─PC室前─
ぁ……真崎、君。
ごめ…私…しっかり、しなきゃ、ね。
[慎太郎に名を呼ばれ>>71、我に返る。
青褪めた表情のまま、身体の震えも止まらないけれど、そう弱く微笑んだ。
手にしていたはずのコップのことも、ようやく思い出し。
床にガラスの破片が散らばっているのを見ると、ぁ…と、小さく声をあげたが。]
………っ…桜子、ちゃん…
[自分のせいだと繰り返す桜子>>72を、ぎゅ、と抱きしめた。
マリーを殺したのは彼女じゃない、だから桜子のせいじゃない。
そう言うのは簡単だけれど、だからこそ、いえなかった。
どうしてついていかなかったのかと悔やむ気持ちは、自分にもあったから。]