情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[神妙な様子の少年の声が聞こえる。
「神様に仇なす者」「人狼」]
・・・・・・・・
[何かがおかしい。何かが違う。
彼らは硝子が割れた音を聞いて様子を見に、救いに来ようとしているのではないのか?]
…それで、解くのを黙って見ていたの?
[その声は氷のように冷たく、鋭く]
解放。安らぎ。そんな世迷い言を信じるの?ねえ、シスターも。
[クレメンスはユリアンに頷く。]
分かった。
私が先に入ろう。
だが、結論を急いてはならないよ、ユリアン。
[クレメンスは、家具と家具との間に挟まれるように中に入ろうとした。]
…さっきは訳が分からなかったのだけど、みんながハンスの部屋に集まっていたのは、そのため、なの?
その、解放とやらのためだというの。それとも、彼を、人狼だと疑ってなの?
[エルザの冷たい声に、振り向き]
・・・黙って。ほんとう、ね。あの時は、クレメンスがベアトリーチェを、殺そう、と、しているのだと思ったから。
[だからあの時は安堵してしまったのだ。
クレメンスの変貌が、怖くて。穏やかさは変わらないのが、余計に怖くて]
色々、言った、気もする。でもそれは縄を切ったあと、ね。
・・・ナターリエは、自分の大事なものを、護ろうとしてるのよ。
[ナターリエのほうを、ちらりと見る]
ハンスは・・・一人で閉じこもっていて、かえって危険だからと。
外に出るように、言ってたの。クレメンスと、ユリアンと。
[そういえば、あの2人は今ここにいない]
世迷いごとではありません、エルザさん。
[それはsisterとして生きてきた...にとって変えられぬこと]
死は。暗く、かなしいものです。おそろしいものです。
それでも死が訪れれば、わたくしたちにその不安はなくなります。
死が訪れるのを恐れることもなくなります。
主の安息が訪れます。
だけれど、エルザさん。
わたくしたちはそれを、自らの手で行ってはいけないのです。
人は罪深きものです。生まれたときより植物、動物…殺してわたくしたちは生きています。
世迷いごとなどではございません。
――神はすべてのものに平等に、死という安息を与えてくださるのだから。
[静かに交わされる言葉に、二階の窓を振り返る]
……どいつもこいつも……。
月に、血に。
……酔い過ぎだ。
[吐き捨てるように呟く。
しかし。
何もできないという現実が、そこにあって]
[残骸を見詰める複雑そうな顔付きを、エルザには見られただろうか。
だが彼はふっと息を漏らして]
いえ、笑うだなんて、そんな。
…。
[しかし言葉は続かない。
残骸を見詰めたままだ。]
[くらり]
[ぞっとするような目眩。クレメンスの顔に見覚えがあると思った。それはアーベルの記憶なのだと思った]
[…違う]
[箱庭遊びの童謡を教えて、あたしに歌わせた。あれも確か、神父ではなかったか]
[その顔には、モノクルが…!?]
[5年前。アーベルの行方が分からなくなる事が一度だけあった。
仕事の完了を聞かぬまま行方をくらましたアーベルを、「協会」は必死で追う。
アーベルの隠れ場所として目星をつけた教会があったのだが、その教会のシスターに何度も「協会」の連中は追い払われた。
その後何があったのか、詳しくは知らない。
だが、「協会」に近づきすぎたというある教会を焼いて戻ってきたアーベルは、行方をくらます以前よりもずっと、闇に溶け込んで慎重にかつ狡猾になった。
その時彼は、アーベルの変化を素直に喜んでいた。
彼がアーベルの隠れた教会を見つけた、張本人だったから。
けじめをつけられるようになったのだな、と。]
[しかし、今の言葉。
アーベルはその教会を焼いた事を、悔やんでいたのだ。
…私が、教会を見つけなければ。
アーベルを、狂わせる事は無かったのか?]
[でも。
彼が死して、安堵を得たのなら。
笑うことが出来たのなら。
…決して、自分を正当化できる訳ではないが。
それで、良かった。のだろうか…]
…………。
ありがとう、ございました、エルザ…
[まだ悲しく残骸を見詰め]
[何も言わずにエルザやシスター、イレーネが話すのを聞いていた]
[けれど「死」という言葉には反応して]
[剣に軽く手を掛けてエルザの近くへと寄った]
[彼女を守れる位置に]
[カチャリという微かな音が鳴った]
[ナターリエの微笑みには、何も答えられず無表情なまま。
まだ...は、アーベルのあたまとしゃがんで対峙している姿勢。
その姿勢のまま、オトフリートの方を見上げた]
・・・・・・悲しそう。
[呟く。あぁまた、嫌な気持ち]
[ナターリエをじっと見つめて、反感を隠しきれずに]
平等、ね。あなたの言う平等では、結局、強い者しか生き残れないわ。
[イレーネを振り返り]
ハンスが閉じこもってるからって、疑ってはいけないわ。涸れに危害を加えようと言うなら、やめて。エーリッヒだって…。
……なんで……あんたが。
そんな顔、するんだよ。
[オトフリートの表情に、小さく呟く。
その内心を知れば、きっと、呆れたように笑うのだろうけれど]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新