酷っ!?
[そう言いつつ反動で後ろに飛ぶ
ざざーっと後ろに滑りつつ、ひはっと笑うと]
まあ、確かにあそこは退屈そーだよな
はっ、こんなことで良けりゃ願いなんて関係なく何時だって相手してやんよ
[そう言いつつ、ポケットから折り鶴を取り出すと]
遠隔操作。視認追尾。フォーメーション─オールレンジ
[宣告と同時、6匹の火の鳥が全周囲からブリジットに襲い掛かる]
[じぃ、と続く言葉を待って居たが。齎された言葉に瞬き一つ。そして一拍の後]
ちょ、そりゃないだろ!!!
何でそんな罰ゲーム受けなきゃならんのさ!!
[ぎゃんぎゃん抗議するも、あの笑顔では撤回してくれそうに無かった]
よぅ…さっきぶり…
[とまずはゲルダに視線を向けつつ、のそのそと勝敗の行方をまず見てみようかとして]
あん?…まじで?ゼル倒れてんのか?
[双方を交互に見つつも、狼は主の意に従って、のそのそとゼルギウスの下まで向かう。
そしてじろじろとゼルギウスを見て]
驚いた…お前も魔力切れるときあんだな
[勝敗とかそんなのより一番驚いたのがまずそこだったりする]
ゼル先輩なんかそのまま晒しものになっちまえー!
[撤回してくれないゼルギウスに報復と言わんばかりに蔓の解除をしなかった。回収されるまでそのままとなるだろう]
[余計後が怖いだろうに、と灰銀は思ったが、精神的に疲れて突っ込むのを止めた]
[抗議するライヒアルトはしれっとスルーして。
やって来たマテウスの方を向いた真紅は、いつもと変わらぬ飄々としたもの]
ああ、まあ、さすがにな。
結界調整やら何やらやって、三つ巴で一戦やって、更にもう一戦、というのは。
さすがに、きつかった。
[なんか平然と言ってます]
ええ、さっきぶり。
見ての通り、古きものは新しき物に踏み越えられていく定め、みたい。
あなたもやりに来たの?
[腕を組みながら淡々と言葉を返した。]
さらしものか…
[確かにこの状況はそうだよな。なんて思いつつ]
そりゃそんだけやればなるか…さすがに…いやぁ。しかしよ。ゼルに限界なんてねーのかと思ったりもしてたからなんか安心したぞ
[平然と言ったゼルギウスの言葉にちょっとほっとしつつこちらも平然と答えた]
『……まったく、ルギィは……』
[悠然とした盟約者とは対照的に。
はあ、と疲れたように嘆息するのは、水晶龍。
紫の瞳は、ほんの一瞬、お互い大変ね、と言わんばかりの色を宿して灰銀を見たかも知れない]
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