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――…如何致しまして。
[立ち上がる蛍子>>203の震えに気付けば
そっと手を離して]
怖い……、かな。
[何がとは言わず小さく紡ぐけれど
それは問い掛けではなくただ零れただけの言葉]
― 生徒会室 ―
[露島>>208の挨拶に困惑したような視線をむける。
ずっと絵を描いていたというのに友梨>>212が突っ込むのを聞きいて。
生徒会室にいたはずなのに、システムメッセージが代わっていることを指摘する露島>>211に恐ろしげな視線を向けた]
……どうして、そう、思うの。
やっぱりって、なんで……
マリーさんが……処刑されて、学長が、襲撃されたって出たけど……
ここにいたのに、なんで代わってる、なんて思える、の?
[情報は伝えながら、それでも圧さえきれない疑問を露島にぶつけた]
――……露島君は、能力者? それとも……狼…?
[取り乱した春の姿は学長室での彼の姿と重なる。
落ち着け、とは言わなかった。
名を紡ぎ声を掛けようとして、
蛍子が春へと歩み寄るのが見えたから、動かずにいる]
[春はその手を受け入れただろうか。
許されるなら彼の髪を緩く撫で、拒まれたなら一瞬泣きそうになるのを堪え、触ろうとしたことを謝った。
こちらを振り向く春枝と目が合う。
その瞳はどのような感情を湛えていたろうか、けれど拒む色は無いのを見れば、震えそうになるのを堪え声をかけた。]
…一人で動くのは、やめた方がいいよ。
村をするときもね、いつもそうしているんだ。
考えがまとめやすいからね、結構そうやって狼を当ててるんだよ?
吊れたかどうかは、聞かないでもらえると嬉しいけどね?
[絵のほうを見ながら二人にそう説明するようにボクは語る。
幼馴染ならばまだ理解できたのかもしれないボクの行動も、他の人から見ればやっぱり奇異なものなんだろうね?
呆れた様子の視線や、続く言葉にも動じた様子はなく]
そうだね、皆とも会って情報を増やしてまとめないといけない。
[鏡の事を言い立ち去ろうとする春枝に眇める目。
彼女は初日のシステムメッセージを見て
それを直ぐに受け入れたのだろうか]
春枝ちゃんもガチプレイヤーだったよね。
「鏡」が出てくる一日目のメッセージ覚えてるなら
人狼勝利の時のメッセージも、覚えてる?
『人狼は残った人間を全て食い尽くすと
新たな獲物を求めて去って行った』
若しキミが狼役じゃないなら……
若しこの空間がシステムメッセージ通りの世界になるなら……
人狼勝利の時は狼しか生き残れないのかもしれないよ。
[春の紡いだIDを思い出し釘をさすかのように
そんな言葉を紡いでみせた]
[一之瀬先輩からの声がかかったのは、パソコンルームを覗き終わった頃]
[ぱちぱちと目を瞬いて、頷いた。
考えた。一之瀬先輩が狼なら、今、きっと自分は吊られてる。
確かに、一人は嫌だ]
……じゃあ、先輩が一緒に来ますか。
[自分が怖がられているのは分かる。
挑発するみたいに、試すみたいに、言った。
多分、他の友人達みたいにまた「仲良し」が優先されるんだろうなと半分諦めながら]
[だから、返答を確認しないで歩く。
どこだろう。ここにいないなら、きっと死体の側だ。
留学生の処刑場所には行きたくなかったから、学長室に向かう]
何十回も見ましたから、覚えてますよ。
[EliZeの村参加回数は3回だけだ]
……そんなの、当たり前じゃないですか。
だから面倒なんですよ。
[ユウイチロウからの声は背中で聞いた。
振り返りもせずにそう紡いで、先を急ごうと]
そっか、どこまでもあのゲームに沿う感じなのかな?
[どこか少し考える風に]
アスピヴァーラさんが処刑で、学長のほうが襲撃、だったんだね。
[マリーが処刑だったことは、ハルエの様子からほぼ間違いのないことだとは思っていたけども。ボクは確認するような言葉の後]
アスピヴァーラさんが殺されたことは聞いていたからね。
処刑と襲撃が更新毎に、それが人狼ゲームだからね。
[どこか確信めいた様子]
それに学長が襲われたってなると、力の強さとかは無関係のようだね。一日一回、一日区切りはわからないけどもね?ボク達は選ばされるわけだ。
[役職についての問いには]
百乃喜さんは役職なに?村人って言うようね?
[ボクはそれが答えだという様に]
[春の促し>>221に一つ頷き]
そうだね、戻ろうか。
――…今、学園に残ってる全員が一箇所に集まって
パソコンの表示が変わるまでずっと一緒に互いを見張ってたら
犠牲者って出ないのかな。
まぁ、こんな風にこうしてばらばらに居る時点で
それが難しいことは分かるンだけどね。
[独り言のように呟いて肩を竦める。
蛍子の声とその反応>>223には少しだけ困った笑みが浮かんだ]
こんな状況じゃ仕方ないね。
ん、それくらい警戒していた方がいいよ。
[そうすれば先ほどのような状況にはならないだろう。
気にしていないと言う風にさらりと言葉を返す]
[パソコン室を覗くと、中にいるはずの桜子と友梨はいなかった。
いったいどこへいったのか、眉を寄せ案じたものの、春と佑が狼を探しにいくと聞けば、途中で二人に会えるかもしれないとも考え。
机の上に、桜子のハンカチと水の入ったコップを置いて、部屋を出た。]
─学長室前─
[中に踏み入ることはしなかった。
だから、見えたのは毛布の端だけ]
学長……
[扉が開いた途端に漂ってくる臭いにも、少しずつ慣れ始めていた。
眉根を寄せたまま、慎太郎が戻ってくるまで、じっとその奥を見つめて]
……え、
ああ、そうだった。
[慎太郎に問われ>>215、初めて気がついたように視線を外して、携帯電話を取り出した]
何十回も見たンだ、春枝ちゃんは。
[春枝>>226に対しての違和感。
彼女の気質と言動から彷彿されるのは――]
そ、か。
[それだけ紡いで再び口を噤む。
蛍子が彼女に同行しようとすれば軽くこめかみを押さえ息を吐く]
[携帯を操作した後、画面を見つめて。
小さく息を吐いた]
……人間、だって。
[安堵か落胆か、声に複雑な色を混ぜて、慎太郎には見せずに携帯を閉じた]
百乃喜さん。
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