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[エルザの冷たい声に、振り向き]
・・・黙って。ほんとう、ね。あの時は、クレメンスがベアトリーチェを、殺そう、と、しているのだと思ったから。
[だからあの時は安堵してしまったのだ。
クレメンスの変貌が、怖くて。穏やかさは変わらないのが、余計に怖くて]
色々、言った、気もする。でもそれは縄を切ったあと、ね。
・・・ナターリエは、自分の大事なものを、護ろうとしてるのよ。
[ナターリエのほうを、ちらりと見る]
ハンスは・・・一人で閉じこもっていて、かえって危険だからと。
外に出るように、言ってたの。クレメンスと、ユリアンと。
[そういえば、あの2人は今ここにいない]
世迷いごとではありません、エルザさん。
[それはsisterとして生きてきた...にとって変えられぬこと]
死は。暗く、かなしいものです。おそろしいものです。
それでも死が訪れれば、わたくしたちにその不安はなくなります。
死が訪れるのを恐れることもなくなります。
主の安息が訪れます。
だけれど、エルザさん。
わたくしたちはそれを、自らの手で行ってはいけないのです。
人は罪深きものです。生まれたときより植物、動物…殺してわたくしたちは生きています。
世迷いごとなどではございません。
――神はすべてのものに平等に、死という安息を与えてくださるのだから。
[静かに交わされる言葉に、二階の窓を振り返る]
……どいつもこいつも……。
月に、血に。
……酔い過ぎだ。
[吐き捨てるように呟く。
しかし。
何もできないという現実が、そこにあって]
[残骸を見詰める複雑そうな顔付きを、エルザには見られただろうか。
だが彼はふっと息を漏らして]
いえ、笑うだなんて、そんな。
…。
[しかし言葉は続かない。
残骸を見詰めたままだ。]
[くらり]
[ぞっとするような目眩。クレメンスの顔に見覚えがあると思った。それはアーベルの記憶なのだと思った]
[…違う]
[箱庭遊びの童謡を教えて、あたしに歌わせた。あれも確か、神父ではなかったか]
[その顔には、モノクルが…!?]
[5年前。アーベルの行方が分からなくなる事が一度だけあった。
仕事の完了を聞かぬまま行方をくらましたアーベルを、「協会」は必死で追う。
アーベルの隠れ場所として目星をつけた教会があったのだが、その教会のシスターに何度も「協会」の連中は追い払われた。
その後何があったのか、詳しくは知らない。
だが、「協会」に近づきすぎたというある教会を焼いて戻ってきたアーベルは、行方をくらます以前よりもずっと、闇に溶け込んで慎重にかつ狡猾になった。
その時彼は、アーベルの変化を素直に喜んでいた。
彼がアーベルの隠れた教会を見つけた、張本人だったから。
けじめをつけられるようになったのだな、と。]
[しかし、今の言葉。
アーベルはその教会を焼いた事を、悔やんでいたのだ。
…私が、教会を見つけなければ。
アーベルを、狂わせる事は無かったのか?]
[でも。
彼が死して、安堵を得たのなら。
笑うことが出来たのなら。
…決して、自分を正当化できる訳ではないが。
それで、良かった。のだろうか…]
…………。
ありがとう、ございました、エルザ…
[まだ悲しく残骸を見詰め]
[何も言わずにエルザやシスター、イレーネが話すのを聞いていた]
[けれど「死」という言葉には反応して]
[剣に軽く手を掛けてエルザの近くへと寄った]
[彼女を守れる位置に]
[カチャリという微かな音が鳴った]
[ナターリエの微笑みには、何も答えられず無表情なまま。
まだ...は、アーベルのあたまとしゃがんで対峙している姿勢。
その姿勢のまま、オトフリートの方を見上げた]
・・・・・・悲しそう。
[呟く。あぁまた、嫌な気持ち]
[ナターリエをじっと見つめて、反感を隠しきれずに]
平等、ね。あなたの言う平等では、結局、強い者しか生き残れないわ。
[イレーネを振り返り]
ハンスが閉じこもってるからって、疑ってはいけないわ。涸れに危害を加えようと言うなら、やめて。エーリッヒだって…。
……なんで……あんたが。
そんな顔、するんだよ。
[オトフリートの表情に、小さく呟く。
その内心を知れば、きっと、呆れたように笑うのだろうけれど]
[エルザのそばによったミハエルに、微笑を向ける。
その彼女に向かって感謝の言葉を述べているオトフリート。
ああ、彼はアーベルと親しかった。
心配そうな眼差しを向ける。]
[エルザに向かって首を左右に振る]
あたしハンスは、あんまり疑ってない。
だってあの人、すごく、怯えてたもの・・・。
クレメンスにも、そう、言ったわ。
[エーリッヒの名前が出て、眉を顰め。エルザは、あの人も「視た」のだろうか]
・・・・・?
[恐怖の最中、自身の名前を呼ばれた気がして、そろりと辺りを見渡す。丁度あの歌姫が僕の名を口にしていたのは偶然だろうか。尤も今、僕が其れを知る力は無いのだけれど。]
[ああ、と唇を噛む。自分が『視た』ものを逆に言えば、きっとミハエルの心は楽になる。
けれど、いいのか。
エーリッヒがただ怯えていただけだということを隠したままで、あたしはいいのか]
ハンスを疑っては、ダメ…。だって…
[声が、震える。あたしに、言えるのか?]
[...はシスターに微笑を返す。
けれどその笑みには温度が無い]
自ら命を絶ってはいけないから。
神様の代わりにその安息を齎そうと言うのですか?
[静かに静かに問いかける。
真っ直ぐにシスターを見詰め返して]
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