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― 宿 森へと向かう前の話 ―
リディさんの様子を見に来ましたら、
私が第一発見者になりました。
それで、おそらくフーゴーさんに疑われているのでしょうね。
[このような状態でも、
常を保とうとフィールドワークに向かおうとした矢先。
アーベルに状況を問われ、やはりいつもと変わらぬ調子で答える。]
…――昨夜、私は怖くないといいましたよね。
[相手に何故疑われたか?と問われる前に、付け足される言葉。]
私は、そういう感情――…悲しみなどもそうですね。
良く分からないのです。
どう、その感情を表せば良いのか分からない。
――とある医者からは、
おそらくある種の病気だろうと云われました。
だから、それに対して疑惑を向けられたとしても、
私は私の態度を改める気はないし。できません。
私は、私としてしかいられないのだから。
[アーベルにとっては謎かけのように聴こえるだろうか。]
それで死んでしまうなら、まぁ、仕方ないでしょう。
[説明はそれでお仕舞だとばかり、くるりと踵を返せば、
背後で「分かった」と声がした。]
―別荘―
…うたがわしきは余所者、か。
[そんなことを言っていた占い師候補のことばを思いだし、羊皮紙にむきあう手をとめた]
それが理由になるとしたら、あたくしもなのよねぇ。
生きのこるには、難易度がたかいかしらぁ。
[きのうの出来事を、ものがたりとして記したそれをかたづける。
ためいきをつき、別荘をでた]
― 森 ―
[頭上で鳥達のさえずりが聴こえる。
その音色に、碧の眸を細めて頭上を見上げた。]
嗚呼、失敗しました。
何方か、餌などあげて下さっていると良いのですが。
[思い起こすのは酒場に置き忘れてしまった、
保護をした小鳥のこと。
けれどフィールドワークを止めてまで向かおうとしないのは、
やはり学者が学者であるから。]
…――私は、さびしいのでしょうか。
[しかし、ふっと手が止まり、我知らず落ちる言葉。
クロエが零した呟きは、学者の耳に届いていた。]
分かりません。
[そもそも――さびしいという感情が良く分からない。
だから、自分がさびしいかと問えば、
分からないとしか、云いようがなかった。]
…―――。
[森を渡る風が黒髪を揺する。
その刹那微かに胸に湧いた感情は、
名を付ける前に、次の風に吹かれて消えた。]
─自衛団詰所─
……おぅ、一つ連絡に来たぞ。
[詰所の扉を開けるなり、フーゴーは団員達に言い放った]
今朝俺の宿で人狼に襲われて死んだ奴が見つかった。
リディっつー小せぇ嬢ちゃんだ。
[団員の中で一人だけ、他とは違った反応をした奴が居たか。それを目端に捉えつつ、フーゴーは続ける]
ついてはその遺体をどうするかを聞きたい。
こっちで弔って構わねぇなら、そうする。
ああ、いきり立つな。
俺はこの通り、人間である証明を持ってる。
[勝手なことをするな、と言いかけた団員に先んじて左腕の袖を捲った。見せられた銀に何人かの団員はたじろぎ、勢いを無くす。人間である証明とは言え、噛み痕は生々しく、取り巻く銀も異様に見えはするか]
…向こうの取り仕切りは俺が請け負う。
死者の弔いも、こっちで済まさせて貰うぜ。
[有無を言わせぬように言葉を紡いだ。それは今後の処刑は自衛団任せにはしないと言う宣言でもあったか。反論が無いのを確認すると、フーゴーは踵を返し詰所を出た]
―宿・酒場に向かう前―
[目を細めて説明を聞いた。自分の意見は挟まない。
何故かと問う前にも言葉が重ねられた]
…病気、ね。
感情の起伏が薄い人間ってのは他にも知ってるけど。
[確かにライヒアルトのそれは極端であったかもしれない。
謎掛けめいた言葉に僅か眉を寄せた。
何と答えればいいのか悩んだまま、分かったとだけ告げた。
部屋には少女が胸に空洞を抱え物言わぬ身体となっていた。
入口で十字を切る。しばらく瞑目するとそこを離れた]
─宿屋・酒場─
[リッキーが用意してくれたものを受け取り、ありがと、と言いつつ先にぶち猫に食べさせる。
何か食べた方が、と言われたなら、困ったように首を傾げ]
ごめ……さすがに、連続して色々見すぎて。
食欲、ないや。
[困ったように、眉を下げて言う。
こんな事言ってると、怒られるかな、という意識はあるのだが。
どうにもならないのもまた、事実だった]
―宿屋内酒場―
――……、くらい、くらいわ…。
ついでに言うなら、重いわね…。
[昨日の今日だから、と、それにしてはあまりにも。
まただれか、という想像はたやすくもあるか]
窓、あけるわね?
[風をとりいれようと、足と手をうごかす]
[こちらをみたクロエの声に、きょとり、と瞬く。
それはリディの名前が一致しなかったから。
ライヒアルトがつれていた記憶喪失の少女だというのは、ライヒアルトが見つけたと言うことでなんとなく繋がって。]
ああ、あの子……
[薄情だろうか、それでも親しい人じゃなくてよかった、と僅かに安堵の吐息をもらした。]
─宿屋・酒場─
あ、ルーミィさん……。
[やって来て、窓を開ける様子をぼんやりと見やり]
ん……。
爺様の時よりは、酷くなかった……かな。
[安堵の吐息を漏らすゲルダの言葉に、また黒の瞳をそちらに向けて微かに苦笑する。
いろの記憶はそう容易くは抜けず、それはそのまま、食欲減退に繋がっていた]
リディちゃんが、どうしたの?
[かえってくるこたえは予想がつくけれど、それでも問いかける]
って、クーちゃんだいじょうぶぅ?
ごはんはきちんと食べなきゃダメよぅ。
[ぷー、と頬をふくらませてみたり]
ゲルダちゃんのほうは、だいじょうぶ?
[こちらにも気遣いの声はわすれない]
[ヘルムートの問いかけ。
小さく、息を吐いた]
リディちゃん、が。
ギュン爺様と、同じ……に。
[返す言葉は、短いもの。
頬を膨らませての言葉には、ふにゃ、という感じで眉を下げ]
そういわれても、食べたいって、思えないんですもん……。
[ぼそぼそと。
口調は段々言い訳めいてくる]
─酒場─
…っ…
ここ、は…?
[ゆっくりと目を開けると、視界には見慣れた、だが記憶よりもやけに高い天井が広がって。
辺りに視線を向けて、自分が酒場の床に寝ていることに気がついて体をゆっくりと起こす。
何故ここに寝ているんだろう、と記憶を遡り、気を失う前のことを思い出し。
赤毛の騎士の姿を探して、辺りを見回した。]
―酒場―
そっか。クロエが無事でよかった。
[ほっとしたように呟き。
やってきたヘルムートに軽く首をかしげた。]
あたし? あたしは大丈夫だよ。
[自分が拾った相手が連れて行かれても、見知らぬ少女が死んでも悲しまないように見える女は、僅かに自嘲するような笑みを浮かべて答える。]
―教会―
[昨夜はいつ帰ったものか、朝には男は教会の個室にいた。
真っ先に腕を通すのはいつも通りの聖なる黒衣でなく、私服。
着替えが終われば、少しの間瞑目]
……ハ。
[緩く頭を振って、開いた視線は枕元へ。
そこに置いたモノ――煙草と、古い銃を懐の内に収めて、部屋を出て行く]
─宿屋・酒場─
[無事でよかった、というゲルダの言葉に、浮かんだのは、曖昧な笑み。
状況的にも、自分が無事、というのは、悪い事ではない……のだろうけれど。
素直に喜んでいいのか、迷う部分はあって]
……ん、ありがと。
[小さく呟くように言って。
目を覚ましたヴィリーの何かを探すような様子に、軽く、目を伏せた]
―宿屋内酒場―
……ギュンじーさま?
あぁ、もしかして、団長さん……?
って、ことは。
そぅ……。
[べにを塗った、くちびるにゆびさきをあてる]
まぁ、たべないほうが……。
魔女あいてなら、たべられないわよねぇ。
[ものがたりの発想をして、少しばかり息をはく。
まゆを下げる表情がかわいらしかったので、頭をなでたり]
[辺りを見回せば、ゲルダやクロエ達の姿が目に入り。
少なくとも、今ここに居る者は無事だったのだと思い内心安堵の息をつく。
だが、赤髪の騎士の姿はなく。]
………俺は…止められなかったん、だな。
[そう呟くと、目を伏せて。
血の臭いに、気付いた。]
―酒場―
ヴィリーさん……。
起きられました?だいじょうぶですか?
[慌てるでなく、そちらへと声をかける]
……案外に、おつよいのねぇ。
舌戦もおつよかったようですし。
[焦げ茶のひとみが正面からゲルダをとらえた。
それが自嘲とはいえ、笑みのかたちを成していることに感嘆を]
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