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[話しの途中、やって来た自衛団。
彼らの口にする処刑、という言葉に無意識の内に、すぐ側にいたゲルダの腕を掴んでいた。
震えと、微かな怯えのいろは隠しようもなく。
フーゴーと自衛団の交渉は決裂し、そして。
自衛団が連れて行ったのは、ゲルダが保護した、と聞いた赤毛の騎士]
……っ……。
[止める術は、自分には、なくて。
ただ、見送るしか、できず]
…――何を望むか分からないのに、
それを求められるのは、困るものです。
[無機質に響く聲は、今はもう苛立ちのような色さえ含んでいない。]
頃合いを見計らって、お二人ともお呼びしますよ。
[セザーリオの是を受ければ、頷くような声音が響き]
そうそう、私ばかりの希望でも申し訳ないので、
明日は貴方にお任せします。
[思い出したように、そう付け足す声音は淡々と。]
ああ、そうだ。
今日も一声かけてから行けよ。
[冷たい声音が囁かれれば口から出る言葉よりは穏やかに。
ヴァイオラが選んだ獲物にはさして興味はないようで、好きにしろ、とだけ]
俺にとっちゃ、誰が食われても一緒だ。
[ふと、先に話した少女のことも一瞬浮かんだが。
承知した旨の声には、ああ、と]
えぇっ!?それはありなのぉ?
[あまりに手荒な方法に、おもわず(ひそめながら)声を上げた。
それでも、もっと荒々しい音が扉のほうからきこえ、息をのむ]
あ…っ、ダーヴィッドさ…、
[追いすがるように、手を伸ばした。
その華奢な手は、すぐにもふりはらわれて、服の端すらふれることはできないまま。
やがて、そのすがたはみえなくなる]
[自警団に連れ去られた先で。
倒れている自分の体を見下ろしながら、小さく溜息を吐いた。
動かない自分の身体は、死んでいるのか。それとも、気絶しているのか。おそらくは前者だろう。]
……やれやれ。
病み上がりで体力が落ちていたのが敗因、というところでしょうか。
まあ、今日のところはか弱いレディたちが私のような目に合わされずに済んだだけでも、よしとしておきましょうか。
[もうひとつ溜息を吐いて、空を見上げる。
その後、こてっと小首を傾げて。口元に手を添えて、何か考えていた。]
…………この騒動の結末が気になりますから、当面はここで見守るとしましょう。
ですが、すべてが片付いた後には、祖国に戻りあちらの霊能者を通じて女王陛下と女王騎士団長、それに父上にも報告をしなくてはいけませんね。
…………仮にも女王騎士であり、女王国侯爵家の者である私をこのような目にあわせたのですから。
相応の報いは覚悟しておいて貰いましょうか。
[争う音は小さくなり消えていった。
左手で口元を覆う。
命の遣り取りをしたことがないわけではない。自分の手で奪ったことすらある。だからそう取り乱しはしない。けれど]
悪い。ちと。
頭冷やさせて、くれ。
[視界が揺れた。周囲の音が遠ざかっていく。
座ったままだったからテーブルに伏せることができたのは、不幸中の幸いだった*かもしれない*]
[会話の最中、席で茶を飲むダーヴィッドをちらと見て、密かに懐に手を入れる。
……が]
あ?
[勢いよく開く扉と、入り込んでくる団員たち。
手を離し、代わりに腕を組んで動向を見やった。
やがて彼らが取り囲んだのは、男が先程目の端に捉えた――余所者]
……へぇ。
[目を細め、僅かに息を洩らすだけで、男は腕組みしたまま動かない。
彼らが扉の向こうに消えるまで、その行動を黙認するかのように、ただ静観していた]
[外から、声の交差が聞こえてきたのは、それからさして間を置かず。
訪れた、静寂。
それを待ち受けていたかのように響くのは、囁く『声』]
……っ!
[一際大きな震え。
気づいた周囲が案ずる声を上げたとしても、今は、囁く『声』によって飲まれ]
ウチ…………みてくるっ!
[『声』を止める方法は、それしか知らないから。
外へ、駆け出した]
[ヘルムートの苦言は聴こえていないのか、
少女を抱えた学者の眸はフーゴーを見つめる。]
…―――
[何かを口にしようとした瞬間。
荒々しい音が室内に響き、ダーヴィッドが連行されて行く。]
…――後悔をするなら、動いての方が良い、ですかね。
[それはフーゴーに向けられたものだったのか否か。
自衛団に勝手に選ばれるよりは、話し合いの方が良いのかどうか。
問いかけるような視線を一度周囲に巡らせ]
それで、空き部屋はどこですか?
[非情にも思える淡々とした声で、
リッキーに空き部屋を聴いていたヘルムートに尋ねた。]
おい、ライ…あまり、無茶は…
…なん、だ?
[リディを気絶させて連れていこうとするライに、手荒はするな、と言おうとしたところで自衛団員が連れ立って入ってきて。
フーゴーと短いやり取りの後、カウンターについていたダーヴィッドがいきなり連れていかれそうになるのを見ると、待て、と。]
そいつが怪しいと、なぜ決めた。
適当に選んだというなら、俺は止めるぞ。
ダーヴィッド、こっちへ…っぐ…!?
[剣を向けられても引くことはせず、ダーヴィッドに手を伸ばすこの男の首に、別の自衛団員が剣の柄を打ち付ける。
そのまま崩れ落ちる男に、余計な真似は死に急ぐぞ、と言い残し、自衛団員は赤毛の騎士を連れていった。
響いた音は、しかし意識を落とした男には聞こえなかった。**]
/*
ちなみにキリングなら、前置きも何もなくいきなり銃取り出して頭を狙い撃つ気でいました。
酷いですね。
相手がカウンターにいたからもっと酷いことに。
ヴィリーさんの方が、無茶をしてるのではないですか。
[意識を失った幼馴染を、困った色を滲ませた碧が見下ろす。]
空き部屋は、まだありましたっけ?
[どこまでもマイペースに、幼馴染も後で運ぼうと、フーゴーにかリッキーにか、尋ねる言葉を紡いだ。]
僕は貴方を困らせたいのかもしれないね?
[思いついたかの如くのコエは軽い]
悪趣味だと言われたなら否定する要素は何処にも無いけれど。
まぁ、でも本当は――……、
[その先の言葉は紡がれることなく]
呼ばれたのなら行くさ。
駆けつけるのが王子様なら、彼女にとっては僥倖だろうに。
[夢見がちな少女の如くの、甘い夢]
[其れは血腥い此処から、遠く隔たって]
そうだねぇ…明日、か。
僕があんなふうに連れて行かれなければ、考えるよ。
神父見習い ウェンデルが「時間を進める」を選択しました。
[駆け出した先の人だかり。
行きたくない、と行かないと、がぐるぐるぐるぐる、交差する。
震えはするけれど、足は止められず。
──いろが、みえた]
……しろ。
ひとの、いろ。
[掠れた呟きの後]
……なんでっ!
[口をついた叫びは、どう受け止められたのか。
返されたのは、お前たちが選ばなかったからだ、という言葉。
それに返す術はなく、しばし、立ち尽くす]
[払いのけられた先、誰も座っていないテーブルの傍でフーゴーはダーヴィッドが連れて行かれるのを見やることしか出来なかった]
……くそっ!
連中、何が何でも日に一人槍玉に挙げろってのかよ!
んなことしたって、下手すりゃ被害が拡大するだけだってのに…!
[ダンッと勢いよく拳をテーブルに叩き付ける。静寂が訪れた刹那、クロエが外へと飛び出すのを見た]
んなっ、クロエ、待て!
[団長の時とは様子が違うとは分かっていても、また倒れてはと思いその後を追いかける]
[訊ねられたリッキーは、言い淀みながらも一番最初に死亡した旅人の部屋なら空いていると告げることだろう]
[同じようにダーヴィッドへとむけられる救いの手。
しっかりとしたそのおとこの手も、何をもつかむことは出来ず。
なすすべのない空気がひろがったように思えてくる]
こんな…ひどい。
[かすれたことば。
外にとびだすひとたちの背を追うには、ふたりぶんの注意と天秤ではかれども、かるすぎて]
――……。
[淡々とたずねるライヒアルトにめずらしくもまゆをひそめ。
それでも、リッキーに伝えられたことをそのままくりかえす]
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