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嗚呼、全くだ。
[日常の中では其れは普通で、必然。苦痛に思った事など無かった。
けれど世界が変われば、其れは全く無力。
見上げて、微かな苦笑を返し。
其れから同じように、釣られるように窓の外を見て。]
見た?占い師の能力で?
僕を見たのならその答えは出ないはずです。
[息を吸い込む]
[顔を上げてキッと神父を睨みつける]
…そうか。そういうことか。
残酷な神が支配する、神の箱庭。
その神が楽しむための駒として使うのは。
聖職者。
神の声を代弁し、神の代わりに力を振るう者。
そういうことですか。
[震える手で剣を抜き、構える]
ならば、貴方が人狼だ。
[くすり]
…そういえばあったわね。狼を知ることの出来る能力者が。『狂信者』と言うカードだったかしら?
誰の趣味なのかしらね。似合いすぎているわ。
[エルザの言葉に小さく瞬く]
[そうだ、そのカードも在ったのだ]
人狼、でなければ、人狼に組するもの。
狂信者、ですか。
…させませんよ。
僕には力は無いけれど。
エルザをみすみす殺させるようなことはしない。
……なんか、あれか。
初めて、素で笑ったか、お前?
[返された苦笑に、冗談めかした言葉を投げるも。
聞こえてくる言葉。
それは、緊張を招く]
……霊を視る歌姫……護りの力を目覚めさせた俺……。
狼を見切る者がいるのは、確かだろうが。
人狼は、皆、常にそういうらしいね。
[クレメンスは、懐から一冊の本を取り出した]
人狼達の生態を詳しく書いた本だ。
そう、だが、私が何故人狼だと君は言えるのかな?
ジプシーのカードゲームには「狂人」というカードもあるらしい。それは、人間でありながら、人狼に味方するものだ。
では、尋ねよう。
狼に高らかに問う!
[歌うように声が響く]
契約の神、嫉妬する神の僕であるばかりか、あなたは人狼にまで跪くのかしら。
[くすくすと笑う]
…退きなさい、月に魅せられし者よ。自分もまた哀れな生け贄と気づかないの?
・・・ん。
嗚呼、此処じゃそうかもな。
[其れが“苦”笑なのはまあ仕方無いとしても。]
・・・・・?
如何した?
[僕の耳にはその声までは届かないけれど、目の前の青年の緊張ぐらいは感じ取れ。僅か表情が強張ったのが自分でも分かった。]
[エルザの言葉に勇気付けられて]
[全身の震えが止まってゆく]
僕は、狼じゃない。
僕は、自分の事しか分からない。
けれど、自分のことは分かる。
それだけは分かるからこれは言える。
僕を狼と言い切る貴方は、少なくとも狼の側だ!
私達と会話を交わさず、姿を現さず、
エルザのみを大切にしたのは何故だい?
エルザさえよければ、他はどうにでもよいと言わんばかりの態度、私達は団結をしなければならないのではないかね?
そして君は子供だ。君とエルザの関係は、私には伺い知る事は出来ないが、見る限りでは限りなく親密な関係を作り上げている。
そして、エルザは霊を視るものだ。
エルザの信頼を勝ち得、或いは共に行動をなせば、
・・・・・・・・・・・・・・・・・
君は疑いを免れる事が出来ると考えたのではないか?
そうだねえ…
[クレメンスは玲瓏な声に、深いバリトンで応える]
ではエルザ、ミハエルは本当に人狼ではないと言い切れるのかい?
[問う]
死んでから、初めて素で笑う、か。
ムダに共通項があるな、俺たち。
[冗談めかした言葉は、それまでで。
如何した、と問われれば、蒼はやや、厳しさを帯びる]
……『力』を目覚めさせた者同士が。
ぶつかり始めている……。
……俺、近場で見てくる。
[『脱落した』とはいえ、自分もその一人なのだから、と。
そんな思いが働いたのか。
短く告げると、蒼の残影を残してその姿は、庭へと]
僕が心を開放してくれたエルザを慕うのは、それほど不思議なことか?
その身を挺してまで庇おうとしてくれた相手を護りたいと思うのは、それほど不思議なことなのか?
こちらも聞こう、占い師を騙る神父。
貴方がベアトリーチェを庇うのは何故だ?
彼女は無差別に殺害をしようとしたことすらもある。
その彼女をどうして貴方は庇い、人を手に掛ける?
答えろ!
本当に。
[生きて居れば、きっとこんな事も無かったのだろう。皮肉なことだけれど。
その後の言葉に、苦笑は消える。]
・・・『力』。
あ、嗚呼・・・気をつけて。
[つい言ってしまってから、嗚呼そう言えば死んでいるのだと思う。恐らく気をつけることなど無いと。
あの商人の男が前に話していた事だろうか。人狼に対抗する力。]
ほう…では、その行為が人狼である君の心に何がしかの感銘を与えたという事だね?
だが私は、「君が心を解放された事を知らない」
ならば、エルザ以外の全ての人間を殺すつもりかね?
「私は見えただけだ」
そう告げるしかないのが歯がゆいものだ。
…彼女は、終わらせようとし、歌を歌っていただけだよ。
[しかし、あれは…]
[自分の口から誘われるように歌が流れ出たのは一体]
ベアトリーチェを庇う?何を言っているんだい。
[立ち塞がられたまま、問いかける]
さて、どちらにしても私がとるべき行動は一つだろう。
[外套の中に入っている拳銃を取り出すが、
エルザが問いかけると、その切っ先を自分の頭に向けた]
私をこうして君は撃ちたいというのかい?
[問う]
─裏庭─
[硝子の壁をすり抜けて、ふわり、降りる。
気をつけて、という言葉は、しっかりと捉えつつ。
先ほどの場所に。
対峙するものたち。
張り詰めた空気]
…………。
[幼い頃──まだ、母が生きていた時に、世話になった神父。
ここで知り合った歌姫。
彼女と縁を結んだ少年。
その中で、少年に視線を向ける。硝子の少年]
……砕け散るか。それとも……。
[呟きを、捉えられる者は、多分、いない]
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