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─学長室前─
[>>269 向けられる視線に返すのは、笑み]
そりゃ、潜ってりゃ、どーにか生きられるかもしれんが。
……逆の危険もあるでな。
[>>272 軽く返した所に言われた、春枝の言葉は、かなり唐突で]
……はぁ?
なんで、そこではるさん狼説が来るかな。
[素で、裏返った声が出た]
[そこまで言って、ふと、思い至った]
……あれ? ああ、やっぱり、合ってるんじゃない。
[呟く。瞼の裏に思い浮かぶのは露島先輩の顔。
思わず、表情に笑みが乗る。
合ってた。やっぱり、あっちが狼で間違いない。
だってあんなにいつもどおりで、優しくて。そんなの変だ]
守られるなんて柄じゃないよ。
[春の言葉>>271にクツリと笑う。
ゲームの中では何故か守護がつくことが多々あったけれど。
ただでさえ体力のない友の負担になるのはイヤだった]
でも、さ。
春と蛍ちゃんの為なら――…
一度だけ時間を稼ぐ手がない事もない。
ボクが弓を持てば――…
狩人っぽくみえて狼が襲いにくるかもしれない、だろ?
ま、敵わないかもしれないけど……
一矢くらい報いたいよね。
[けれどこれはどうしてもという時の切り札の心算だったから
今、佑一郎は愛用の道具を持たずにいた]
[自分の腕をぎゅう、と力強く握りしめる。
そうだ。においがして、いって、帰ってきた。顔面蒼白で。
彼女は、においがしたあとに……]
諏訪……宮町さんは。
[先ほどの感情のぶれ。話しかけたときの「狼じゃない」と必死に言っていた姿。
自分と似てたから、よけいに。]
[サクラの言葉に、少し考える素振り、
彼女の方を見ながら、それは二人からは見極めようとするように見えたかもしれない]
対抗かぁ、出なければ無実は証明できるんだけどもね?
どうなるかは、ボクにはわからないから。
[何気ない感じでサクラに言葉を返しながら、判定のことを聞かれて、
重なるユリからの疑問の声]
絵で、わかるんだ。
そこの絵が、死んだ人は消えるみたい。
狼だった時は、何か特別に変わるんじゃないかな?
[布のかぶせられた絵の方を見ながら]
まだ、そのときが来てないから、どういう変化が起きるのかはわからないけども。
─学長室前─
[蛍子の返事は聞こえたが、言葉を返す余裕はなく]
逆って、
[慎太郎に返す言葉も、春枝の声>>272に中断される]
……何それ、
何の根拠があって言ってるの?
[唐突に出た春の名前、決め打ったような言葉。
思わず出た声には、珍しく棘が含まれていた]
― 学長室前 ―
[集まる者ら、霊能者という言葉。
それらを聞き、眼前の様子を見据える。
使者も気にかかるが、目の前の生きている生徒らの動向がやけに気にかかり動かず。
徐々に眉間に皺が寄った。]
─生徒会室─
ふぅん、絵で、なんだ。
副会長らしいと言うか何と言うか。
[変わり者の噂は聞いていたから、特に不思議には思わなくて。
この場所だったらそんな不思議なことも起こるんだろうな、なんて軽く考えていた。
何せこの空間では既に非日常の事ばかり起こっているのだから]
―生徒会室―
普段はできなくても、こういうときならって人もいるんじゃないかな?
[一番頼りになりそうな人は、もう狼の手にかかってしまったみたいだけどもね?]
いなければいろんな人に言えば、誰か気づくかもね?
[それからアズマが叫びながらどこかにいった話を聞いて]
森くんが?
何か、見ちゃったのかな?
[いくらでも見るものはあるから、それが何かは本人に聞くのが一番早いんだろうけどもね?]
後であったら、聞いてみようか。
[話すうちパソコン室の前に辿りついた。
けれど扉に手を掛ける。
何か言いかける春>>279に視線を向けて]
あの子が、如何かした?
[露島>>280が考える素振りをするのをじっと見ている。
何気なく返される言葉の軽さに、僅かに眉がよる。
――露島はほんとうに霊なのだろうか、という疑惑は、消えることはなくて。
でも、今はまだ――手をかけるほど、疑っているわけじゃ、ない。
名乗り出なかったら、その限りではなかったけど]
絵で、なんだ……
そ、か……狼……だれ、なんだろう……
[恐い、わからないのが恐い。
誰かを疑って、行動している間は、良かった。
思い込みだろうとなんだろうと、目標が定まっていればその人を疑って疑ってみればいいのだから。
でも、今はまた、わからなくなった。
だからこわい……決められないのが]
……露島君が、霊だって事は誰にも、言わない……でも、狼判定が出たら、必ず、教えて。
でないと――露島君を信じていいのかわからなくなるから……
[力なく告げて、ようやく友梨へと視線を向けた]
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