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前にも言ったが。
自分で記事を書くために事件を起こす奴は馬鹿以外の何者でもねぇ。
制約はあれど、俺はこれでも誇りを持って記事を書いてんだ。
記事を書くための事件なんざ、起こす気もさらさらねぇ。
[それは行商人へと向けた言葉]
[以前にも疑われた時に発した言葉でもある]
[子供にもそれを告げるかのように]
[二人の横を通り様に言葉を発した]
――忘れてて悪ぃかよ。
[彼女は去年迄この「仕事」はしていなかったから、
すこんと抜けていたのは事実。
ヴィリーには、鼻に目一杯皺を寄せて睨んでから
はた、と、ハンスの言葉にそちらへと視線を向ける。
翠の目を瞬いてぱちり、見上げて。
一瞬の間のあと、口を少しだけ、開いた。]
[言葉を発する前に、ヴィリーが言う言葉を聞き
眉は中央に寄ったまま口を閉じる。
歩き出そうとする彼を見上げ、もう一度ハンスを見上げ]
…そういえば昨日、ローザが捕まったってのは聞いたか?
あいつ犯人だったのか?
[言葉を投げた。]
そうかい、忘れるほど平和な日々を送ってたんだな。
[皮肉めいた言葉]
[その言葉の裏にはもう一つ意味が込められているのだが]
[果たして気付く者は居るのか]
…香水売りってのがローザっつーならさっきも話した通りだ。
今から犯人だったのかどうかを確かめに詰所に行く。
尤も、連中がちゃんと調べてるのかは甚だ疑問だがな。
[香水売りの名を知らぬが故にそんな風に返し]
[歩む足は止めることなくその傍を離れようとする]
分かった。どちらかを探す。
[ヴィリーに頷く]
[自分は宿の方へと向かおうと身体の向きを変えかけ]
カヤ君。
[表面上は落ち着きを取り戻した視線を少女に下ろす]
苛立ちをぶつけてすまなかった。
一つ間違っていれば二人とも姿を消してという可能性もあったんだからね。君も十分に気をつけて。
[少女が犯人でないのならそれこそ不安なはずだ]
[口元だけで笑いを作り普段の口調を心がけて]
[どうにかそう声を掛けた]
[男に言葉をまた投げようと口を半分開いたけれど、
少女にとっては皮肉にしか聞こえない言葉にむっと眉を更に寄せて
口を噤み、言葉は音にならなかった。
ぐ、と拳を握り不安そうに、歩くその背を見送った。]
え、あ、はい。
[ハンスの声に、ぴくりとそちらへと向き直る。]
何度も聞いたな。
だからこそ諦めなければやってられないんだ。
[その言葉がなければ仕事としても頼めなかっただろう]
[分かっていても皮肉の一つも言いたくなるのは]
[ここ最近は会わずにいられたからかもしれない]
ローザさんの話は俺も聞いている。
そちらも個人的に確認しておくつもりだよ。
[自衛団で確認するというヴィリーの言葉に続ける]
[そして今度こそ踵を返して]
じゃあ、また。
何かあったら教えてくれるとありがたいな。
[宿の方へと向かって*いった*]
[告げられる、言葉。
騙せたと少女が俯いたままこそりと笑むことは無く
只未だ悲痛な顔をして、言葉を聞き。]
…うん。
オレが呼んだからだ、ゴメンな。
[先程と同じ言葉を、もう一度呟く。
ぐい、と手で目を一度擦ると、ぴょいと軽い足取りで一度後ろへと下がり、籠を背負いなおして]
オレ仕事すぐ終わらせてベッティと爺っちゃん探すよ。
見付かったらオレにも教えてくれ。
[顔を上げた。]
[事件が起きていながら、そのことを忘れていると考えられる原因は三つ]
[一つ目は周囲では異変が無いために事件が起きていると認識していない場合]
[二つ目はそれこそ全く気にしないか忘れている場合]
[そして三つ目は、浚われる危険性が無いと分かっている場合]
あのガキの場合は一つしか当てはまらねぇんだよなぁ。
[紫煙混じりの呟き]
[それは二人から離れた位置で漏らされた]
[自衛団長に養われている子供が事件について全く耳にしないはずもなく]
[かと言ってあの子供がこのような大事を忘れて気楽に居る性格にも見えない]
[残るのはただ一つだった]
[そんな思考を巡らしながら、しばし後に自衛団詰所へと辿り着く]
─大通り→詰所─
―ヘルガの宿屋―
[走ってやってきたのは、色気のある女将の経営する宿屋。
元気に駆け込むと女将が手を振って迎えてくれた。]
女将、煙突掃除にきたぜ。
[それは彼女が孤児院に居る頃からしている仕事。
挨拶もそこそこに、屋根に上がり仕事を始めた。]
[常春のこの街では、
暖炉やストーブは特に冷え込む時たまに焚かれる位。
が、裏返すと年中使われる可能性がある上に
舞い散る花弁が煙突に入り混む事も多い。
観光業が主なこの街の宿屋では、
割りと頻繁に掃除が必要とされていた。
屋根から重りを着けたブラシを何度か下ろし引き上げてから、
腰にロープを巻いた小柄な身体を煙突内に滑り込ませる。
しっかりと掃除を終わらせてから、
宿屋へと戻った時には身体のあちこちに煤がついていた。]
まいどありっ!
[硬貨を貰い、宿屋を後にする。
それから少女は屋根の上、自宅へと向かって駆け出した*]
─詰所─
[手巻きタバコをふかしたまま詰所の扉を開く]
[ノックもない来訪だったが、軋む扉の音に中に居た団員全員がこちらを見た]
よぉ、一人捕まったって聞いたんだが。
その辺の話聞かせてもらえっかね。
[いつもの調子で声をかける]
[団員がピリピリしているのを承知の上での言葉]
[返ってきたのは、あんたもか、と言う溜息混じりのもの]
ほぅ、俺以外にも聞きに来た奴が居るのか。
……レナーテ?
ああ、あの筋肉馬鹿な。
[その言葉に眉根を寄せる団員も居たが、知り合いならそっちに聞け、とも言われ]
アンタ達から直接聞かねぇと気が済まねぇんだけどな。
あの女、聞いたことちゃんと覚えてるか怪しいしよ。
[そんなことを言って粘り、聞けるところまでの詳細を聞く]
[と言っても得られたのは疑わしいから連行したと言う証拠も何もない曖昧なもの]
そうかい、それで犯人じゃなかった場合はアンタらどう始末をつけるのかね。
まぁ良い。
一つ忠告だ。
外から来た人間ばかり疑ってると足元を掬われる可能性がある。
この事件はいつから起きていた?
二年ほど前からスローペースではあるが起きてたんだろう。
仮に同一犯の犯行なんだとしたら、街の人間が関わってると考えた方が自然だと思うがね。
尤も、街の人間であるアンタらには疑いにくいだろうがよ。
信用の無い外部の人間である俺からの忠告だが、頭の隅には入れておけ。
顔見知りである方が警戒されることも少ないだろうしな。
[その言葉に団員達はどんな顔をしただろうか]
[見境が無くなっている者は激昂しかけ]
[比較的冷静な者はその可能性に肝を冷やしたかも知れない]
[掴みかかられる前に扉を開け身体を半分外に出し]
ああ、それと。
団長が引き取ったっつーガキ、カヤっつったっけか。
あいつには用心しておいた方が良いかもしれねぇぜ。
[それが何を意味するのかは敢えて全く説明せずに]
[外へ出て扉を閉めた]
[残された言葉に自衛団の連中はどちらの意味で捉えただろうか]
色々面倒臭い、あいつ。
[マフラーを鼻の上まで引き上げ帽子を目深に被ったまま。
屋根の上、誰にも聞こえぬ場所で少女が小さく呟いた言葉は
宙に消え、風に拾われる事も無く。
偶然にも当の彼が自警団で、自分の事を*話しているとも知らず*]
─詰所→大通り─
[詰所を後にしてからは調査を開始するために大通りを通り広場へと向かう]
無能は無能なりに動いてくれると良いんだが。
捕まえろとまでは言わねぇが。
万一あのガキが犯行に関わって無いにしても、団長の引き取り子ってだけでも狙われる可能性はあるだろ。
[己としては疑っては居るのだが]
[自衛団員の尻を引っ叩くための言葉は果たしてどこまで効力を発揮するのか]
[大通りに賑わいの多い場所に来ると]
[しばらくの間は移動しがてら]
[昨日消えたと言う露天商の目撃情報を集める*ことにした*]
―孤児院―
[いつものように食事を終え、子供たちを教会から程近い孤児院まで送り届ける]
おや。
あれは…
[玄関先に立つ自衛団員を見、眉を寄せたのは昨日のこともあってか。
暫く待ち、団員が去ってから職員の立つ玄関へと向かった]
今の人、自衛団ですよね。
何かあったのですか?
[心配そうな顔をした職員の口から、昨日会った孤児院出身者の失踪を聞くのは*すぐ後のこと*]
―大通り―
[宿のすぐ近くまで戻ると聞き込みの形でベッティの消息を追う]
[旅支度の時に使う店][普段から取引のある一角]
[目撃証言が消えるのは目抜き通りをそれた途端だった]
団長さんの家はすぐそこ。
裏というほど治安が悪くは、ない。
[人通りが極端に少ない場所でもない]
[ただ表とは違って無人になる時間も短時間ならあるのだろう]
[その中でただ一つだけ]
「んー、カヤが誰かと家に走ってくのは見たけど」
[暗い時間だから確信はないと言われ]
[少年を問い詰めようとした所で母親が出てきた]
[巻き込まないでと追い払われる]
[その時は頭を下げて去ることしか出来なかった]
[クラヴィーア家の人間の生活時間帯は疎らだ。
家人の気配はまだあったが、敢えて起こしはしない。
皆の揃う機会は年月を経る毎に減り、昔は在った書き置きもなくなった。
――にも関わらず、弟宛てに残したことの真意を知るのは彼女ばかり]
「おはよう。
練習所行ってくるけど、練習きちんとやるかは怪しいと思う。
疲れてるなら、家で寝ててもいいから。」
[内容はなんてことの無いもの。
普段通りに用意した朝食の傍に置いて、家を出る]
「まあ、わざわざ言わなくてもサボるんでしょうけど。」
[隅に書かれた一言は、余計だった。]
[朝早くから人の集まる練習所は、今日は閑散としていた。
エリザベート自身、感覚を忘れぬよう軽く弾いただけで、
露店の開きだす時間帯になると誰にともなく断りを入れて広場に向かった]
[捜すのは未だ見習いの商人の少女の姿だったが、
今日も店は開かれていないようだった]
どうだったか聞こうと思ったんだけど。
[顔を傾け、首筋に手を当てる。
わざわざ宿まで赴くことでもないかと踵を返すと、
ちょうど背後にいたらしい人物にぶつかった]
あ、と――ごめんなさい、
[謝罪を紡ぎつつ顔を上げた先には昨日の自衛団員がいた。
その物々しい雰囲気に、*眉を顰めた*]
―路地裏―
後でもう一度聞きに戻るか。
カヤ君にも確かめないと。
[それ以上は本当に何も出てこない]
[家周辺の様子を細かく探っても争った後一つない]
[逆に路地としては綺麗過ぎて不自然を感じなくもなかった]
……クソッ。
[無人の団長宅の壁を叩く][苛立ちの理由は幾つもある]
[何よりも連れ去られた少女がどうなるかが心配で]
[誰彼構わず叫んで当り散らしてしまいたかった]
……疫病神、とも言ってられない。
使えるものは使わせてもらわないと。
[自分に言い聞かせるように呟く]
[一呼吸に数十秒をかけて大きく息をする]
[数度繰り返して肩の力を抜いた]
あいつにも札を用意して、協力させる。
必要ならばまた囮でも何でもしてやるさ。
[低く言って向かったのは山の手とも呼ばれる一角]
[確認するのは隠されようとするかもしれないローズの*調査結果*]
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