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──自室→廊下──
幾らたっても変わらぬものは
一体どこにあるのだろう?
[髪の毛をかきあげ、
ベアトリーチェの後ろに立った。
アーベルのプレートの名前は既に消えていた。]
…アーベル。
[頭痛を覚えた]
――ッ!
[何かが足元に飛んできて、反射的に後ろに避けた。
飛んできたものはごろりと転がって。と、視線がぶつかる。飛んできた、ものと?
穴というには大きすぎる、大きな空間が開いているが。蒼い髪。蒼い瞳は確認でき]
・・・アー、べ・・・?
[口から出た声は呼びかけるようで]
アーベル!?アー・・・あぁ・・・ああぁあああああッ!!アーベル!!!!
[その首まで、一歩も踏み出せることなく、その場に膝をついた。
周囲には、血が、銀糸が、ほんとうに細かく飛び散っていて]
… [───、───] …
みんなみんなおこさなきゃ。
悪い夢からおこさなきゃ。
このままだったら、かわいそう。
[クレメンスは、小さく呟くように歌う]
おはよう、したみたい。
[振り向いて、きょとんと神父を見上げる。]
なんでかな?
しれん しないから?
かみさましんじていないから?
それとも…だいすきだから?
[叫ぶ、声。
引き戻される、感覚]
…………?
[視覚が戻った]
ユリアン……イレーネ?
あれは……俺?
[どこか、ほうけた、呟き]
やめろよイレーネ!
[いつの間にか後ろに立っていたイレーネ。
アーベルの名を叫びながらその場へ膝をつく彼女に対し、ユリアンは心配した顔を向けて手を差し伸べてやることもできない。
――悲鳴にも似た叫び声を響かせるだけ]
その名で呼ぶな…
そんなわけないっ
アーベルさんは生きてる!
こんなことに…なるはずがないッ!そうだろ!?
[”ボール”には意図的に視線を向けることなく、イレーネに激昂してみせることでどうにか、意識が現実に繋ぎとめられている。
彼女にあの名を呼ばせてはならない。
呼ばせさえしなければそれは、アーベルの頭部などではなくなると信じているかのように、イレーネへと近付き肩を掴んで揺さぶる]
まっかに なって おはようおはよう
からっぽ なって おはようおはよう
[少女は笑ってくるりと回り、手駕籠を持って階段へ。
ぺたりぺたぺた、裸足で降りる。]
[クレメンスは膝をつくと、ベアトリーチェの目線に。]
さあさあ、どうしてなのだろう?
試練に彼は勝てなかった。
そういう見方もあるからね。
[クレメンスは微笑む]
神様の敵は何時も屠られるものだけど、
神様は彼にきちんと平等に
試練を与えていたでしょう。
行ってらっしゃい、ベアトリーチェ。
[少女が階段を降りてゆくのを見送った]
[視線はアーベルの首を凝視して。
ユリアンの事は忘れてしまったかのように。
力の抜けた手は、ぱたりと物のように下に下ろされ。
肩を揺さぶられても、その視線の先は変わらず。
ユリアンの叫び声のような言葉に、随分と遅く、反応した]
・・・・・・。
[それは沈黙で。それでもユリアンに目線を向ける]
そうか。
死んだのか、俺。
[混乱する二人とは対象的に、呟く声は冷静で]
死ねたんだ。
[それでいて……どこか、嬉しげで]
もう……殺さなくてすむ。
[微笑]
きゅうにん ななにん ごにんに さんにん
おはよう おはよう おはよう おはよう
[手駕籠を抱えて、歌いながら裏庭へ。
無惨に喰い荒らされた、青年の身体の前にぺたんと座り、
幼子をあやすように、ぽんぽん撫でる。]
よかったね よかったね
もういやなもの みないですむね
死んだから。
死ねたから。
俺はもう、ゲシュペンストじゃない。
『幽霊』じゃない。
……でも、レオンハートでもない……のか。
どっちでもいいけど。
>>17
[声に反応してくれるまでの間イレーネはずっと其を凝視していた。
強張っていた自分の手とは対照的に、その手は力なく下されて。
永遠とも思える様な長い時間の後、彼女はこちらに目線を向ける。
もう叫び声もあげず名を呼ぶ事もなく、沈黙と共にこっちを見た――
震えるユリアンの手は彼女の肩から離される]
ああ、頼むから…
[代わりに自分の顔を覆うユリアンの両手の隙間から、かすれた声が漏れる]
そうだと言ってくれよ…お願いだから…
[痛々しいユリアンの姿に、僅かの冷静さを取り戻す]
・・・・・・仇を。
[その呟きは、冷静さと呼ぶにはあまりにも静かだったかもしれない。
底にあるものがあまりにも熱くて、冷やす温度はそれ相応の冷たさに。
それは復讐心か、恐怖か。
アーベル。アーベル。あたしに少し、似てると思った人]
[いつもと変わらない、無邪気に唄うベアトリーチェの姿が視界に入って。
まるで死神のようだと思う。
死者を連れて行く。迷わないようにね。もう戻ってこないでね]
……仇。
[短い言葉を捉えれば、蒼は微かに翳り]
……囚われるな……俺なんかに。
[それが嫌で。
他者との絆を拒んでいたのに]
カティアのようにだけは……ならないでくれ。
[呟く。
*届かないのは、わかっているけれど*]
[例えばベアトリーチェの撫でるものが、可愛いクマのぬいぐるみであったなら。
そうでなくても、平気な顔をしていつものように歌って聞かせる少女のその声に、少しでも悲しみや動揺が感じられたなら。
こうも恐ろしくはなかっただろうに。
せめて怒りであって欲しかったと、ユリアンは思う。
かつて人間であったことを踏みにじり食事途中で散らかされた肉片のような姿に変えられたアーべルを前にして、歌うベアトリーチェ。
鈴の鳴るような声で「よかったね」と、喜ばしい祝福を得た者にかける言葉で語りかける少女。
それを前にして今感じるのは怒りではなかった。これは恐怖だ]
ベアトリーチェ…おまえ、おまえは……
[ベルトに手をやった。そこにナイフがあるはずなのだ。
覆いを外して、刃を向けよう。
そう思っているのに、刃と覆いが触れ合ってカチャカチャ鳴るだけ。
手が震えている]
…にんげんか?化け物じゃないのか?
/中/
研>墓下の指針は特になかったはずなので、好き勝手に動いてます。
活動時間は昨日までと変わらないので、タイミングあうようなら絡みたく。
なるべく中会話はしない方向でー。
(ついやりたくなるけどね/笑)
>>21
かたき…?
[静かな静かな、イレーネの声。
あまりに遠く、霞の向こうからそれが響く。
代わりにはっきりと聞こえるのは、逝ってしまったギュンターの声。
――人狼は人を食べるもの。
御伽噺などではない。その血が現実に今蘇っている。
食べられてしまう。もう逃げられない。
殺せ。武器を取って、誰かを殺せ。
殺される前に、誰かを――]
そうだ殺さなきゃ。アーベルさんの仇…人狼を、殺さなきゃ…
ああだけど――…どうやって?
[悲痛な叫びは喉の奥から、自分でも聞いた事のない声で耳に響く]
アーベルさんでも駄目だったのに…
あの強いアーベルさんでも、負けてしまったのに!
どうやって勝てって言うんだ。どうやって殺せって言うんだよ!!
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