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─裏通り─
「……ベル! お前、こないだなんて……」
[裏通りに入り少し進むと、向けられるのはこんな声]
……わぁってるよ。
御師さんとちょっと話したら、すぐに出てく。
[それに、素っ気無い返事をして。
駆けて行く先は、風との付き合い方を教えてくれた呪術師の家]
御師さん!
「わしゃ、なんも知らんぞ」
…………。
[会話になりません]
─大通り→広場─
[露天商が泊まっていた宿屋から自衛団長の家までの間]
[そこにある店屋や住人に話を聞くも]
[先に行商人も聞き込みをしていたらしく]
[それ以上の情報は集まらなかった]
[その後は一服も兼ねて行商人を待つべく、広場の噴水傍の段差に腰掛けた]
……次に誰を調べるか決めてなかったな。
調べておきたい奴は居る、が。
[先日の二択で選ばなかった選択]
[それを調べてみるかと考えながら手巻きタバコをふかした]
……まだ、なんにも言ってねぇだろ……じゃなくて!
前に言ってた呪式とかなんとか!
あれ、教えて!
「……なんじゃ。一年前はいらん、と言ったくせに」
色々、変わったんだよ!
……今度は、必要になるかも知んない。
何にもしないで、後悔したく、ないから。
[静かな言葉。
向けられる、探るような視線を真っ向から受け止めて。
そのまま、五分ばかり固まっていたか]
「……呪式というても、今までと変わらん。
御主が願い、風が応じる。
……ま、制御具くらいは貸してやろう」
[沈黙を経て、呪術師は大袈裟なため息を一つ、落とし。
近くの箱から掴み出した腕輪を投げて寄越した]
さんきゅ、御師さん! 時間取れないし、礼は、後でね!
[投げ渡されたそれを受け取ると、早口にこう言って、また駆け出していく。
その背を見送る呪術師が、嘆息していた事は知る由もなく]
―大通り―
[孤児院の一件から、大分時間は過ぎている。
昨日の連行と、今日の失踪の噂が耳に届く。
けれど大通りで囁かれるそれらは何度も聞いたものばかりで、新たな情報や手掛かりは期待できそうになかった。
場所は丁度、連行現場辺りに差し掛かっただろうか]
―広場―
……日和見より性質が悪い。
[かなり疲れた顔で噴水の方へと向かう]
[自衛団に目当ての姿はなかった]
何が保護だ。
牽制しあっているのが目に見えてるような状態で。
[噴水が見えてくる][隻眼の姿を見つけてそちらへと向かう]
―広場の一角―
昨晩、カヤちゃんの出掛けたのは確かです。
べティちゃんが来ると言うのも、聞いていました。
でも、それだけです。
……後の事は、知りません。
[毅然としていた態度は終わりが近づくにつれて勢いを弱め、表情は翳りを帯びる]
宿に行くよう進めれば良かったとは、思っていますが。
……さて、と。
[裏通りを抜け、陽射しの下に出てきた所で一つ、息を吐く]
とはいえ、ほんとに出来るかどうかは、わかんないんだよなぁ……。
[理論自体は、一年前の失踪事件の時に聞かされていた。
意識の波長を合わせた大気の流れに直接干渉する方法。
今までは、音を拾ったり制したり、という事くらいにしか意識して風を動かした事はなかったから、できるかどうかの不安はついて回るものの]
……ま、やらなきゃなんないなら、やる。
そんだけ、だよな。
[小さく呟いて、腕輪をはめる。
一応見えぬよに、服の下に隠して]
さってと……とりあえず、もうちょっとまともに話聞かないとなぁ……。
― 収容部屋 ―
うぅ……がっ……
[潰されそうな毛布の重みのせいか、うなされている]
[薄く目を開けると、近くには人の気配]
……!
[毛布を飛ばし、跳ねるように起きて身構える]
[部屋の中の様子を窺う。水盤に映る景色を睨んで、舌打ちを一つ][やたらと喉が渇く]
[のそりと部屋の隅へと移動すると、壁を背に膝を抱えるように休息の時間]
─広場・噴水傍─
[咥えていた手巻きタバコも短くなり]
[それを投げ捨て宙で燃やし尽くす]
[胸ポケットから予め作っておいた手巻きタバコを取り出し]
[馴染んで居るかの確認をしているところで行商人の姿が見えた]
よぉ、来たか。
そっちの収穫はどうだ?
[行商人に対し右手を上げ、左手は摘まんでいた手巻きタバコを口へと運ぶ]
…あれは。
[見覚えのある影が道の脇から出て来るのが見えた。
小さく瞬いてから、それが自分の知る姿と判断してそちらに歩いて行く]
―広場・噴水傍―
ああ、ちゃんと手に入れてきたよ。
[懐から取り出した紙をチラリと見せる]
議会議事録。当然写しだが。
[すぐ隣まで移動すると他者に聞こえないように声を潜めた]
─広場・噴水傍─
[示された紙を隻眸が見つめ、片眉が軽く上がった]
そいつぁまた。
随分と興味深いもんを持って来たじゃねぇか。
[当然声は相手に合わせ潜められる]
[楽しげに、くく、と喉の奥で笑いが漏れた]
……っと、とりあえず。
[小さく呟き、波長を確かめる]
ん、よし。ズレてない。
[呪術師から受け取った腕輪の影響か。
今までに比べると、疲労は少ないような気がした。
これならラクかな、と思った矢先、肩の隼が一つ、羽ばたいた]
ん……ハルフェ?
[訝るように呟き、相棒の視線を辿ったなら]
あれ……ライヒさん?
[目に入るのは、こちらに近づく修道士の姿]
─大通り─
[少し大きめのキャリーケースを携え、彼女は道を往く
その足取りはしっかりとしたものであり、アルコールの影響はほとんど抜けている様子]
…………詰所を爆破、と言うのも気分がスカッとしそうだけど
『そんなことで』捕まるなんて、馬鹿らしいからねぇ
[あたりに自衛団がいないことをいいことに、相当危ないことを口走っていたりした]
やあ。
[肩の隼、次いで相手がこちらに気付いたらしいのを見てとり、いつものように片手を上げた。
表情にはやや疲れが滲んだかも知れない]
どうしたんだい、こんなところで。
─広場・噴水傍─
ここにあると知れたら拙いだろうけどな。
最初の一回だけと押し切ってきた。
改めて依頼する。
事件の捜査、は既に請け負っているんだろう?
情報の共有と解決の時の被害者の安全確保。
対価は議事内容を含めた俺の得られる情報全て。
足りないのなら後で報酬でも足す。
[紙はまだ掴んだまま]
[真剣な視線が隻眼へと注がれた]
[疲れの滲む表情に、緩く首を傾げつつ、瞬き一つ]
……なんか、お疲れ?
[浮かんだ疑問をそのまま口にして。
逆に、投げられた問いにはしばしの逡巡。
自分の力の事。
それを他者に不用意に明かすのは得策ではない、というくらいはわかっているから]
んー……ちょっとね。
色々と、足掻いてみた帰り、かな。
─広場・噴水傍─
[こちらを見つめる相手の瞳を隻眸で見返す]
[相手が本気であることは容易に知れた]
[条件を聞きながら咥えた手巻きタバコに火を灯す]
[ぷかりと、薫りの無い文字通りの紫煙が宙へと浮かんだ]
……正確には俺から申し出ただけなんだけどな。
仕事のために。
だがやることは同じだ。
良いぜ、請けてやる。
[被害者の安全確保と言う部分が難しい気がしないでも無いが]
[何とかなるだろうと行商人の依頼を請ける]
その確約として一つ良いことを教えてやろう。
これはお前にも有益な情報だとは思うからな。
[そう言葉を繋げ、一度紫煙を吐き出す]
エリザベートとか言ったか、アーベルの姉は。
あれは事件には関わっていない。
疑う必要のないシロだ。
[一拍の後に青年にも伝えた情報を行商人にも伝えた]
…ああ。
ベッティが失踪したと、自衛団から聞いてね。
あの子も元は孤児院の子だからさ。
[眉を下げる。
目の前の青年がその話を既に知っているか、彼には分からない。
それでも探していたのだとは伝わるだろうか]
足掻いて?
…あまり、危ない真似は止めておきなよ。
[何のことだかは当然分かるはずもない。
とは言え簡単な忠告は忘れなかった]
……ああ、そか。
あいつ、孤児院の、だっけ。
[ライヒアルトの言葉に、それを思い出す。
眉を下げる様子に、違和感らしきものは読み取れず]
ベッティが失踪したってのは、俺も、出掛けに噂話で聞いたよ。
ま、だからこそこっちまで出てきたんだけどね。
[言葉自体に、偽りはない。
姿を消す理由に思い至らない者の、失踪。
それと現状を照らし合わせたが故の、選択]
わかってる、けど。
……同じ後悔は、したくないから。
[忠告への答えは、ごく小さな呟き]
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