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オレたちがここに居るのが「御心のまま」なら
襲われたのも「御心のまま」だろうに。
[軽く笑う]
神様、ね…
……ん?
[囁きが途切れたことにそちらに意識だけは向けて]
[もう一人、と言われて漸く思い当たった様子で。
緩く頭を振り、ゆっくりと息を吐き出す]
良かった、んでしょう。
たとえ、一緒にいられなくても……
自分の、何にかえても、残したかったものでしょうから。
――…やっぱり?
[小さな呟きを拾うも、問い詰めるふうではない。
自身もそれに似た考えを持っていたのだから。
ユリアンと擦れ違い、向かうのは台所。
子供のこと、ブリジットのことを話し、問われるのなら、答えもする*だろう*]
─台所─
[ゲルダの問い。
きょとりとしていた表情は喜色へと変わる]
おかお、みえる。
カーラ、うれしい。
[視える者が死した者であると認知していないが故の答え]
わかりたい、こと、だけ、わかれば、いい。
うん、そうするー。
[ゼルギウスの声に素直に頷く。
直後、膝のロートスがぱたついて表情に驚きが浮かんだ]
ふぇっ。な、に。
[羽の触れる感触は慣れぬもの。
自分から撫でるのは良いが、逆に触れられるのは未知の感触となり困惑を呼ぶ]
[痛んだのは一人の「母」の死にではない。
否定を口にしようとした瞬間の事]
ううん、何でもない。
ちょっと疲れているのかしら。
[けれど、まだ、その因果関係は掴めずに]
……なるほど、「御心のまま」。
神さまっていうのは、公平ね。
[表情の失せたダーヴィッドに、かける言葉は思いつかなかった。
多分、自分も似たような感じだろうから]
…………。
[軽く、唇をかみ締める。
待たれているのはわかっている。
だから、足は止めずに、産室へ向かい]
……ごめ、遅くなった。
お湯の追加、もって来たよ。
さあ?俺がいったのは、単に二分の二か。二分の一かっていうだけだしな
[あくまで数字の上での半分とゲルダにいって]
…ん…なんか作って食うか。刺し身とかいうのでもやってみるか
[暗い気分でありながらも唐突に食事を作ろうとはじめた]
…わかった、です。
[ローザとハインリヒ、それぞれにこくりとうなずいて、とことこと赤子の傍へ]
ちゃんと、生まれたから、約束、守るですよ。
一緒に、遊ぶです。
[まだ生まれる前に掛けた言葉を、もう一度。
やっぱり泣き顔のまま、それでもようやく笑みらしきものが浮かんだ]
うん、それがいいね。
[ロミのどうしていいかには答えられず。
ローザやハインリヒが諭すのに頷くばかり]
ありがとう、ユーリ。
ローザさん、僕も手伝うよ。
[お湯を持ってきてくれたユリアンの声に答え、ローザに*近寄った*]
[鸚鵡、羽に手を伸ばされて更にぱたぱた]
「つかまるの、やー。
とじこめられるの、きらいー」
[カルメンの困惑の声も、動転を助長したか。
その手を離れ、天上付近にぱたた、と逃げた]
……そう。それなら。
[何を思ったか。
喜びの色を見せるカルメンに、それ以上は言わなかった。
それはそれとして、彼女の膝の上でぱたつく鸚鵡に手を伸ばしたものだから、こんな場面にも関わらず、なんとなくおかしな光景]
ああ。
ロートスがちょっと暴れているだけです、大丈夫。
疲れてる、か…
今日は色々あったからな。
[思い当たるのはそれくらいだから]
公平だろう。
オレたちを閉じ込めたかわりに、あいつも動けなくなった。
[死をもって「公平」というのは自分の感覚で、だけど]
ああ、その内どうしようもなくわかること。とかもあるのかもしれないが、といっても難しいかな?
[と素直に頷くカーラにいう
そしてしばらくして、やってきたダーヴィッドから聞くのはやはりということで]
休むか…もしくはなんか食っとけよ
[元気を出せとも言うこともなく。こんなときに食事をと冷たく思うかもしれないが、暗くて腹も減ったら余計悪くなると思っている性質なので仕方ない]
(それなら)
[カルメンの答えに思ったのもまた、別の事]
(見えるようにする方法を教えてあげましょうか)
[ゼルギウスの手前。
実行に移すことは出来なかったけれど]
あぁ、ユリアンか。
ありがとうな。
[産湯を持ってきたユリアンに礼を言って。
彼にもすぐに状況はわかるのだろうけど、それ以上は何も言わず]
いっぱい遊んでやるといい。
「面白いことがいっぱいあるよ」って。
[ロミルダがようやく笑顔を見せるのにほっとしたように]
数字だけで推し量れないもの、あるんでしょうね。
[唐突なゼルギウスの言動は、ゲルダの、ロートスに対する行動と似たようなものだったろう。無理矢理作ったような、明るい空気]
そうですね……
焼き鳥は、無理そうですから。
[天井へと逃げた鸚鵡を見上げながら、さらりと言った]
その辺がさっきもいってた母親とかの情…なんだろね…ま、遺せる人はつえーよ
[いいながらも調理中。なんでかしらないけどトマトスープもあるし、勝手に軽く温めつつ]
ぁー…そういえば…こんなときに…俺、あの話もしなきゃならんのか…ゲルダさんかユリアンさんが変わりにしてくんねーかな
[真面目な顔してそんなこといってゲルダを見る。やってくれないかなーとか期待してみるが、断られても特に文句は言わない。
ただ説明となったらどちらでも>>2:654のような単刀直入の言葉を使うのでしょう。、>>4のように憤慨するように愚痴ったりしたりもするかもしれず]
いきなり話が変わるのも冷たいように感じるだろうが、ダーヴィッドさん…さっき言ってたこと聞く?
[先ず。ダーヴィッドに説明をするのだろうか。まあ食事を適当に作って。皆でか自分だけでか食べたりも*するだろうけど*]
ああ、ダーヴさん。
[やがて訪れたダーヴィッドから、改めて、起こった事を聞く。
俯き加減になり、小さく、息を吐き出した]
……、お疲れさまです。
それから、ありがとうございます。
[食事を勧めるゼルギウスとは別に、新たにグラスに注いだ水を差し出す]
あ…、ありがと。
さ、それじゃ綺麗にしよっか、ヒカリちゃん。
[ユリアンの声に、短く礼をいい。
へその緒の根元を糸で結んで切断して、ヒカリに声をかけた]
うん、ありがとクロエ。
ロミちゃんも手伝ってくれる?
この子が元気にロミちゃんと遊べるように。
[そう言って、精一杯の笑顔を*向けた*]
踊り子 ローザが「時間を進める」を選択しました。
流民 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
─台所─
や、や…。
[ぱさぱさと身体に当たる羽。
困惑の表情を浮かべたまま、その度に身体をびくつかせていた。
ロートスが膝から飛び立ち、そん感触が無くなると強張った身体から力が抜ける]
ふぇ……びっくり、した。
ぅー、ローテュ、あばれる、めー!
[ゲルダから状況を聞き、少し怒った風に言葉を紡いだ]
─台所─
[続けられたゼルギウスの言葉には理解したのかしてないのか。
軽く首が傾がった]
[それからダーヴィッドがやって来て、ブリジットがどうなったかを伝えて来る。
亡くなったと言う部分は暗喩で隠されたか]
こども、うまれたー。
そっか、だから、ブージェ、やさしい、おかお、なんだー。
[そんな言葉がカルメンの口から*零れ出た*]
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