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―回想―
[キャロルの部屋から戻った直後、部屋の隅に転がっていた短剣を拾い上げる。
眉を顰めつつもそれを持ち、落ちていた鞘を拾い上げて収め小さな布に包むと、他人に気づかれないよう部屋を出た。
エッタの部屋は知らなかったが、鼻を利かせて見当をつける。
おそらくここだろうと思われる扉を開けると、その内側にそっと置いておいた。
昨日話していた物故、気がづけばすぐに誰からの贈り物かは気づくだろう。]
─2階・廊下─
……真面目ねぇ。
[返された言葉。
こちらの意図とはずれた返答だったが、逆に、らしいと思えた]
あれが、人にできるとしたら、よほどよね。
[人為ではない、という評にひとつ頷く。
ヘンリエッタがラッセルに手を伸ばしたのはその直後か。
微かに捉えた呟きに、女は眉を寄せる]
……黒い星?
―二階廊下―
[手から逃げられれば諦めた様に引いた。
一歩二歩と暗い瞳で青年を見据えたまま後退る]
そう、黒い星。
信じてはいけないのね。
[懐に手を入れる。
部屋に置かれていた銀の短剣を取り出した。
アーヴァインの家の紋が入っている品だ]
信じられませんわ!
[短く叫ぶ。其の唇が僅かに弧を描いているのは正面からで無ければ分かり難いだろう]
[自分の抜け殻の周りに集まる人を眺め、そうして]
[耳を疑う言葉を聞いた]
……な…っ
[声の主は赤い髪の少女。
ラッセルを見つめて]
馬鹿、なに言ってんだ!ラッセルは…!
[ラッセルが嘘をつくはずがない。
もし、ラッセルのことが知れて、昨日ラッセルを襲うのに失敗していたなら…]
まさか…まさかお前……
[符合する、何故ラッセルの部屋の前で自分が食われたのか]
……ラッセルに、押し付ける気か!お前のしたことを!
[ハーヴェイに手を握ってもらいながら後についていく。
ヘンリエッタの呟きはもちろん聞こえていないが部屋の前につき…、
ハーヴェイの手を握る手の力が強くなる]
……
[ハーヴェイの背に隠れるようにしてそちらの方をなるべく見ないようにした。]
/*
>>*45
早速表で使わせて頂きました。
私も本日昼間が壊滅していまいましたし無理は為さらずに。
出来る限り早めの確認と反応を心掛けます。
それはそれとして。
霊能も落ちているので何処まで騙り続ければいいのか悩む今日この頃です。ラッセルの占い先も見えない侭ですし。
養女 シャーロットは、武芸者 マンジロー を能力(襲う)の対象に選びました。
―二階廊下―
よく言われます。
[評に返すのはやはり常の態]
[その後の言葉には頷きながら、令嬢が青年に向け手を伸ばす様に眉を寄せた。
微かに聞こえ、踊り子の繰り返した言葉の意味は知らない。
だがその先にいる青年の様子が気に掛かり、そちらに向けて一歩踏み出す]
/*
アグレアスもピュエリアも無理のない程度に。
PL視点的には偽であること今日か更新中にだすのは手ですね。
PC視点的には難しいところですがピュエリアの中でキャロルに信じさせていきたいかどうかで決まるかと。
私はどちら方向に進むにせよ流れにあわせるようにするつもりです。
─自室前廊下─
……僕は、もう誰も信じちゃいけない。
そんなの、分かってる……。
[視線が落ちた。
けれど目の前で何かが動くのを感じ、再び視線を上げる。
そこには短剣を取り出したヘンリエッタの姿]
っ、やめ──っ!!
[何をしようとしているのか直ぐに判った。
弧を描く唇、自分を殺そうとしているのが良く分かる表情。
咄嗟の防衛本能が身体を動かす。
ラッセルの両手が、ヘンリエッタを突き飛ばそうと動いた]
─2階・廊下─
……エッタ様!?
[信じられない、という短い叫び。
少女の手に握られた銀の短剣に碧を見開く]
黒い星……白は、信じられる、と仰っていた……。
[それが意味するところは。
昨夜、ハーヴェイから聞いた話が意識を掠める。
女の位置からは、少女の唇が描く弧は見えない]
/*
ごめん、流石に受け入れない。
こっちにもやりたいことがある。
それが終わって尚殺されるなら構わないけど、その前には殺されたくない。
[手を伸ばす、もし、血の通う体があったなら、間違いなく掴みかかるはずで。
だけどその手は空を掴む]
あいつから味方を取り上げて、あいつに押し付けて…
それがお前のやり方か!
[叫んだ所で聞こえない。
目の前に居るものが、それとわかっても、それを伝える事はできない]
………畜生…
[それが悔しくて、だけど、もう自分にはどうすることも出来ない]
……ハーヴェイ…?
[こちらに向かう姿を見つける。
あの時、ハーヴェイもあの場に居たのを思い出す。彼なら…そう考えて首を振る。もし、彼が…だから]
/*
なんと申しますか。
なんで私。
また、似たようなパターンを踏襲してますかしら。ららら。
とはいえ、いつもいつも対立姿勢側なのもぱたーんに過ぎますし、たまにはよいですわよ、ね?
/*
……最悪遺言かな。
拾えそうなのがハーヴとキャロってのがあれだけど。
…なんで俺に占い師来たんだろうなぁ…。
ラ神、斜め上の役職寄こしやがる…。
[水を汲むのは、今度は一人で出来た。
少し下に誰かいたら話したかもしれない。
それでも、降りてきそうにないなあとすぐに言って、また上に行く。]
水、持ってきたよー……?
[語尾が延びて、きょとん。と。
あがって、近づいたところで立ち止まった。
ヘンリエッタがラッセルに向かっていくところ。]
???
―廊下―
来ないでっ!
[伸びてくるラッセルの両手に向け握った短剣を突き出す。
傷付ける事は出来るだろう。けれど成人男性の本能からの力に敵う訳が無く弾き飛ばされた。
短剣は転がり身体は壁に叩き付けられ滑り落ち蹲る]
お嬢様 ヘンリエッタは、青年 ラッセル を投票先に選びました。
何を仰っているのですか。
[令嬢の手に、銀色の短剣が光る]
ヘンリエッタ様。
[短剣が青年を狙う為のものであることは明白。
ならば墓守のすることは決まっている。
更に距離を詰めようとした時、青年が令嬢を突き飛ばそうとするのが見え、動きを止めた]
―廊下―
[黒い星との単語を耳に届けたのはラッセルの声。
瞬時の意味は分からず。少し瞬くように周囲の状況を見ていたが。
ヘンリエッタがラッセルに飛び掛る状況に息を呑んだ。]
なっ!?
[咄嗟の事で動けない。
背にいたシャーロットの存在も、足を重くしていた。]
[ラッセルとヘンリエッタの声が聞こえハーヴェイの後ろから恐る恐るとそちらを見るとラッセルにヘンリエッタが突き飛ばされて短剣が床に転がるのが見えた]
……っ
[ハーヴェイの服をきゅっとつまむ。
今ここにいる誰かが死ぬのだろうとおぼろげに思った。
トビーが近くにきて皆に何があったかと尋ねている。
他の誰かがそれに答えるだろうか?]
─自室前廊下─
ぅあ…!
[突き飛ばした拍子に短剣が突き出され、左腕を深く傷付ける。
袖が切れ、下に溜まる紅よりも鮮やかな色が飛び散った]
っ……は、ぁ……。
───ひっ!
[ヘンリエッタが視界から外れた時だった。
その先に見える、青年の陰に隠れながらやって来るカーディガンを羽織る女性の姿。
彼女の背後に視えるのは───牙を剥いた「おおかみ」。
恐怖で引き攣った短い悲鳴が漏れる]
/*
ああ、そうか!
ジーンさんはこの動きをしたら殺しにも来てくれるのでした。何で思い出せなかったのか。さっさと動いてしまえば良かった。
ラッセル様御免なさい。
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