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[...はfatherに問われ、自分のした説明を、困ったように口にする。
それから最後に、小さく。]
言葉にするのは難しいです。
神様のご意志なのですもの…
[シスターが去った方から足音が聞こえれば、ゆっくりと抱擁を解き]
エルザ、少し下がって。
[そちらへと警戒の視線を向ける。
真っ直ぐに立ち、いつでも動ける体勢を取って]
[悪い、と言われれば、こちらも少し、落ち着きを取り戻して]
いや……いいさ。
それに……こんな理不尽な場所で、理不尽な事言われて。
挙句に死んで……。
普通、混乱もするわな。
[だけど、と。
小さく、呟くように]
……逃げられない以上。見届けるしか……できねぇ。
ここで始まった事を……。
それでも、俺は。
箱庭の主が喜ぶようには……動いてやらねぇ。
[呟く。それは、彼の精一杯の、抵抗]
[血濡れの少女は、神父の腕の中。
大人しく抱かれて、目を閉じて。
神父の歩みに合わせて、ゆらりゆらり、白い足が揺れる。]
神の意志を、人間が簡単に解く事は出来ないだろう。
[深い言葉を]
ははは、私が居なくても年長の子が面倒を見ていてくれるよ。私がいない方が、捗らないんじゃないかな。
[クレメンスは困ったように笑った]
そうだ、ベアトリーチェの体調が優れないようなんだ。
看てやってくれないか。
私が起こすと約束しているんだよ…。
[唐突に頭痛が治まる。それで、分かってしまった。
一つ目の死は、もう通り抜けてしまったのか]
いいえ、大丈夫。
[ミハエルに応えて立ち上がる。バッグには潜ませたままの懐剣。そっと取り出し、エーリッヒにつけられた鞘の傷を撫でる]
[立ち上がったエルザに困ったような嬉しいような顔をして。
けれど何を言っても下がってはくれそうに無いなと思い]
わかった。
[ただそう言って、僅かに前に出る位置につく]
そうですね。
少しでもわかってもらおうと思ったのですけれど…
[神父様に、少し泣きそうな微笑を見せて。]
神父様が必要ですよ、あの子たちには。
みんな、慕っていたじゃないですか。
ああ、はい。ベアトリーチェさんを…
体調が悪い…というより怪我なさってるのでは…?
[困ったように。]
[机の下で目を覚ませば、もう月は皓々と。
ああ、日の光の下で、強く気持ちを持てると思ったのに。
そう思った自分が目を覚ました理由に気がつくのは、
数瞬の後のことだった。
月に照らされた。小さな体。
ひらりとふちどる、スカートのレース。]
ベアトリーチェ…。
[どうして。どうして。
彼女は縛られていたはずではなかったのか。
捕らえられたはずではなかったのか。
アーベルは、オトフリートは?
廊下から聞こえるのは、誰あろう聖職者の声で。
けれども決してそれは、
自分を助けようとするものではなくて。]
こんばんは、ベアトリーチェ。
それはなんだい?なんのつもりですか?
「らくにして、あげるだけだよ?」
なにからだい?
「はんちゃん、かわいそうだから」
[意味のわからない言動。
少女はやさしく、あなたのためだよと笑う。
わけがわからない。わけがわからない。
ああどうしてそれが、自分の母に重なるのか。
[心の問答とは全く逆に、時間は流れる。
少女の刃が、ゆっくりと振り上げられて、おろされた。
その月は、すこしずれるも確実に彼の肩を切り裂いて。]
[悲鳴を上げて、後じさる。
あれほど昨日つぶやいた、『犯人』という言葉が、
口から出ないのは何ゆえか。
それとも彼自身が、
本当は『犯人』などいないと、わかっているためか。
背中に当たるは、割れた窓。
2階とはいえ、豪奢な屋敷は、地上までずいぶんと遠い。
けれど。]
[足を踏み外すようにして飛び降りれば、
植え込みはやわらかく彼を受け止めて。
既に落ちていたガラスの破片が背中をずいぶんと
さしたけれど、かれは逃げる。
かれの視線をもう少し上げれば、]
ふわり。
窓から彼を追う少女の姿が見えただろう。]
[理解を示すような言葉の後に続いた、青年の意志。
俯いた侭の僕の顔に、微かに笑みのようなものが浮かんだかも知れない。]
・・・強い、な。
僕にはそんな、見届けるなんて・・・・言えないよ。
[僕が今まで願ったのは平穏な生活、唯其れだけ。其れ以上を望むことはないと思っていた。
けれど今初めて、青年の強さを羨ましいと、そう思った。其れはあの恐ろしい少女を止めた、力の強さのみではなく。]
そのようだ…。
[クレメンスはベアトリーチェをナターリエに託した。
クレメンスの外套と黒服に血の染みが出来ている。]
ベアトリーチェ、少しお眠り。
目覚めればまたおはようの時間だから。
[ベアトリーチェの髪の毛を撫でつけると、
クレメンスはミハエルとエルザの元へ歩いていった。]
こんばんは。
アーベルは……ここで?
[少し距離を置いて立ち止まり、尋ねる]
[息もたえだえ。血は流したままで、
ただ中庭をふらふらと走り回って。
気づけば背中は外壁のふちにおいつめられて。]
はんちゃん?
こわがらないでだいじょうぶ。
ぜったいもう、こんな思い、しないでいいから。
[少女のやさしい、やさしい声。
ああ同じようなことを言って、
彼の妹は人形の胴体をきりさいていたなあと、
ああ、それなら、今、彼女の人形は俺か。]
いやです。ベアトリーチェ、目をさましてください。
君は、だまされているだけで…
「うるさい」
[二人だけ。顔が曇る。]
…私は。
他の人より、
ほんの少し、
知識を求める時間が、
長かっただけの人間、です。
貴女と二人で、二人だけで、また一人になれば益々、
「あの」人狼に、
立ち向かうのは難しいでしょう。
[今までの被害者を思う。
完全に、弄ばれていた。
この中で一番の実力者であった、アーベルでさえ。]
それに、もしかしたら私は、
…人狼たちに、もう警戒されているかもしれません。
[ベアトリーチェとの戦いを思う。]
最後に。
今、人狼が1人だけでも分かっているならまだしも、
まだ特定できていないのであれば。
…私達は動く事が出来ません。
私が下手に嗅ぎまわれば、唯でさえ警戒されている可能性があるというのに、ますます怪しまれ狙われてしまう。
…これだけ悪条件が揃っている。
貴女はそれでも…私に?
[イレーネの、その視線を受け止め、強く見詰めて]
……強く、ねぇよ。
[言いつつ、微かに浮かぶのは苦笑めいた笑み]
単なる、負けず嫌いの虚勢さ。
理不尽な理由付けで、言いなりになるのは……御免だ、ってな。
……俺は……ある意味では、人に使われるだけのモノだった。
だが、自分の意思は。
捨てない。
そうやって、生きてきたから。
……死んだのだとしても、存在が消えない限り……それを、変えたくねぇんだ。
[静かに語る。
青年の内心の思いには当然、気づいた様子もなく]
[それはまるで、くもの糸。
地獄に下りた、くもの糸。
壁に小さくあいた穴。
もう助からないものと思い始めていた。
こんな、年端も行かぬ少女に切りさかれて。
ああ、神様!
(信心をもたぬ自分がこんなところで感謝するのは、
なかなかな筋違いだとおもうけれど)]
[くもの糸を逃すまいと、穴をくぐる。くぐりかけた。
けれども、その瞬間目にしたものは。]
ギャ!!!!!!
[けれども彼の一瞬の安堵は。
追ってくるその少女と、
まったく同じ顔をした首に、打ち砕かれて。]
ふりかえれば、同じ顔。同じ顔。
少女の首。否、彼女には胴体があって…それから、手には武器を携えて……武器?ぶき?
武器ってなんだ?僕にはわからない。
武器ってなんだ?
これは…ベアトリーチェ、
君は、だって、『犯人』の、しくんだことで…
[彼の言葉を待つことなく、
きらきらと、刃がなんども振り下ろされて]
[困ったようにベアトリーチェをうけとって]
ええ、ゆっくりおやすみなさいな。
傷は癒しましょう
[少女の姿にそう囁き、
fatherの姿を見送った。]
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