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あたしを、呼んだの…?
[緊張した面持ちで目を閉じた。『視る』ために。
周りを回る夜の風。風に舞ってエルザにからみつく銀の糸。
はっと見開くエルザの瞳に蒼い煌めき]
…償い/罪の印/忘れてはいけない/十字架…
[口をついて出る切れ切れの言葉]
…ロザリオ/彼女のため/シスター/神父/殺した/護れず…
重い、十字架…。
[指さすアーベルの亡骸は、頭と胴体が離れている]
[常にかけていたロザリオは、どこに?]
それだけ、・・・・か。
[終わりを完全に受け入れきれた訳ではまだ無い。けれど、足掻いても事実は変わらない。]
嗚呼、本当に・・・・
[死んだのか。
ふわりと浮かぶ青年を見て、また乾いた笑いを洩らす。]
[呆然とエルザを見つめる]
[エルザに絡み付いてゆく銀糸に気が付いて、それが誰の持ち物であったのかを思い出す]
[...を助けてくれた、あの冷たい瞳の青年の]
[声も出せぬままに]
[エルザの紡ぐアリアと続く言葉を聞く]
[昨日あの部屋で。
こちらを見ていた彼の瞳を思い出しながら]
[風に誘われるまま噴水に目を向ける。水しぶきに月の光がきらめいて、白い虹が。いや、おぼろげな影が]
…アーベル。笑って、いるの?
[これほどまでに月の光が強ければ、他の人にも見えるのではないだろうか?
力の抜けた柔らかい笑顔。アーベルが、白く、虹の中に]
[エルザを見据え、呟きを聞く。
「護れず」、とは、もしかしたら、あの時言っていた・・・。
エルザの呟きにはっとして、その視線の先を見るも。
...には何も見ることができず]
・・・「笑ってみたら」、って、・・・。
あたしも、見たかった。
……笑ってて、悪いのかよ。
[意外そうな調子で言われて。
ふと、こんな呟きをもらす]
……やっと……『死ねた』んだぜ、俺は。
[エルザがオトフリートに問うのを聞く。
……そう言えば、彼はどこまで知っていただろうか。
『銀糸の幻魔』の、唯一の失敗の事を]
[イレーネの声を聞いて、少し寂しそうにする。自分だけが、他人とは違うのだと]
…イイ顔してるわ。少なくとも、一人、代わってやれたって言いたげね。
[誰に代わってあげたかったのかしら?
その問いは、声に出さなかった]
[ちらと、廊下の先を見る。神父とバンダナを付けた少年が話しているのが見えた。
彼らが居るその前の扉は、確かあの旅人の居た部屋。]
・・・・・・・・
[エルザが単語を脈絡無く並べている。
が、彼にはそれが理解できた。]
…。
[笑っている?
彼女はそういったか。
彼女の目線を追って、噴水を――]
>>137
[そしてクレメンスは大きな手を肩に置き、願いを肯定してくれる。
救われたような温かな気持ちは本来、仮にもイレーネが優しいと評してくれた人間が感じるべきものではなかったかもしれない。
それでも心から嬉しそうに、微笑んで]
――良かった。
それを知るのが、俺が神さまに呪いの言葉を吐いてしまう前で良かった。
感謝しなくちゃ…
神さまは試練をお与えになっても、必ず希望の光も残しておいて下さる。
神父さまがそう仰るなら、間違いない。
神さまからの試練を乗り越えて、幸せに暮らしていくためにも…
俺にできることなら何でもがんばるし、手伝います。
[その決意は本来、微笑と共にするべきものではなかったのかもしれない。それでも手を服越しにナイフに触れる事を止めぬまま、神父に対する信頼の目が曇ることもなく呟くのだった]
[エルザの言葉に]
・・・イイ顔、か。・・・やっぱ見たいね。
・・・・・・エルザありがとう。
[伝えてくれてありがとう。色々ありがとう。あたしもがんばるから]
……代わってやる気なんてなかったぜ?
……ただ……。
[その時に、死んでほしくないと思ったかどうかはわからないが。
守りの力は、かつて世話をした少年に向けていた]
重い十字架が、首から外れたのね。あなたの償いは終わったのかしら。
[噴水の虹にきらめくアーベルから、血だまりのアーベルに目を移す。
その亡骸の形さえ、人狼の情けなのだろうか]
[目を閉じて、そっと呟く]
[その声はきっと、誰かのため息によく似ているだろう]
『…カティア』
[アーベルが笑っていると聞いて、やっと肩の力を抜けた。
でも、やっぱり悲しくて。
エルザの呟きは、なんだかアーベル本人のように聞こえて。
胸を押さえる。
死はどうして、悲しいの?
もう、会えないことが?
では、天国が本当にあって、自分が死んでもう一度そこで再会できるとしたら。
死は、悲しくないの?恐れることはないの?
・・・・・・ほんとうに?]
[幾ら噴水に目を凝らしても、彼には見えなかった。
だが、彼にはそれで良かったのかもしれない。
過去を追い過ぎてしまうから。]
…。
彼の、ロザリオ。
[少し、口に出すのを悩む]
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