情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―集会場・広間―
[誰かが倒れていると、認識できたのはそこまでだった。
視界がぐらりと揺れる。
首はかくりと後ろに曲がり、天井を仰ぐ。
遠く近く安定しない聴力は、無機質な音声だけを拾い上げた]
まだ――……
[うわ言のようなその先は紡がれず。
パトラッシュか、もしくは他の誰かの案ずるような声も届かず。
仰向けに倒れ込むその直前、意識を*落とした*]
/*
いつもならなるべく気絶とかはさせないんだけど(色々迷惑掛けるし
今回はどうやらランダムだったので、ちょっと深く負傷させてみた。
つか最初は銃弾受けようかと思ったけど、後で弾取り出すのとか面倒いなと思って[そんな理由]
研究生 ノブが「時間を進める」を選択しました。
―翌日・集会場入口―
[兄の姿を探していると、風が何かの臭いを運んできた。
昨夜も嗅いだのと同じ鉄錆の臭いを]
…ラッシュ!?
[ぐったりと伏せている身体は全体に黒っぽい色をしていた。
思わず止まってしまった足を慌てて前に出す。
近寄れば深い傷と共に焦げたような痕も見えてくる。
そしてピクリとも動かない]
一発だけじゃない。
完全に動かなくなるまで撃ち込まれたのか。
それに、この火傷はどうにも不自然な付き方だよな。
…殺られる前にってか。
だからって、こんな。ここまで……!
[強く唇を噛み締めた]
―集会場・広間―
[パトラッシュが個々に話し掛けているのを見。
彼が自分にはどのように話し掛けてきただろうか、銃を向けたことを言われれば緩く頭を振ることでそれを受け入れただろう。
そのことに触れられなくても、穏やかに話をして自分よりも他の人達を気遣ってあげてほしいとお願いした。]
―集会場・個室―
[暫く無言のままだったが。]
ぼっちゃま、お怪我。
治療、しないと。
[ようやく思い出したように主の方に気が行き、肩口の傷を治療しようとする。
平気だとでも言おうものなら、今度はこちらが頑として聞き入れなかった。]
道具、とってきます。
申し訳ありませんが、脱げるようでしたら、上着、脱いでおいて下さい。
[とつとつと呟き、血塗れた服のまま医療室へ向かうと、そこから消毒液と包帯の入った箱を手にし戻り主の肩口の治療をした。
小さな羽根の塊は一部血で赤くなり。それは先ほどジョエルの血黙りにおちた羽根を思い出させた。]
―集会場―
[機械音声が伝える情報に、周囲の混乱を収める方が先だなと、それぞれに声をかけてまわった。
今ここで、暴動の二の舞が起きるのだけは避けたかった。
その先のことはよく覚えていなかった、今は…]
ああ、なんだ……、幽体離脱……?
[以前に何かの本で読んだことある言葉を呟く。集会場の入り口前に転がる自分の体。
今の時刻は朝らしい、目の前に転がる自分の体は他に転がる死体のように生気を感じさせないもの]
死んだ……
[ポツリと呟く声とともに頭痛のようなものを感じる、襲われて殺された。
そうとしか思い出せない記憶が混濁するばかりに]
殺された…それで十分か……。
[ただ事実を受け入れ、そこにいたるところを今は考えることはやめた。
今は死後の世界は本当にあるのだなと思いながら、集会場の方を*見ている。*]
―集会場・広間―
―…ありがと。
[レッグが医務室へいくことを無理強いしないでくれるのを、泣きそうな笑みで礼を言い。
手渡されたハンカチを赤く染めながら頭から流れる血を押さえ、自分が命を奪った男性が運ばれていくのを目をそらすことなく*見送った。*]
―翌日・集会場入口―
[傷口はお世辞にも綺麗ではない。
マグナムの威力は拳銃でも熊をも殺せるほどなのだ。
そして所々焼け焦げた毛並みは…無残さを強調していた]
殺したくはなかったけど。
死んでる所も見たくはなかったよ…兄さん。
[そっと頭を撫でてその場から立ち上がる。
毛布を取って戻ると包み、ゆっくりと抱き上げた。
移動の途中で誰かとすれ違うことはあるだろうか。手伝おうと言われても首を振り譲ろうとはせず]
ラッシュが殺された。
サイキッカーは時間以外にでも手を出すつもりらしいな。
[手を緋に染めて取り乱すようでもなく淡々答える姿は、相手にどう映るだろうか。一斉時間の前、最後の語らいに使った個室に入ると、そうっと寝台へと横たえた。
やってくる者には追い払いこそしないが警戒の視線を向け、説明を請われた時だけ平板な声で自分の見た状況を*伝えるだろう*]
―集会場・個室―
…ぼっちゃま。
誰にお撃たれになりましたか?
[治療の合間、逃してしまった事柄を尋ねる。
声色に抑揚はなく、何時もとは違う様子は見えるだろう。
主人がごまかそうとするなら、答えるまで何度も尋ねて聞き出した。
告げられた名は、知り合って間もなく、でも親しみあると感じられる人だった。]
そうですか…。
[その事についてはそれ以上触れないものの、相手の名前はしっかりと記憶する。
そうして治療が終われば上着を渡し、主を部屋へ送ると申し出た。]
―― (回想)集会場・広間 ――
……。
[やがて面々が集う、時間。
こつこつ、と隅の方へ歩き落ちていた小型の拳銃を拾う。]
ごめんなさい。
[其れが、義務であるから。
胸中に渦巻く思いは、銃口の先の言い訳にもならない。
ただ、時が来て、引き金を、引いただけ。]
―― 回想・了 ――
ごめんなさい。
『私の為に、死んで?』
[彼らには届かない、テレパシー。
嘲笑うように、引き金を引いた。]
―― 回想・了 ――
[自身はどうするのか尋ねられれば。]
…………私は。
今日はここに、いようかと。
[そう言い同僚の方を見た。
様子のおかしな自分を気遣い主も留まるというのであれば、止める事はせず。
椅子をもう一つ用意し、暫く静かに座っていた。]
[どれくらいそうしていたのか。]
…………ぼっちゃま、私。
ぼっちゃまがご無事なら、何でもいいと思ってました。
誰が死のうが。
私が死のうが。
なのにジョエルさんが死んでしまった事が、すごく辛いんです。
どうしてなんでしょうね。
……変ですね。
[段々と、他人事のように呟く声は、低く掠れてゆく。
だが泣く事は出来ない。それはズューネには許されていない行為の一つ。
代わりに開いた右の目が真っ赤になってゆき。
生身の眼球から血の雫が一筋だけ、頬を伝い服におち、服を染めた赤と*混ざり合った。*]
―― 集会場・広間 ――
……。
[銃口はあまり面識の無い青年――ジョエル――へと向き
其れ其の物が理由と成り、銃弾の矛先となった。
酷い理由である事を彼が知ればどんな顔をするだろう。]
――っ
[発砲の反動で身体が大きくブレた。
その場に立っていられなくて、尻餅を着く。
矛先は彼の右耳を抉り、その先へ突き抜けたようだった。]
……
[狙いが外れたのだ、と知る。
私は、彼の頭部を狙ったのだから。]
………。
[ジョエルを狙ったナナを睨みつつも。
結局彼女はジョエルを殺したわけではない。
なにより、それは彼女の当然の権利の一つ。
残念と、呟く声には応えない。]
ねぇ、それよりも。
……聴いて?
[あぁ、と身体を震わせながら]
凄く、好い気持ちなの、今。
此れが本当の、快感って謂うの、かな。
愉しくて、愉しくて、しょうがないの。
みんなの声が、嬉しいの。
[恍惚の表情が天井を見上げ、
己が腕は自身をきつく、抱きしめる。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新