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せっかくだから、 エレオノーラ は ドミニカ に投票するぜ!
[自分の言葉に不思議そうな顔をするキリルには、苦笑を返すだけに留め。
彼女が今顔を真っ赤にしている理由は流石に解る為、それに触れることもなく歩いていた、が。
膜の中の菓子、更にはミニチュア化してそれにかじりついている自称ブラウニーを目の当たりにして足が止まった。]
…つーか、懲りろよなー…
[呆れてそれ以上言えない。
腕の中のシルキーもその光景に声を荒らげたのは、当然だろうと思う。]
― 中庭・木の傍 ―
[動きを止めることくらいは、きっと出来たろう。そのまま鬼の子に近づいて、肩に手をかける]
頼むぜ、ロラン。まだ栄養が足りないんだ。
[笑みを刻む唇に、ヴァンパイアの牙は無い。別に彼を傷つけたいとは思っていないのだ、ほんとうに…ただ、木には栄養が必要なこと…そして、レイスの元に集まっている者達が、こちらの異変に気付いてくれることが、肝心]
てかねーさん、菓子食ってねーで出てこいって。
[声をかけるが、どうにも要領を得ない様子にあれ?と疑問に感じて眉を寄せた。
そもそもアナスタシアの身体が小さくなっているのがまずおかしいというか。]
……おーい、ねーさーーーん?
[今度は恐る恐る声をかけたが、こちらを見ることの無い様子にただ菓子に夢中なだけなのか声が聞こえないのか判断がつかず。]
なんで、でしょうね。
わたしにも、わからないんですが――
[一度ウートラを見た視線は、グレゴリーへと向かう。
困惑するように揺れる目。
しかし、あやつられていると。
ドミニカの小さな声に、僅かに目を細めた]
……そんな風に、言うものでして。
― 中庭・木の傍 ―
[木は、遠慮なくロランを取り込もうとする。ダンピールの魔力はその後押しを]
……っ!
[間をおかずに、二人、魔力を送るために使うのは、さすがにきつかったが、木の力も強い]
[そうしている間に菓子を食べきって、こちらに戻ろうとしたアナスタシアと目が合って。]
あ、気付いたっぽい。
[ぱっと表情が明るくなった彼女がこっちに駆け寄ろうとするのを見て、やれやれ、と苦笑しかけたのだが。]
……は?
[ぱよん。
という感じに跳ね返されて倒れるアナスタシアの姿に目を見張った。]
― 中庭・木の傍 ―
[ロランは抵抗しただろうか?いずれにせよ、木から大きな力が…以前よりも歪んだ形で放たれたことに、気付いた者もあったはずだ]
[そして、その力が、思いも寄らない形で、誰かを巻き込むようなことも、あったかもしれない*]
…あんまり無理しないようにね。ニキ。
[異様な空気も気にせずに、娘はそっと立ち上がり。
思い人へと身を寄せて、己の変化を静かに解いた。]
(力を外に出すんなら、こっちの姿のが楽だしね。
負担肩代わりはできないけど、消耗を癒すぐらいなら…)
[本から静かに流れる力は、果たして彼に合ったかどうか。]
操られている?
コイツが?
[ハッと気づいた時には掴んでいたはずの手は逃れておりました。
部屋へ足を向けるその背を追おうと動きます。]
――おい、まてレイス!
[もしも、その力に巻き込まれたのが、ダンピール自身でなかったなら、次にそこに来た者は、木の傍に倒れている彼を見つけることになるだろう*]
え、ちょ…ねーさ、
[手を伸ばそうにも、キリルを抱えているせいでそれも叶わず。
思わず足を踏み出しかけて、アナスタシアが手を上げてこちらを制しているのが見えて動きが止まった。]
まさかとは思うけど、さ。
……出れねーの?
[こちらの問いかけが膜の中にまでは届いたかどうかわからないが、今見た一連の出来事からそう判断するのは容易なことで。]
…………ねーさん、菓子に目、眩みすぎ。
[呆れた声音で、ぽつりと呟いた。]
― 廊下 ―
あやつられ…?
[ユルユル][力の抜けた手でドミニカの肩を撫でていた]
[切れ切れな小声に困惑顔でレイスを見る]
そんな風には見えない、けど。
[けれどドミニカが怯えているのも事実]
[困り顔のままユーリーたちの顔を見回した][キョロリ]
― 廊下 ―
な、なにするんじゃよぅぅ、
やっぱりお前さんが悪い人じゃないとか嘘じゃよぅぅぅぅ!
ちゅーかレイちゃんが操られてるとか何事――……
[抗議の声と這い上がろうとした動きが同時に止まった]
……………おおおぅ?
[今度は自ら頭を引っ込め、ぺたりと地面に身を付ける]
また、かしかしちゃんが動いた……?
[ベルナルトの呟きは、最もだと頷きつつ。
きっと彼も頭痛がしそうなのだろうなとふと。]
[気付いたっぽい、と言う言葉に]
ナースチャ、少しは解ってくださいまし!
貴女は今回、ホストですのよ?
[と、お小言を出しかけて。
呆れたような声に、目をぱちぱちと瞬かせた。]
………。
この膜、木の中ではものすごく強いのですね…。
[それとも、力が弱っているからなのだろうか?
妙に、菓子が大きく見える。]
…………
え?
あ、あれ…?
[アナスタシアと、同じくらいの、菓子。]
べ、ベルさん…御菓子、大きくないですか…?
[と、問いかけた。]
─ 廊下→中庭 ─
……んぁ?
[さて、どうしたものか。
ある意味、ここは魔人に任せた方がいいんじゃないか、なんて。
そんな風に思った直後、何か、感じた]
……なん、だ、コレ?
[力の流れる感触は、知ってるような、違うような、なもので]
あー……後で、ここの状況のレポ頼むっ!
[そちらに引かれた意識は、誰に言うでなくこんな言葉を投げかけさせ。
力の流れを辿るよに、ふわり、空間を渡った。**]
せっかくだから、 ユーリー は エレオノーラ に投票するぜ!
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