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― 早朝 ―
[下に降りれば、ユーディットがせわしなく動いていた]
[早く起きれば、珍しいとか言われたかもしれないが、こちらは心外である。そもそも同じ屋根の下で夜を越したことなど、今回が初めてなのだから]
[手伝おうか、と言い出して、実際いいようにこき使われた。こういってふざけて笑いあえる時間もそれほど長くはない。ここから生きて出ると決めたのだから]
[何かを取りにいくといって火の番をまかされる。
そんな"彼女"の後ろ姿をついてゆき、開きっぱなしの私室の扉を閉じた。備え付けの鏡にうつる自分の姿に、"彼女"は言葉を無くしただろうか。それとも性質の悪いジョークだと思っただろうか。まぁ、その判断をする前に、男の手が動いて、"彼女"は文字通りに言葉を無くすのだが]
外に出てもらおっか
部屋汚したら悪いだろーし
死にたくない。こんなところで。
まぁ、誰だってそうだとは思うけれども……
[片手で銃を弄び、残る月の女神の加護で、手だけを獣へと変じさせ、ユーディットの喉笛をひねりつぶした]
[血の痕を転々と残しつつ去る"彼女"を追いかけ、雪の道へ]
→ 集会場外
[少し集会場から開けば、上着の内側に仕込まれたもう一つのおもちゃを銃につけた。
お手製の消音器である。銃メーカーのオーダーメイドの注文品のみで使用できる銃弾の相談にのった時に作ってもらったのである。
家で遊ぶ時はほどほどにしろよー、といわれたが、まさか渡した方も人に向けて撃つ為に使われるとは思ってなかっただろう]
[カチャッ]
[機械的な排莢音とともに、"彼女"の命は失われる]
[こんな月の端しかない力足らずの時間。それでも殺せとささやく女神の声。
自分の"狩り"で自らの爪や牙で仕留めないのは確実性か、ポリシーか。問われれば後者である]
[我思う故に我あり、というラテン語があるが、お前は人間か人狼か、と問われれば人間だと答えたかった。月の女神がそのまま殺せ、と命じはする。それに身をまかせればきっと楽になるのも理解はしている。だが、それに流されたら、自分の命は守れない。
"事件"を起こして無残なことになる同胞の話を伝え聞く都度、ああはならない為の覚悟を固めた。
だから、人間の道具で、人として、人を殺める。
人狼だと自らの正体をしった時は、悲劇の主人公ぶろうかと思ったが、そんなことをして腹が膨れるわけでもない。強かに、自らを護る為にもそれは必要な儀式だった]
[まだ誰もこない、金色の獣のひとりっきりの朝ご飯]
[埋め込まれた鉛を回収し、ぺっぺ、と、自分が脱ぎ捨てた服に包んだ]
[上体を脱がせば、"彼女"は"彼"だということが知れ]
[銃弾を撃ち込んだ喉を証拠隠滅の為に噛み砕き、咀嚼する。久々の若い血肉の味に喉に潤いがもたらされ、だるさが軽減した気がした。ついつい尻尾ふりふりしながらご飯をいただいてしまう。日向が気持ちいいのもあるだろう。だが。
噂の"花"持ちの、すごい味はしない。ひとかみ、ひとかみして得ていくのは、逆に彼が花持ちではないという"知識"ばかり]
そっか、それでお前さんは……そんな刺青を。
馬鹿だなぁ――だから死んじまうんだぞ。
いや、馬鹿じゃねえか、実際ひっかかった俺が馬鹿か。
そんなになっても、守りたかったんだな。
[ものとなった彼を見下ろす眼差しは、羨望に満ちていた]
[敬愛するものを守って死ぬ。まるで三文小説の煽り文句だが、それがうらやましい。それすらも、月の女神の導きによって自らには許されないかもしれないのだ]
[もしも、その導きに反することができるなら――……]
[ぎり、と歯ぎしりをしていた。気が付けば]
――おーい、リーチェ。こいつはダミーだ。
蒼花は他にいる。
困ったことになったなぁ。
[起きているのか、呼びかけた。遺体は外にあることを知らせて、自分は器用に前足でベルトで服をたたんで、口で裏地を甘噛みして服を持って帰った]
[余談:窓から風呂にどぼんした。気持ちよかった。風呂場で水が飛び散っているのも、きっと湯気のせいにされてしまうだろう**]
─ 昨日/集会場外 ─
ああ、続く。
[エーリッヒの言葉>>69に返す声は短い。
途切れた言葉の代わりに向けられた疑問には、答える前にエーリッヒを見詰める一拍の間が空いた]
………俺のは慣れでしかねぇ。
動じずに居たいと思うなら、現状を受け止めて、人の死を許容する覚悟を決めな。
[人の死を見るのも齎すのも、村を出ていた間に慣れてしまった。
そしてその時に既に『場』を体験してしまっている。
現状を受け入れるのが早いのも、識るが故の慣れと言って差し支えなかった。
動じずに居る条件を口にした後は、相手の反応を見ぬままにベアトリーチェを宥めに向かうのだった(>>47へ続く)]
─ 昨日/→広間 ─
[ベアトリーチェを連れて戻って来た後、外へ向かうゼルギウス>>61には自分が行けぬ代わりも含めて頼み見送って。
一通りが終わった後に、エーリッヒの謝罪>>70に立ち会う。
非常に残念な感想を聞けば、もう一度殴ってやろうかと思ったが、的確な突っ込みはユーディットから為されたのでそれ以上のことはしないでおいた。
助けを求めるような視線をミハエル>>75から受けると、何となく苦笑してしまう]
褒められたなら笑って受け止めておけば良いんだが、ありゃ問題だわな。
言い方が悪い。
[全ての責任をエーリッヒに押し付けた]
[その間も腹にはしっかりと食べ物を入れ、ベアトリーチェが寝入ってしまったら部屋へと運び>>49>>53。
それが終わればそのまま部屋へと戻って行ったのだった(>>55に続く)]
―朝 集会場外―
[またの騒ぎに、長い一日が終わり、再び長い一日が訪れる予感がした]
[叫びは確かに外から聞こえた。あわただしく階段を下りて、外へ出、……そして、遺体となった彼を抱きしめているミハエラの姿を見つけた]
ユーディット……な、何で……
[貴族様、ユーディット、って区別して読んでいたら、自分も名前で呼ぶなと突っぱねられてしまった日。でも、こんな時もそんな他人行儀な呼び方なんてできやしなかった]
[先のことよりも、紅く濡れた彼女に、声をかけた。 >>65 ゼルギウスと同じであった]
ミハエラ。そのままじゃ、風邪引く。
着替えてこいよ。このままじゃ、ユーディットも、つらいだろうから。
[>>75 身上書の書き直しをした後で知った本名を呼ぶ。
血は凍れば容赦なく体温を奪うだろう。またいつ吹雪くかもわからない]
[何ごとかゼルギウスがミハエラに言っていたが、シーツを取りにリネン室に行った自分には聞き取れなかった]
ゼルギウスが何かミハエラにいってたな。
――さて、何の相談なんだか。
最初っからこの騒動について心構えが違うと思ったのは、ゼルギウス先生、クレメンス先生――そして、昨日からはラーイも。
そして死者が何者かわかるローザねえさん、か。
うっへー、全員が正体を交換しあったら、あと残るのは、アマンダねえさん、ブリジット、おれ、リーチェ。こんだけか?
きっついねー
[その中に、無意識に含まれないミハエラの名前。名前がうまく思い出せないから含まれていない、というほど残念な理由ではない、はず]
─ 翌朝/個室E ─
[普段起きると同じに目覚め、ベッドから身体を起こす。
それは悲鳴>>59が聞こえるだいぶ前のこと]
……あ゛ー、起こされなかったか。
まぁ、まだ花のことは明かしてねぇしな。
[矛先が向く可能性は低かったのだろう。
だが、油断して彼女が襲われてしまうのは避けたかった]
ウェンデルがどうだったか知らねぇが、まだ居るようだし。
さぁて、またヤらねぇと。
[左手の呪印は消えていない。
それはまだ”役目”が終わっていないことを示す。
そのことを認識すると、ひたり、と昏いものが意識を取り巻いた。
流されるままに呟いた自分に、はた、と目を瞠る]
…っぶねぇ、今回は呑まれるわけにゃいかねぇっての。
[自分の変化に冷や汗が背中を伝った。
一つ深呼吸すると、嫌な汗を拭い去ってから新しい服に着替えていく。
昨日仕込んだものも、改めて服に仕込み直して。
手には呪印を隠すために黒の指貫グローブをはめた。
両手にはめられたそれにも仕込みがあるのは言うまでもない]
[それが終わった頃だったか、姪の悲鳴が聞こえたのは]
─ 翌朝/→個室C ─
[悲鳴を聞きつけ階下に下りると、扉が開け放たれていたのはミハエルの部屋の隣だった。
そのまま中に入ったが人は居らず、窓までもが開け放たれているのを見て、直ぐに窓へと駆け寄る]
ミハエル!!
[窓の外に見えたミハエルの姿に、焦りを交えた声を張った。
そのまま窓に足をかけ外へと出て。
惨状を目の当たりにし、何があったかを知る]
襲われちまったのか…。
…ミハエル、大丈夫か?
[問いかければ、ミハエルの泣きそうな顔>>60が見えた。
問うたのは外傷ではなく、精神的な部分について。
グローブに覆われた右手がミハエルの肩へと置かれた。
ミハエルとゼルギウスとの会話は済んだ後だったようで、内容は耳にしていない]
―集会場外―
[シーツと、それからスコップを持って戻ってきたときは、ミハエラもユーディットから離れていただろうか。
手際がよくなっている自分も、何か心がマヒしているような気がして怖くないといえばウソになる。それでも、立ち止るわけにはいかないのだ]
ミハエラ。ユーディットって、本名何っていうんだ?
いや、いいたくなかったら別にいいけれど。
祈ろうにも、名前知らないと、あの世に通じねえかもしれないから。
[自分の上着は汚れるが、この騒動が始まって、初めて自ら死体に触れた。全く吐き気を催さないといったら嘘になるが]
/*
・現在の仕込み装備
靴:爪先に仕込みナイフ。踵にも取り外し型のナイフ有。
左腕:仕込みチェーン。防御にも使える。
グローブ:手の甲に鉄板。
決まってる分をメモがてら投下。
後はベルト周辺で良いかなぁ。
基本的にナイフ複数持ち。
陶芸家 アマンダが「時間を進める」を選択しました。
─ 前日/集会場 外 ─
……うん。
俺は、大丈夫。
[一部始終を見ていた姉の問いかけ>>66に、一つ、頷き。
大輪の朱に気づいた後の様子に、一度目を閉じた]
そう。
俺、が。
[ゆっくりと目を開けて、短く紡ぐ。
静かな様子は、どこか感情薄いもの。
それでも、エーリッヒの軽口>>45には苦笑を滲ませるなど、そんな所には常の様子も見受けられた。
ともあれ、埋葬のために手を開けねば、と。
銀の十字剣と手についた紅の痕を拭っている時、何か、疼きのようなものが感じられた]
[天鵞絨を僅かに細め、周囲を見回す。
捉えたのは、こちらを見るミハエルの姿。>>48
その装いに首を傾いだのは一瞬。
朱花が帯びる微かな熱に、感覚が『何か』を理解する。
けれど、その場で何かいう事はなく。
その視線が逸らされると襟元を正そうとして]
……ゼル?
[やって来たゼルギウス>>62の表情のなさに、僅かに眉を寄せる]
手伝ってくれるのはありがたい、が。
……無理は、するな。
[ぽつり、もらした言葉に足元の茶猫が低く鳴いたのは已む無しか。
ともあれ、埋葬のために動き出し、それが済むと修道士としての祈りを捧げ。
中に戻ると用意されていたタオル>>54を受け取りはしたものの。
少なくない返り血を浴びた状態では周囲も落ち着くまい、と湯を使う事にした]
─ 前日/浴室 ─
[一度部屋に戻って準備をし、浴室へ。
湯を使うべく黒の装いを脱ぐと、否応なしに艶やかな朱が目に入る]
……なるほど、確かに蚯蚓腫れに見えなくもない。
[鏡に映る朱の茨の蔦をつい、と撫でて苦笑した後、湯を使う。
温もりに包まれる事で、刹那、張り詰めていた気が緩むものの。
天鵞絨に浮かんだ多様な感情は、閉じた瞼の下に隠された]
─ 翌朝/個室I ─
[結局、湯を使った後は広間に戻る事はせずに個室に戻っていた。
とはいえ、すぐに眠る事もできず。
夜半近くまで続いて流れたオルゴールのメロディに、気づいた者はどれだけいたか。
やがて訪れた目覚めは、酷く気だるいもので]
ん……なん、だよ。
[聞こえてきた悲鳴に、数度、瞬いて。
それでも、動かぬ訳には、とゆっくり起き出し、階下へと向かった]
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