─ →食堂─ ……ありがとう、ございます。[差し出される黒レースのハンカチを受け取り、目元を押さえる] 何であんな娘に、こうまで惨いことが出来るんだろう。[恐怖からか引き攣るように喉を鳴らし問いかけるノーラに俯きながら呟いた。食堂に着けば、程なくエーリッヒが姿を見せロミの遺体を家に返してやることが出来なかったと辛そうに告げる] ロミ嬢は……人狼なんかじゃなかったのに。 こんな仕打ち、酷過ぎるじゃないか。[女は拳を握り締め、今も此方を監視する自衛団の男に向けて吐き棄てた]