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─自衛団詰所─
……おぅ、一つ連絡に来たぞ。
[詰所の扉を開けるなり、フーゴーは団員達に言い放った]
今朝俺の宿で人狼に襲われて死んだ奴が見つかった。
リディっつー小せぇ嬢ちゃんだ。
[団員の中で一人だけ、他とは違った反応をした奴が居たか。それを目端に捉えつつ、フーゴーは続ける]
ついてはその遺体をどうするかを聞きたい。
こっちで弔って構わねぇなら、そうする。
ああ、いきり立つな。
俺はこの通り、人間である証明を持ってる。
[勝手なことをするな、と言いかけた団員に先んじて左腕の袖を捲った。見せられた銀に何人かの団員はたじろぎ、勢いを無くす。人間である証明とは言え、噛み痕は生々しく、取り巻く銀も異様に見えはするか]
…向こうの取り仕切りは俺が請け負う。
死者の弔いも、こっちで済まさせて貰うぜ。
[有無を言わせぬように言葉を紡いだ。それは今後の処刑は自衛団任せにはしないと言う宣言でもあったか。反論が無いのを確認すると、フーゴーは踵を返し詰所を出た]
―宿・酒場に向かう前―
[目を細めて説明を聞いた。自分の意見は挟まない。
何故かと問う前にも言葉が重ねられた]
…病気、ね。
感情の起伏が薄い人間ってのは他にも知ってるけど。
[確かにライヒアルトのそれは極端であったかもしれない。
謎掛けめいた言葉に僅か眉を寄せた。
何と答えればいいのか悩んだまま、分かったとだけ告げた。
部屋には少女が胸に空洞を抱え物言わぬ身体となっていた。
入口で十字を切る。しばらく瞑目するとそこを離れた]
─宿屋・酒場─
[リッキーが用意してくれたものを受け取り、ありがと、と言いつつ先にぶち猫に食べさせる。
何か食べた方が、と言われたなら、困ったように首を傾げ]
ごめ……さすがに、連続して色々見すぎて。
食欲、ないや。
[困ったように、眉を下げて言う。
こんな事言ってると、怒られるかな、という意識はあるのだが。
どうにもならないのもまた、事実だった]
―宿屋内酒場―
――……、くらい、くらいわ…。
ついでに言うなら、重いわね…。
[昨日の今日だから、と、それにしてはあまりにも。
まただれか、という想像はたやすくもあるか]
窓、あけるわね?
[風をとりいれようと、足と手をうごかす]
[こちらをみたクロエの声に、きょとり、と瞬く。
それはリディの名前が一致しなかったから。
ライヒアルトがつれていた記憶喪失の少女だというのは、ライヒアルトが見つけたと言うことでなんとなく繋がって。]
ああ、あの子……
[薄情だろうか、それでも親しい人じゃなくてよかった、と僅かに安堵の吐息をもらした。]
─宿屋・酒場─
あ、ルーミィさん……。
[やって来て、窓を開ける様子をぼんやりと見やり]
ん……。
爺様の時よりは、酷くなかった……かな。
[安堵の吐息を漏らすゲルダの言葉に、また黒の瞳をそちらに向けて微かに苦笑する。
いろの記憶はそう容易くは抜けず、それはそのまま、食欲減退に繋がっていた]
リディちゃんが、どうしたの?
[かえってくるこたえは予想がつくけれど、それでも問いかける]
って、クーちゃんだいじょうぶぅ?
ごはんはきちんと食べなきゃダメよぅ。
[ぷー、と頬をふくらませてみたり]
ゲルダちゃんのほうは、だいじょうぶ?
[こちらにも気遣いの声はわすれない]
[ヘルムートの問いかけ。
小さく、息を吐いた]
リディちゃん、が。
ギュン爺様と、同じ……に。
[返す言葉は、短いもの。
頬を膨らませての言葉には、ふにゃ、という感じで眉を下げ]
そういわれても、食べたいって、思えないんですもん……。
[ぼそぼそと。
口調は段々言い訳めいてくる]
─酒場─
…っ…
ここ、は…?
[ゆっくりと目を開けると、視界には見慣れた、だが記憶よりもやけに高い天井が広がって。
辺りに視線を向けて、自分が酒場の床に寝ていることに気がついて体をゆっくりと起こす。
何故ここに寝ているんだろう、と記憶を遡り、気を失う前のことを思い出し。
赤毛の騎士の姿を探して、辺りを見回した。]
―酒場―
そっか。クロエが無事でよかった。
[ほっとしたように呟き。
やってきたヘルムートに軽く首をかしげた。]
あたし? あたしは大丈夫だよ。
[自分が拾った相手が連れて行かれても、見知らぬ少女が死んでも悲しまないように見える女は、僅かに自嘲するような笑みを浮かべて答える。]
〈中〉
へろへろと鳩から見物中。
そして空気読まずに中の人の思考垂れ流す。
ふと思ったけど、襲撃はともかくとして。吊りは、事前にメモなんかで投票先知らせといて、吊られる先に死亡RPさせたりしたら、面白いかも?
って、人狼審問の過去ログの「チキレ」シリーズを思い出したから思っただけですが。
〈/中〉
へえ。
生きていれば、なんて随分弱気な発言だな。
リスクを負わないと得られない力、ってことか。
[もし、本当に自分が人狼になれたのならば。
同じ力を手に入れられたのならば]
……考えておくよ。
あんたが生きてなきゃ意味のない話だしな。
[ヴァイオラの声に応え、向かえば囁きではない声が聞こえ。
囁きではない言の葉は、少女に向けられた無機質な音を聞く]
[男が心臓を口に含む前の声には意外そうに含んで笑い。
やがてセザーリオもほんの少し食したのを見れば]
食ったら俺も人狼になれるか……?
[少しばかり試してみるかとちらり考えてみれど。
先のセザーリオの話も相俟ってそれを打ち消した]
―教会―
[昨夜はいつ帰ったものか、朝には男は教会の個室にいた。
真っ先に腕を通すのはいつも通りの聖なる黒衣でなく、私服。
着替えが終われば、少しの間瞑目]
……ハ。
[緩く頭を振って、開いた視線は枕元へ。
そこに置いたモノ――煙草と、古い銃を懐の内に収めて、部屋を出て行く]
─宿屋・酒場─
[無事でよかった、というゲルダの言葉に、浮かんだのは、曖昧な笑み。
状況的にも、自分が無事、というのは、悪い事ではない……のだろうけれど。
素直に喜んでいいのか、迷う部分はあって]
……ん、ありがと。
[小さく呟くように言って。
目を覚ましたヴィリーの何かを探すような様子に、軽く、目を伏せた]
[目の前で繰り広げられる論議は、違和感を覚えざるを得なかったが]
優しさ…少なくとも人の優しさは。
見せ掛けと気まぐれだ。
[人としてみても、きっと変人の類であろう二人の会話には視線を遠くへと投げた]
[再びふよふよと漂っていると。
目を覚まして辺りを見回しているが見えた。]
ヴィリーさんだ、ヴィリーさんだ。
[そのそばに寄り、様子をみている。
そのなつきぶりは、どことなく、たぱたぱと尻尾を振っているようにも見える。
人狼でもないのに、尻尾などあるはずがないが。]
/*
さて。
特に決めて居なかった部屋の総数を考えてみる。
元からの宿泊者:アーベル、ユリアン
島民で部屋を借りてる:カヤ
臨時で運んだ:クロエ
常時使用してるのが4つ。
途中で入れ替わりがあったのがヘルムートとゲルダ、かぬ?
後は最初に死んだ旅人の部屋=今のリディが寝かされてる部屋、か。
全6室は多いんだか少ないんだか。
でも規模的に丁度良いのかも知れない。
で、一つ空きはあったんだな…!
ごめんヴィリー、床で寝かしt
/*
あ、ちげぇ。
ダーヴィッドが泊まってたのがあるから結局空きはないんだ。
あの時点である意味空いては居たが。
すげぇ、うろ覚えで正解出してt
―宿屋内酒場―
……ギュンじーさま?
あぁ、もしかして、団長さん……?
って、ことは。
そぅ……。
[べにを塗った、くちびるにゆびさきをあてる]
まぁ、たべないほうが……。
魔女あいてなら、たべられないわよねぇ。
[ものがたりの発想をして、少しばかり息をはく。
まゆを下げる表情がかわいらしかったので、頭をなでたり]
[辺りを見回せば、ゲルダやクロエ達の姿が目に入り。
少なくとも、今ここに居る者は無事だったのだと思い内心安堵の息をつく。
だが、赤髪の騎士の姿はなく。]
………俺は…止められなかったん、だな。
[そう呟くと、目を伏せて。
血の臭いに、気付いた。]
―酒場―
ヴィリーさん……。
起きられました?だいじょうぶですか?
[慌てるでなく、そちらへと声をかける]
……案外に、おつよいのねぇ。
舌戦もおつよかったようですし。
[焦げ茶のひとみが正面からゲルダをとらえた。
それが自嘲とはいえ、笑みのかたちを成していることに感嘆を]
[くーん、と鳴きそうな表情で様子をみながら。
周囲の人たちの様子を眺めている。]
ヴィリーさんも、ゲルダさんも、フーゴーさんも……無事でいてくれるといいのですが。
[そんな事を呟きながら。世話になった人の様子を*眺めている*。]
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