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はい、はい、と。
[頭を下げる神父を見送り、歩き出す]
……女の子姫抱っこして運ぶ、ってのは、見た目はいいけど。
こういう状況って、ねえよなぁ……。
おっとと、あ、あれ。
ヨハンが抱えてるの…、 うそ。
それなら、このヒルダは何?
[口から出た白いものは、人間を示すものだったか魂か。
それはヒルダにはわからない。]
……あれ?
あれって、もしか……して?
[きょとり、と瞬き一つ]
ホラントの……お気に入り?
なんで、壊れて……それに、この布……。
神父様、いっちゃった。
…ヨハン、何言ってんのさ。
ほんと見た目はともかく……ううん、
見た目も死体じゃ、かっこつかないよ。ばーか。
は……はは。
ま、まさか、な。
[見慣れたものはあっても、姿はなくて。
それが、なんだか嫌な感じで]
……と、とにかく、まずは、ヒルダをだな、うん。
それから、もっかい、探しに、こよう。
[ふよふよ、ふよふよ。ついていくけど気付かれない。]
見えてないんだろうな。
あと、聞こえてもない…んだよね。
そっか。
どーせなら生きてる時に、が良かったな。
[途中、ヴィルへイムと行き合えばヒルダのことを伝えて。
これ以上留まらない方が良いとも伝える]
もしお手間で無ければ、後から来るヨハンさんを手伝って差し上げて下さい。
私はヴェルナー先生を呼んできます。
[頼むとヴィルへイムに対し頭を下げ。
再び村の方へと駆け出す。
向かう先は、ヴェルナーの診療所]
そうなった場合の大騒ぎとか。
そんなのも面白そうだけど。
……うん、やっぱり死体はやだ。
抜け殻運ばれてるの見ても、つまんない。
ヒルダはここにいるのにな。
──ああ、良い香りが、漂っていますね。
[診療所では咽ぶような芳しい香りが漂う。
そこは既に紅い雫により彩られていた]
お腹は満たされましたか? マルガレーテさん。
けれど早々に立ち去った方が良さそうです。
ヨハンさんがこちらに向かっています。
[『食事』をしていたマルガレーテを促し、裏口から外へと誘導する。
今の身体能力を以ってすれば、気付かれずに立ち去ることも容易だろう]
やれやれ、食べ損ねてしまいましたね。
……彼で代用させて頂きましょうか。
[細められた瞳が、金に光った]
[…神父が着く頃には、既に、食事は終わっていただろうか。
しかし、シンメトリー…線対称に、肉が残っている]
ぁ。神父様…
お先に、失礼しました。
[そして、手に。口に。
ちら、と覗く牙に。
紅で染められて]
[しかし、神父が先を促せば、少し残念そうに裏口から出た]
切り分けておけば良かったかな…
[少し残念そうにするも、代用、という言葉に、一つ瞬きをして]
村娘 マルガレーテは、ランダム を力(襲う)の対象に決めました。
村娘 マルガレーテが時計を進めました。
構いませんよ。
ああ──余程口に合ったようですね。
私の分も残して頂けたようですが……どうも時間がなさそうです。
後でまた、別の人を頂くとしましょう。
[紅の残る少女の口の辺りを親指で少し拭い取り。
そのまま口へと運び舐め取る。
その味に陶酔するように瞳が細められた]
……いやいや。
まったく、困った子らだ。
ヨハンくん、おぉい、
ヨハンくん、聞こえるかね!
[森の入り口。奥へ向かって声を投げる。
灯りを翳す。ゆら、ゆら、ゆら。月の明かりを森が隠す]
あ、灯り…違うや。
ホラントのランタンじゃない。
村長さんだ…。
どうしよ、行ってもいいのかな。
ヒルダはこの森にいなきゃいけない、そんな気がするのに。
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